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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
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第百九十六話 模擬戦開始的なお話

「おはよ〜、レント。」

「おはよう。」

「おはようございます、お兄さん。」

「おはよう。セフィア、リリン、ルリエ。」


俺が素振りをしようと朝起きて、移動をしようとしたら三人が起きて挨拶してきた。

昨日は昼寝したりしたからかな? 三人とも早起きだ。


「レントは今日も素振りするんだよね?」

「私もやる。」

「じゃあ、私は朝ごはんの準備をしますね。」


俺が口を挟む前に全てが決まってしまったが、何か困るという事もないし別にいいか。

それよりも、うちの狭い庭で三人も素振りなんて出来るかな?


確かに庭は狭かったが、なんとかなった。

でも、これ以上人を増やすのは無理そうだ。

少しでもスペースを作れるようにと三人並んでやったけど、薙を入れたらぶつかりそうになっちゃったしね。



「セフィア、リリン、あとアカネも。ちょっといいか?」

「どうしたの?」

「?」

「何?」


素振りも終えて、ルリエの作った朝食をみんなで食べている時に問いかけた。


「今日はひたすら訓練したくて。それで模擬戦の相手をお願いできないか?」

「昨日言っていたやつ?」

「そう。恩恵のお陰でステータスは高いけど、ただそれだけの中身がスカスカの奴にはなりたくないんだ。」

「うーん、分かった。いいよ。」

「私もやる。」

「私もいいわよ。」

「ありがとう。助かるよ。」


よし。

訓練相手も用意できたし、後はひたすらやるだけだな。

そうと決まれば早速………ご飯を食べよう。


朝ごはんもしっかりと食べて、準備も整えたのでギルドに向かおう。


「それじゃあ、行ってくるね。昼は向こうで食べてくるから。」

「はい。いってらっしゃい、お兄さん。」


ルリエに見送られてギルドに向かった俺たち。

そしてギルドに着いたので訓練場に入り柔軟やウォーミングアップをする。

これらを怠って怪我したら元も子もないからな。

それらも終わったので早速模擬戦だ。

まず最初の相手はリリンだ。


「じゃ、行くよ。」

「来い。」


短いやり取りの後、リリンが突っ込んでくる。

やっぱり速い。

ただ待っているだけでは簡単にやられてしまう。

だから俺からも向かっていきまずは軽く薙を入れるが躱される。

しかしこれは牽制が目的だがら躱されても問題は無い。

刃を返して全力で振り抜く。

でも、これも防がれてしまう。

やっぱり最初が緩すぎて簡単に見抜かれてしまったのかも。

防いだ方とは逆側から蹴りが繰り出されたのでバックステップで躱して距離をとる。

さて、どうし、よう!?


「はっ!」


少し離れたのでどうしようか考えようとした矢先にリリンからの鋭い一閃が放たれ、なんとか剣で防ぐが無理な体勢になってしまい、バランスを崩しそこを突かれて思いっきり蹴りを食らってしまい地面に転がされる。

手を使って素早く体勢を立て直すが既にリリンの姿はなく、後ろから


「チェックメイト。」


との声が聞こえる。


「参りました。」

「ん。」


振り返ってみれば、俺の攻撃は難なく防がれ、向こうの攻撃に押されっぱなしだったな。

俺は剣だけだがリリンは蹴りを使ってきた。

それだけで手数に差が出てくる。

スキルが無いからって使えないわけでは無いから使うべきかな?

でも、俺は前にそれをやって上手くいかなかったんだよな。


うーん。

今はそれは置いといて次に行ってみるか。

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