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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
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第百五十三話 作戦会議するわ。的なお話

前半は会話のみです。

「出発する前に作戦でも立てましょうか。」

「それ、ギルドでしても良かったんじゃないか?」

「あ! そ、そんな事ないわ。だってほら、えーと、あれよ、知らない人に手札を聞かれるかもしれないじゃない。それを避ける為よ。」

「あ! って言ったよね。忘れてただけじゃ……」

「そうよ。その通りよ。悪い!?」

「悪くはないけど。というかなんでキレてんだ?」

「うっさい。……すー、はー。とにかく作戦を立てるわよ。」

「お、おう。」

「アイアンゴーレムは物理耐性が高くて魔法も効きにくいわ。そして無生物系の魔物だから普通の魔物と違って頭を飛ばすみたいに急所を攻撃すればすぐに倒せたりしない。だから核を潰すか体力を削るしかないの。」

「まあ、それはなんとなく分かるが。」

「でも、核は内部にあるからよっぽどの攻撃力が無いと無理。一応聞くけど、鉄を斬ることって出来る?」

「無理だろ。」

「出来ないかな。」

「無理。」

「うん。それじゃ魔法を主体にしよう。アイアンゴーレムは物理耐性よりも魔法耐性の方が低いからね。レントには悪いんだけど出来るだけ近接でアイアンゴーレムの気を引いててくれない?」

「タンカーをしろって事?」

「そう。もちろん出来る限りでいいわよ。アイアンゴーレムは敏捷性が低いから大丈夫だと思うけど私達が魔法を準備している時に来られないようにしてくれる?」

「分かっ…「待って。」リリン?」

「私がやる。」

「なんで!? 防御力は俺の方が高いんだから俺だろ。」

「レントが一番強い魔法を使えるから。」

「重唱ね。」

「ん。」

「それじゃあ、少し変えようか。セフィアとリリンが足止めして私達が魔法を準備する。そして、準備が完了したら合図するからそしたらセフィアは前やっていた拘束する魔法をして。」

「それってオークキングの時の?」

「そう。」

「分かった。」

「捕まえたら私達が大きいのを撃ち込むから、二人は退避して。これを基本にして倒すまで繰り返すつもり。」

「二人が辛くなったら俺が交代するから早めに言ってね。」

「ありがとね、レント。」

「ん。」

「じゃあ、出発するけど、道中に出てきた魔物で連携の確認をしましょう。」

「そうだな。それじゃ、セフィア、リリン、これ。」


そう言って俺はセフィアとリリンに打撃武器を渡す。

今回はアイアンゴーレムという硬い相手を相手にする為に刃こぼれしないように打撃武器を使うからその前に少し試しとかないとね。


セフィアの釘バットは木の方も釘の部分も硬い素材に変わってる。

リリンの武器も同様だ。

………というかあの武器屋の店主はどんだけ色物武器が好きなんだよ。

なんで素材違いのバリエーションがあるんだよ。

ちなみに俺は金属製の棒を買った。


一応俺も試しとこうかな。

二人と代わるかもしれないから。


そうして北門から街の外に出てアイアンゴーレムを求めて進む。

こっちの方はほとんど来ないから新鮮だな。

何が出てくるのかワクワクしてる。

そんな感じで進む事十分。

出てきた魔物はゴブさんだ。

こいつは何処にでも出てくるのかもな。


しかしゴブリンなんてものは最早雑魚と言って等しいから、即座に飛び出したリリンのバール新素材版で薙ぎ払われていた。

そういえば心なしかバール大きくなっている気がする。


その後も進んでいき出てきた魔物をセフィアとリリンがその手に持つ新型釘バットとバール新素材版でバッタバッタとなぎ倒していた。

なんか無双ゲームみたいで見ていて爽快感があるな。

おれも混ざりたい。


しかし混ざる事叶わずついに今回のターゲットであるアイアンゴーレムを発見した。

これからが本番だ。

がんばろ。

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