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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第八章】真・アクリアでの話
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第1279話 それは間違いない。的なお話

2日間投稿出来ずすみませんでした。

その2日間は家族が出かけていて家事炊事と慣れない事をしていた為に書くだけの精神的余裕がなかったというか、話を考えられなくて書けませんでした。


それと、どうも手が弱いのかその2日で手荒れが酷い事になりましたね。

親指と人差し指、そして小指が特に酷くてすっごい凸凹してます。

開幕早々にセフィアも突っ込んできた。

右の振り下ろしを躱し、左の斬り上げを防ぐ。

すぐに右の追撃が迫ってくるのでそれも防ぐと今度は左から来る。

これが双剣の厄介な所。

片側を防げばもう片方が飛んでくる。

生半な対処をしていると延々と攻撃が飛んでくる。

素早さではセフィアの方が高い上にこっちは後ろ走りになるので後ろに下がって距離を取るという選択肢はない。

なら……前か。


左の攻撃を弾き、そのまま脇を通ってすれ違う。

欲張って攻撃しようとすれば右のカウンターが飛んでくるだろうし、まずは一度距離を取って仕切り直す。


互いに様子を伺い隙を探す。

しかし簡単に隙なんか見つかるわけもない。

隙がないなら作るしかない。

強い一撃で防御を崩すなんて真似は寸止め試合では出来ないのが辛い所だが、出来る事をやるしかないので嘆いている暇があったら別の手を考えるだけの話。


相手の動きを誘導して、動きの流れを読み、流れに合わせ、そしてこちらの流れに持ち込む……なんて高度な事が出来ればいいんだけどな。

俺にそんなことは無理。

というわけでとりあえず攻めてみる。

動いている内に状況が変わることもあるし、そろそろ動かないとセフィアが動いてしまう気がする。

守勢に回っていては多分勝てない。

ならばこちらが動くしかない。


タイミングが良かったのかもしれない。

セフィアが動く寸前で先に俺が動くことが出来た為にセフィアは虚を突かれた形になった。

この好機を逃す手はない。

ここで更に虚を重ねる。

演舞の練習で体の使い方をじっくりとやってきたお陰で力の入れ方抜き方が上達している。

その為……。


「っ!? フェイント!?」


最初に虚を突かれた為に咄嗟に防御をしようとしたのだろう。

そこに更にフェイントを重ねた事で更に動きが遅らせる事が出来、セフィアの防御を掻い潜って懐に寸止めを入れる事が出来た。

運が良かったと思う。

先に動く事が出来たが故の勝利。

実力で勝っていたわけじゃないのがちょっと残念だが、ブランクがある身としては上出来だろう。

結果としてはセフィアの猛攻を凌ぎ切り、そしてフェイントを交えての一本というものなのだから。


「レント、フェイントが上手くなったね。」

「まあ、ずっと体の動かし方を仕込まれてきたからな。一挙手一投足、何をするにも細かく指示されればそりゃな。」

「なるほど。」


肘の角度や足の向き、指の伸ばし具合なんかも指示されたりな。

そして演舞には動きの流れも重要で、次の動作への繋ぎも淀みなく流れるように行ったりした。

戦闘にはその辺のことが上手く作用している。


セフィアとの模擬戦を終えたから場所を空けると次は蒼井がルナと模擬戦をするみたいだ。

後衛同士共通点があるからかな。

しかし、その戦いっぷりは真逆というか、性格が出ているようで攻める蒼井に守るルナという構図。

後衛だとしても近接戦闘が出来るに越したことは無いが、考え方の違いの影響もあるのかもしれない。

ルナにとっては近接戦闘はあくまでも自衛の為なのに対して、蒼井は自ら攻めるものという感じなのかもしれない。

蒼井がガンガンいこうぜな状態でそのまま押し切って勝利を決めた。

ルナにもう少し積極性があればまた違った結果になったかもしれないな。


その後も人を変え、武器を変えながら模擬戦をしていきあっという間にお昼の時間。

どこかで食べるか、あるいは露店で買ってくるか……。

ストレージ内にある物でもいいんだけど、敷地内で食べるとまたミコが来そうな気がしてちょっとね……。

今忙しいはずだけど、それでも来そうな気がするんだよな。

それは大変よろしくない。

俺が居なきゃ来ないだろうし、敷地内で食べるという選択肢はないな。

うん。

それは間違いない。

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