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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
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第百六十話 最速を目指すそうです。的なお話

なろうの一度ハマると次へ次へという中毒性が怖いです。

コミックウォーカーで知った賢者の孫の続きが気になって気になって。

「さて。これからどうしようかね?」

「そうだね〜。今日丸々空いてるからね。」

「あ、私はこれ使ってみたい。」


蒼井がそう言いながら魔法銃をアイテムボックスから取り出した。

そういえばこれがどんな風に攻撃するのか? 魔力消費はどうなるのか? といった事は何にもわかってなかったね。

なら今日はギルドで練習するべきか? いや、これは確かこことは違う異世界で貰ったとか言ってたからギルドで使うのはまずいかも。

でも、魔物討伐するなら誰かに見られるかもだし………取り敢えず、今は隠しとこう。

べ、別に、面倒くさいから考えるのを放棄したんじゃないぞ。


「簡単な依頼でも受けて試してみるか?」

「オラ、ワクワクしてきたぞ。」

「「「「オラ?」」」」


そのネタをわかる人はこの世界には殆どいないぞ。

それに魔物との初戦闘でワクワクするのは異世界人か、世間知らずだけだと思う。

俺はそんなこと考える余裕なかったけど。


「えっと、じゃあ、今から行く?」

「蒼井は行くとして、みんなはどうする? ルリエ達も一緒に依頼受ける?」

「そうですね〜。私はそれで良いですよ。」

「私も良いわよ。」

「是非。」

「え? ルリエちゃんも?」

「はい。自衛出来るだけの強さは身につけといたほうが良いですし、それにお兄さんと旅行したいですから。」

「それに加護が貰えたからどうなるのかすごく楽しみだしね。」

「そ、そうなんだ。というか冒険者登録してたんだね。」

「はい。これがその証拠です。」


そう言って蒼井にギルドカードを見せるルリエ。

それを見て蒼井は「あ、でもまだランクは私と一緒なんだ。」と言っている。

……そういえば、俺のスキル鑑定が進化してステータス鑑定になったけど、自己鑑定貰ってたから死にスキルになっちゃったな。

あれ、まだLVが低いから相手の同意がないと見れないし。


「それじゃあ、そろそろ行こっか。」


セフィアの言葉でみんな揃ってギルドに向かう。



「どれがいい?」


蒼井がクエストボードの前でそう聞いてきた。


「ファング、ラビット、ラット辺りが手頃じゃないか?」

「ファングって?」

「ファングは見た目角の生えた犬だな。」

「じゃあ、それでいいや。」

「じゃあって……。それに後二つ受けれるぞ。」

「そうなの?」

「パーティだと一個増えるんだよ。」

「へぇ〜。じゃあ、このラビットってウサギだよね。それってかわいい?」

「日本で見れるのよりもかなり大きいからかわいい……かな? あ、でも肉は美味しいぞ。」

「そうなんだ。うーん。今回はラットの方にする。後、定番の薬草採取。」

「そうか。じゃあ、ルリエ達三人に聞いてこい。ちなみに俺とセフィア、リリンはランク的に受けれないからな。」

「そうなの? 今ってランク何?」

「C+だ。」

「+って何?」

「簡単に言うとランク以上の実力を示した証だな。後リリンもそうだぞ。」

「へぇ〜。それと、何ヶ月かかった?」

「三ヶ月くらいだな。なんだ? 最速でも目指すのか?」

「だってそれがテンプレじゃん。」

「テンプレって……。それよりも早く三人の所に行ってこい。」

「あ、うん。」


そう言って蒼井は依頼の提案に行った。

別に俺が最速って訳じゃないと思うんだけどな。


その後、無事に依頼を受けた蒼井達と共にギルドを後にして、街の外に向かった。


魔法銃がどんな感じなのか、すごく楽しみだ。

不活性状態の中二心が疼くな。

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[一言] 賢者の孫はヤングエースUPで全部無料で見えます
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