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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
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第百四十二話 チェンジリング的なお話(前編)

〜????〜

あれからのことはよく覚えていない。

ただ、身体に着いたあいつの血の赤さだけははっきりと覚えている。

それからマスコミや警察がやってきたけど、なんて答えたのか覚えていない。

幸い……いや、辛かったのはあいつの親御さんに責められなかった事だ。

私のせいであいつは死んだのに誰も責めてこなかった。

それが逆に私の罪悪感を増幅させている。

だから、私は毎週のようにここに………あいつの墓参りに来てしまう。



さて、お参りもしたし帰るとしよう。


「じゃあね、風見。また来るからね。」


そう言って私は墓地を後にしようと歩道と墓地の境目を跨ごうとした時、世界が変わった。


〜レントです〜


「ごちそうさま。」


みんなで朝食の準備をしてそれを食べた。

キャンプみたいな感じで楽しかったし、美味しかった。


「それじゃ、Bランクの依頼の事、考えといてね。」


アレクシアさん達がそう言いながら帰る。

というか、何処に返事をすればいいんだろう?

まあ、多分その時になったら来るか。


「今日はCランクの依頼受けたいんだけど、どうかな?」

「そうだねー、Bランクの事を考えるためにもまずは試しといたほうがいいからね。」

「ん。」

「そんなわけなんで、俺たちはCランクの依頼受けるんだけど、三人はどうする?」

「そうですね〜、今日はお母さんの所に行こうかな。」

「私は家にいるわ。レイダはルリエちゃんについててあげて。」

「了解。」

「じゃあ、そういうことで、俺たちはギルドに行くね。」

「いってらっしゃい。お兄さん、セフィアさん、リリンさん。」

「行ってきます。」

「ん。」



ギルドに行ってクエストボードと睨めっこをする。

初めてのCランクだから慎重に選ばないとな。

Cランクの魔物は前にも倒したことはあるけど、だからって楽観的になるのは自殺するようなものだからじっくりと吟味する。

そして二人とも話し合って二人の素早さが生きる相手、つまりは鈍重な相手を選ぶ。

今回のターゲットはヘビィコングというゴリラの魔物だ。

名前の通り鈍重で、攻撃力が高い。


そうと決まれば、さっそく向かおう。


森の中、中層の奥の方に向かって歩いていると、前方からやって来た。



結果だけ言おう。

正直に言って拍子抜けだった。

デカイしパワーもあるけど、二人の速度に追いつけずに右往左往してたし、その隙をついて俺が奴の腕を斬り飛ばしたら、後はフルボッコだった。


これなら大丈夫かなとも思うが、もう少し他の奴ともやってみようと思いながら、街へと向かっていると、突然目の前に光の塊が発生する。


突然のことに驚いているとその光が収まり、中から女の子が現れた。

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