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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
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第百八十三話 お願いがあります。的なお話

病弱の方を書いてたら少し遅れました。

「着いたー。」


ラングエルトからカインに帰ってきた。


「しかし、もう夕方ね。夕食はどうする? もし良かったら一緒に食べない?」

「いいよ。どこで?」

「後のお楽しみ。」

「了解。」


さっきシアが言ってた通り今は夕方。

そして夕食を一緒に食べることになった。

となればみんなを呼びに行かないとな。



「すみません。失敗しました。」

「そうなんですか? 大丈夫だと思ったのですが。」

「まあ、怪我しないように全力の魔法を一度撃っただけでしたから。」

「そのまま戦わなかったのですか?」

「一撃くらっただけで死ぬかもしれないと言われてましたから。まだ死にたくないし死なせたくないですしね。」

「そうですか。心苦しいですがこれも規則ですから。」

「分かってます。」


依頼を失敗すると成功報酬の一割を違約金としてギルドに支払わなければならない。

成功報酬七十万の一割、七万。

報酬が高い分違約金も結構するな。


「はい。確かに頂きました。それと、お願いがあるのですが、いいですか?」

「なんですか?」

「レントさんには明後日のEランク昇格試験の試験官をお願いしたいのですが。」

「試験官? Dランクの人がやるんじゃないんですか?」

「ランク指定は2ランク以上上の人というだけですから。」

「そうですか。まあ、いいですよ。適当に戦えばいいんですよね。」

「はい。」


この場合の適当は要求通りとかそういう意味だ。

今度リィナさんにでも鍛えてもらおうと思っているが、まあ、新人相手ならば問題ないだろう。


「軽く打ち合わせをしたいのでお疲れのところ悪いのですが明日の三時ごろに来てくれますか?」

「分かりました。」

「あの、僕も手伝っていいですか?」

「私も。」

「そうですねー、ではお願いします。今回は少し人数も多いですから。」

「それでは俺たちはこれで。」

「はい。お疲れ様です。馬車はそのまま外に置いておいてください。後でギルドのものが回収しますので。」

「わかりました。」


懐かしいな。

そういえば俺が試験官を倒して、なんだかんだあってその結果そいつがこんにゃくになったんだっけ。

蒼井たちはいつごろ受けるんだろうな。



「は? 明後日?」

「そう。明後日昇格試験なの。」


これは驚いた。

まさか俺たちが依頼で出ている間にそんな段階になってるなんて。

しかし、これはちょっと面白いかも。

明後日試験官やるってのは秘密にしとこう。


「そうそう。これからシア達と外で食べるから準備して。それとも既に予定ある?」

「それは大丈夫なんだけど、ちょっと臭うよ。」

「へ?」

「行く前にお風呂入ったら?」

「………そうする。」


ま、まあ、野営とかしてたし、お風呂なかったししょうがないよね。


「お風呂行こっか。セフィア、リリン。」

「うん。」

「ん。」

「二人も、俺たちの後で悪いんだけど入ってく?」

「そうするわ。」

「あ、ありがとう。」


シアが自身の匂いを嗅ぎながらそう言った。


そして、俺たちが出た後にシア達が入ってからみんなでシアのオススメの店に行った。

パンが自慢で、日本の食パンに匹敵するくらいフワフワでした。

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― 新着の感想 ―
[一言] 中途半端に攻撃して怪我でもさせようもんならより凶暴になって人間を襲うって可能性がない物語なのな
2019/12/29 10:34 退会済み
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