表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
194/1489

第百七十六話 今日も行列的なお話

馬車を置いておけるような宿ってどんなところなんだろう。

前に泊まった所は高いしきっとあるんだろうけど、やっぱり高いんだろう。

正直に言ってまだ泊まる気にはなれないな。

あそこのベッドは気持ちよすぎて依頼途中に泊まるには向かないと思う。

だから他の所を探さないと行けない……となればやはり門番さんに聞くのが一番かな。

便利屋扱いするのはかわいそうな気もするけどそれも仕事の内だよね。


そんなわけで聞いてみるとめっちゃいっぱいありました。

というか、ほとんどの宿が場所代を払えば置けるそうです。

それなら料理が美味しいところを聞くと白き泉亭という所が水にこだわっていてシチューやスープが特に美味しいと教えてくれた。


門番さんに聞いた通りに進んでお目当の白き泉亭に到着する。

運良く二部屋取ることが出来た。

そして俺達で満室になったんだから本当に運がいい。

馬車の場所代を払ってからヨージさんのお店に行く。


相変わらずすごい行列だ。

これではメンマの極意もチャーシューの作り方も聞けないな。

まあ、それは後でもいいか。

流石に今夜行くのは依頼に影響するかもしれないし控えるけど、ハードジャイアント戦が終わったら是非聞きたいものだ。


「おっ、レントじゃねぇか。それにセフィアの嬢ちゃんも。久しぶり……って程でもないが元気にしてたか?」

「もちろん。」

「そっちの子達は初めてか?」

「いえ、前に一度寄らせてもらいました。」

「私は初めて。この前レントに作ってもらったけど。」

「で、どの子がレントの嫁だ?」

「私。」

「おー、そうか。随分とかわいいな。で、もう一人はどっちだ?」

「いえ、私達は違います。今日は依頼の通り道だったので、その子は留守番しています。」

「なんだそうなのか。ま、いいか。それで何にする?」

「俺は醤油で。」

「僕もレントと同じので。」

「とんこつ醤油。」

「私は塩ラーメンってやつを。」

「わ、私もそれを。」


俺が前に貰ったのは醤油なんだよな。

でも、ラーメンといえば先ずは醤油でしょ。

次来るときはとんこつにしよう。

あれ?

でもとんこつって豚の骨だよね。

ひょっとしてオークだったり………それは無いか。

普通に豚とかいるよね、きっと。

それにボアもいるから大丈夫だよね。


「へいお待ち。」


お、きたきた。

まだ外には行列が続いてるしさっさと食べないとね。



うん。

やっぱり美味しかった。

他のみんなも満足しているし。

この後はどうしようかな?

………そうだ。

リリン用の杖を買おう。

リリンもシャドウオブデスピアーズを覚えて攻撃する事になったわけだし少しでも威力の底上げしたほうがいいし、今後も役に立つかもしれないからね。

そう提案すると特に反対意見が出ることもなく木工屋に向かう事になった。


そこでリリンは杖を手に入れた。

これで俺たち三人の杖を手に入れたことになるな。

そのついでに蒼井やアカネ、ルリエの分も買おうと思ったが、やっぱりこういうのは自分で選んだ方がいいと店の店主に言われた。

その通りだと思ったので買わずに店を出る。

こういうのは商売だからむしろ勧めるべきだと思うんだが、買わない方が良いという店主には仕事に誇りを持ってるんだと分かり好感が持てる。

今度は三人を連れて来よう。


そうして俺達は露店を適当に冷やかしてから宿に帰る。

途中で食べた蜜菓子は美味しかったのでお土産にしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ