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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
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第百二十九話 何もしてませんよ。的なお話

「こ、これは!? ……ボーナスだ!」

「ボーナス?」

「いや、つい言っちゃっただけ。」


六層に降り立つとそこには一面の宝箱が置いてある。

それを見て言ってしまったことにアカネが反応する。

アカネに対応した後にリリンに宝箱を見てきてもらう。

前回とは違ってリリンが罠を見破る事ができる。

つまりは罠に引っかかる事なくスカと当たりのみ引けるということだ。

そしてリリンが見てきた結果43/156が反応なしとの事。

……罠多いな〜。


リリンが罠無しと判断した43個の宝箱を順に開けていく。

スカ、スカ、スカ、当たり、当たり、スカ、スカ、当たり、スカ、当たり……


そうして当たりは18、はずれは24だ。

当たりはポーション系が7、なんかの指輪が1、謎鉱石が4、残りは50リム以下の小銭だ。

そして合計が42なのはなんかのスイッチがあったからだ。

次の階層に行くためのやつだとは思うけど、なんか心配になるな。


すぅ〜、はぁ〜。

よし。


「押すぞ。」

「…ん。」

「う、うん。」


二人が見守る中俺は意を決してスイッチを押す。


カチッ!


ドォーーーン!!


「うわっ!」

「キャッ!」

「わっ!」


押した途端物凄い爆発が起こり奥の方の壁がガラガラと崩れ落ちていく。

そしてその奥からオークナイトが出てくる。


えー。

そういうの、あり?


まあ、このメンツなら勝てるだろうけども。

オークナイトがこっちに向かって走ってくる。

しかし罠の宝箱に躓き、宝箱を蹴散らしながら倒れ、その罠を食らってる。

なんか煙が出たと思ったら立ち上がろうとしてたのに倒れた。

あ、死んだ。


なんだったんだ?


まあ、いっか。

魔石を回収して奥の穴を確認する。

するとオークナイトが出てきた穴は階段になっていて、どうやらここが七層に行くためのやつみたいだ。

よし、行くか。


七層からは遺跡っぽい小綺麗なダンジョンになっているんだよな。

それを見てアカネがまた反応して、目をキラキラさせている。

まあ、確かにこれもらしいよね。


一部屋ずつ慎重に進んでいく。

魔物が出たり、空き部屋だったり、罠があったりするが、特に問題なく進んでいってる。

そうしてサクサクっと七層、八層を踏破する。

この辺は特に何もなかった。

宝箱も無かった。


そして九層にてモンスターハウスに遭遇する。

そこはオークとゴブリンが大量にいる。

この数の魔物を三人で相手をするのは骨が折れそうなので、先ずは魔法で間引く。

リリンがランスで、俺がドルヒで広範囲を攻撃する。

オークには耐えられてしまったが、ゴブリンは全滅してる。

後はオークかと武器を構えると既に準備していたアカネがレイピアに風を纏わせて一気に突進していく。

すると風が駆け抜けていくように通り抜けオーク達を吹き飛ばしていった。


なんかかっこいいな、アレ。


こんな感じでモンスターハウスを突破してついに十層への階段前広間にたどり着いた。

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