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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
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第百八十二話 男のロマンです。的なお話

う〜ん。

なんか、身体が重い。

えーと、昨日は確か、ハードジャイアントを倒せなくて逃げ帰ったんだっけ。

それでなんで身体が重いんだ?

目を擦りつつ目を開けるとそこには俺に抱きついた形で寝ている半裸の美少女がいた。

というかシアだ。

部屋備え付けのバスローブを着、寝ていたからなのか若干はだけて脚や胸元が見えそうで見えない状態で俺の上に抱きつくようにして寝ている。

何故こうなった!?


この状態は非常にまずい気がするが残念ながら俺にはどうしようもない。

両手は使えるが下手に起こすとあらぬ誤解をされてしまう可能性がある。

ここはアレしかない。

………寝よう。

寝てる間に勝手に起きてもらってどいてもらおう作戦だ。

そうと決まれば、羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹……………………………………必死な羊が四十七匹が狼を、追って……むにゃ。



すごい夢を見たな。

まさか、あのまま羊が狼だけじゃなく牛も、豚も、馬も、熊も、ドラゴンも全部倒して食べるなんて。

まあ、いいや。

二度寝して頭もスッキリしてるしシアも俺の上からどいて………いない?

というか


「シアさんや。いったい何してるのかな?」

「ふへぇ!?」


そう。

二度寝する前は俺の上にいた筈が何故か今は隣にいてしかも腕枕する形になっており、なおかつシアの美少女顏が目の前にある。


「ち、違うの。ちょっとまだ眠くて、でも狭いし上にいちゃ悪いと思って、それで仕方なく腕枕してもらってただけで、ちょっと憧れてたとかそんなこと全然ないから!」

「えーと。シアが腕枕に憧れてたのはよーくわかった。」

「っ!」

「それと、美少女エルフの添い寝は男のロマンです。」

「ばか!」


改めて、今の状況を確認すると二つの大きめのベッドをくっつけており。………そういえばツインとダブルの違いってなんだろう?

まあ、大きめのベッドでいいよね。

んで、俺の左隣にシアが、右隣にセフィアが、セフィアの隣というか前にリリンが寝ており、ルナがリリンに抱きついていた。

いいもの見れた。


そして時計を見てみると時間は八時を回っておりこのままだと朝ごはんを食べ損なってしまう。

なので寝ている三人を起こして食堂に向かう……前に部屋に送る。

着替える必要があるからね。

二人が着替えてる間に俺達も着替え、合流して朝ごはんを食べる。

どうやらここの朝食はブュッフェ形式のようで、ちょっと冷めてるのが残念だった。


折角の領都だし、チャーシューとメンマの極意が知りたいしというわけでお昼を食べてから出発することになった。


それからはルリエやアカネに蒼井、レイダさんへのお土産を買ったり、領都の露店でいろいろ買いだめする。

ブレードマンティスの足の唐揚げって……あれ、食えるの?

そんなイロモノもそれなりにあるが、カインでも見かけるようなものもスパイスが効いてたりして味が変わっててで面白いな。


そしてお昼にヨージさんのラーメン屋ではなく魚料理を扱っているお店で食べる。

そう頻繁にラーメン食べたら体に良くないからね。


ちゃんとヨージさんのお店にチャーシューとメンマの極意を聞きに行ったぞ。

そしたら、さすがに教えれないと言われた。

まあ、しょうがないよね。

その代わりに麺に醤油ダレに油にスープ、更に新しく味噌ダレにチャーシューとメンマをくれた。

本当にいい人過ぎるよ。

貰いっ放しは悪いので以前釣った魚を何匹かあげてから領都を後にする。


そして、野営で一泊するが、特に問題はなく無事にカインに着くことができた。

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