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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第一章】冒険者になろう。
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第十八話 初告白的なお話

本日二話目です。

ゴブリン退治の後、セフィアがリリンと話がしたいというのでギルドで別れた。


急に時間が出来てしまったな。

まあ、丁度いいか。

以前なんだかんだで渡せなかったセフィアのヘアピン。

でも、今となってはセフィアだけに渡してリリンには無いってのは可哀想だと思ってたしこの時間にリリンのも買うことが出来る。


リリンには何が似合うんだろう?防御力を上げるタイプで何かいいのがあるといいんだけど。


そんな事を考えながら店をまわってると、面白い物を見つけた、というより声を掛けられた。


ー共振の指輪ー


魔力を流すと対となる指輪が振動するという効果がある。冒険者のカップルがエンゲージリング代りに好んで購入してる。


なんて謳い文句を言われてしまった。

どうも、セフィアとのデート(だといいな)とおっさん'sの騒動を見られてたようでそういう風に見られたようだ。


別にニヤけてなんかないし。

店の人におちょくられてなんかないし。


それはともかく。

三セット購入した。

宝石が付いていて上位互換みたいのもあったがそれは高くて買えなかった。

カラーバリエーションが幾つかあって、黄色と水色、そして素のままの三つを選んだ。


一気に懐が寒くなった。

でも、後悔はしていない。

これがあればいざという時に連絡がとれるし、長さや回数を調節すればモールス信号みたいに目的を伝える事が出来る。


その後リリンへのアクセサリーを探しを続行する。

DEF+2の花の形の髪飾りだ。

白をベースとしているしきっと似合うはずだ。


俺の美的センスがおかしくなければ。


その後はラビットの串焼きの匂いに釣り上げられたりしつつ、宿屋に戻る。


「ただいま。」

「お、お、おかえり。」

「…………。」


宿屋に戻ってみたがどうも二人の様子がおかしい。

挙動不審というか、なんというか落ち着かない感じだ。

こういう時女の子になんて声を掛けていいか分からない。

取り敢えず武器の手入れをして時間を潰す。


そうこうしている内に18時を少し過ぎたくらいになっていた。

夕食の為に食堂に三人で向かうもやはり口数は少なく気まずい感じで夕食は終わり部屋に戻る。


このままじゃいかんと意を決して声を掛ける。


「えっと、元気?」

「はい?」

「…ん?」


俺のバカー!言葉に詰まったからって元気?はないだろ。

自分の不甲斐なさに軽く悶えてると笑い声と共にこんなお言葉を貰う。


「あはは…何言ってんの、もう。」

「…ふふっ。変なの。」

「そんなレントにお話があります。」

「…私と。」

「僕たちと。」

「「付き合ってください。」」

「はい?え、それってどういう意味?」

「つまりは僕たちはレントの事が好きだってとこだよ。」

「ん。返事は?」

「ちょ、ちょっと待って。」


え、二人が俺の事を好きだって?どういうこと?

そもそもリリンどころかセフィアとだって会ってからまだあんまり時間経ってないぞ。

なのになんで?

いや、まあ俺も二人のこと好きになってたけど。

でも幾ら何でも早くない?

とふと二人を見ると不安そうにこっちを見ていた。


そりゃそうだよ。

告白して不安にならない奴なんていないって。

本気であればなおのこと。

大事なのは時間じゃなくて俺の気持ちだ。

そんなの決まっている。


「俺も二人の事が好きだ。だから二人とも、俺と付き合ってください。」

「「はい。」」


これまでの人生は恋人いない歴=年齢だし、というか告白された事もした事もない。

自分は二次元にしか興味無いのか、それともエイセクシャルなのかと考えたこともあったが、遂に恋人が出来ました。

それも二人も。

なんてのんびり考えていたらリリンに襲われました。


なして?

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