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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
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第百十五話 経験値について。的なお話

「さてと。それじゃ私たちはそろそろお暇させてもらうわね。」

「こくこく。」


アレクシアさんがそう言い、エルナさんが頷いている。

それに対してセフィアが引き止めようと声をかけるがこう返された。


「掃除の邪魔しちゃ悪いし、それに明日から仕事を再開しようと思ってるから防具とか新調したいと思ってるのよ。」

「そっか〜。それじゃあ、しょうがないよね。」

「それじゃあ、またな。」

「ええ。」


俺が挨拶をしながら手を振るとアレクシアさんも手を振り返す。

そしてそのまま帰っていった。



「それで、私達はどういうシフトで働けばいいのかな?」


アレクシアさん達が帰ると今度はアカネがそう言ってきた。

確かにレイダさんが増えているからその辺の事は気になるだろう。

俺としては一週間の六日の内三日はアカネがいるから残りの三日間はレイダさんに手伝ってもらって、アカネが手伝っているうちはレイダさんは自由といいたいけど奴隷がそれでは不安になると思う。

だからその間は俺達に同行してもらってレベル上げしたり、ぬいぐるみを作ってもらおうと思う。

ぬいぐるみ作りなら気楽に出来てゆっくり休めるだろう。

その事をアカネとレイダさんに説明する。

もちろん、休みに関してはボカす。

するとアカネがこう言ってくる。


「私もレベル上げしたいんだけど…。」

「うーん。アカネは冒険者もやるんだろう。だったらその時にすればいいんじゃないのか?」

「一人だと効率悪いのよ。」

「そういえば、経験値ってどういう風に入るんだ。パーティとかその辺の仕組みが分からないんだけど。」

「それ今更聞くの? C+なのに?」

「C+なんですか!?」

「うわっ!びっくりした!急にどうしたんですか、レイダさん。」

「C+ってことはBに匹敵するってことですよね。ご主人様はそんなに強いんですか?」

「それはよく分からないよ。たまたま上手く行っただけでそこまで強い実感はないかな。まあ、レベルはこの前32になったけど。」

「32!?私の倍!?えっと、失礼ですけどご主人様のお年は…?」

「16だけど。」

「16!?私よりも下なのに32ですか!?一体どうしたらそんなになるんですか!?」

「えーっと…。」


俺のレベルってそんなに凄いのか?

普通に冒険者してただけなんだけど……加護にそんな効果なかったよね。

うーん、でもセフィア達もペースは変わって……加護持ってたね。

じゃあ、何が原因なんだろう。

やっぱりハイペースアンドハイリターンって事かな。

加護のおかげで普通よりもステータス高いし、その分安全マージンとれるし、効率も上がるって事かな。

でもこれは言えないな。


「さあ? 普通にやってるから分かんないな。それよりも先に経験値について聞かせてもらってもいいかな?」

「あ!すみません。先にどうぞ。」

「じゃあ、説明するわね。」


レイダさんが急に食いついてきて話が脱線してしまったが、話をもどせた頃を見計らってアカネが説明をしてくれた。


「経験値は基本的には倒した人に入るの。これは基本ね。それでパーティなんだけど、どうもお互いがパーティと認識してると戦闘に参加した人全員に等分されて分配されるみたいなのよ。ただそれだけじゃなくてね、ラストアタックボーナスやファーストアタックボーナスなんかもあるみたいなのよ。」

「そうなんだ。」


なんかゲームみたいだな。

アリシアさんってゲームやってるのかな。

そういえば前の罠もゲームとか映画っぽい感じだったっけ。


「じゃあ、とりあえずレイダさんは明日から働いてもらうから。それでアカネも明日は家の事をお願いしてもいいかな。仕事の分担とか確認したいし。」

「それもそうね。分かったわ。じゃあ、今日はこれで帰らせてもらうわ。」

「は? 今日からここに住んでもらおうと思っていたんだけど。」

「はいーーーー!? え、え? でも、新婚さんの邪魔をするのは…」

「でも、アカネ用のベッドとかもう買っちゃったし。」

「マジ?」

「マジ。」

「えーっと、そのぉ、はあ。分かったわ。じゃあ、荷物を持ってくるから。今日からよろしくね。」


そう言ってアカネは外に出て行く。

うちで働くなら家に住んでた方が効率がいいと思ってたし夜のも魔道具を使えば大丈夫だろう。


後は……目をキラキラさせているレイダさんか。

俺に落ち着かせることってできるかなぁ…。


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