表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
156/1489

第百三十八話 穴だらけだから……的なお話

さてと、邪魔者も倒したことだし、さっさと死体を回収して釣りに戻るとするか。


それにしても、やっぱり草結びって魔法は不思議だな。

クリムゾンベアの足に絡み付いていたのにもう元の大きさに戻ってるんだから。

流石はファンタジー世界ってことかな。

そんな事を考えながら熊に近づいてストレージに回収する。

こいつの肉って食えるのかな?

この後ギルドに寄るから聞いてみよう。


クリムゾンベアが出てきた以外はこれといって特筆することもなく時間が過ぎていき、四時までの間、まったりと釣りを楽しんだ。


「そろそろ帰ろうか?」

「えー。もう少しやりたいよ。」


うん。

アカネはハマりすぎじゃないかな。

まあ、結構簡単に釣れるから俺も楽しかったけどね。

でも、うーん。

ここから街まで三十分くらいで、ギルドに寄るから……そう考えると結構ギリギリなんだよね。

ルリエもいるから暗くなる前に帰りたいから。


「ルリエもいるし、暗くなる前に帰りたいんだよね。だから今日はこれくらいにしてくれない?」

「えー。でも……。」

「それに魚だって、えーと……五十二匹釣れたしこれ以上は流石に多くないか?」


サイズも結構あるし六人で毎食食っても一週間くらい掛かりそう。


「分かったわよ。後一匹釣ったらね。」

「いや、わかってないじゃ……「キター!」 早っ!」


これ釣ったら帰るらしいし、これならすぐに帰れるかな?



とあるネット小説みたいに人魚が釣れるなんてこともなく無事に魚釣りを終えたので街に帰る。

その途中にブラックホッパーという黒胡椒みたいな名前のバッタの魔物が出てきたりしたが、サクッと倒した。


街に着いてギルドに向かう。

ルリエ達の依頼も無事達成して後は買取だけだ。

そう思って買取カウンターに行く。

クリムゾンベアが大きいということで奥に連れてかれて、そこでストレージから出したら損傷が酷いということで買取額が半分になりました。

まあ、上と下からランスとピラーで貫かれて穴だらけだから自然とそうなるよね。

毛皮が一番高いって言われたし。

それでの十万の半分の五万から肉の一万を抜いた四万ならいっか。

ちなみに熊肉は煮込むと柔らかくなって美味しいそうだ。


結構簡単に倒せたしこれなら次も狙おうかとなんとなくクエストボードを見るとCランクでもかなり低い奴だった。

………まあ、あれだ。

新婚早々セフィア達を未亡人にしたいわけじゃないし、あまり危険なのも控えるべきだよね。


ギルドを後にして家に帰るまでの間に消費した焼き鳥や、気になった露店の食べ物を買ったりしながら家に向かう。

それにしても、異世界の魚って結構食い意地張ってるな〜と、焼き鳥を買いながら改めて思った。

やっぱり地球より過酷だからかな?


家に帰るとその玄関の所にお客様がいた。

そのお客様はアレクシアさんとエルナさんだった。

一体何の用だろう?

そう思いながら俺達は二人に近づいていくのだった。


……こう言うとなんか小説みたいだな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ