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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
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第1242話 一応俺は片手剣使いのBランク冒険者なんで。的なお話

遅れてすみません。

どハマりする作品を見つけちゃってそればっかり読んでました。

読み終わった後も余韻とか続きが気になってなかなか手につかなくて……脈絡もなく棍棒持った鬼っ娘出しそうになりました。

そんなわけで遅れました。

本当にすみません。

「あいむうぃな〜。」

「負けた……。」


射的勝負は接戦する事なく普通に負けた。


「お主、弱いのぅ……。」

「そりゃメイン武器は剣だからな。弓なんてまともに使えるわけもない。」

「なら何故勝負を受けたのじゃ……。」

「なんていうか、ノリで?」

「全くお主は……。ならそうだのう……魔法力で勝負はどうじゃ?」

「魔法力?」

「読んで字の如く、魔法の力……即ち魔法の威力の事じゃ。ちと遠いがそれを競う場が確かあったはずじゃ。」

「魔法力か。それなら……って、ならないから! お前自分がどういう存在か思い出せや!」

「む? おお、そうだったの。」


何が悲しくて神様と魔法勝負なんぞせにゃならんのだ。

どう頑張っても勝ち目なんてあるはずがないだろ。

火神子なんだし火以外ならと安易に考える事は出来なくはないが、そんなのは希望的観測……いや、ただの願望だろう。

どう考えても火以外も俺よりも上だ。

というか、俺が1番得意なのも火だから勝ちようがない。

だって火神子だもの。

火そのものだもの。


「ならば、全体で見ての成績如何によっては妾がなんでもしてやろう。成績が低ければ大した事はせぬが、成績が良ければ妾にできる事ならなんでもしようぞ。」

「いや、やらないから。」


「「「やらねーのかよ!」」」


「?」


ーーサッ!


何故か周りにいた人達が総ツッコミして来た。

多分聞き耳立ててたか聞こえていたかしたんだろう。

それでミコがなんでもなんて言ったもんだからよからぬ事を考えたのだろう。

ネタ的には「ん? 今なんでもって言った?」ってなるんだろうけど、相手は帝だから。

そもそも、俺結婚してるからそういうのは間に合ってる。

それに……


「冒険者がほいほい手の内明かすかよ。中途半端な魔法ならやる意味ないし、かと言って不特定多数の前で大威力の魔法なんて使うなんて手札をバラすような真似するわけないだろ。」

「ぬぅ……ならば何なら良いのだ?」

「そうだな……じゃあ、あれで。」

「手裏剣当て……あれでは射的とそう変わらぬではないか。」

「手裏剣はともかく投げナイフはやった事があるので。」

「ほぅ……ならばこちらでも勝負と行こうではないか。」

「もちろん。」


自分からやろうとは言ったが、勝てる自信があるとは言ってない!


「あいむうぃな〜……って、結局妾が普通に勝ったのだが!?」

「やろうとは言ったが自信があるとは言ってない!」

「情けない事を自信満々に言うでない!」

「別にいいだろ。何か損をするわけでなし。こういうのはちょっと勝負して、勝った負けたで楽しむくらいが丁度いいんだよ。命のやり取りで勝ち負けを実感するよりもよっぽど健全だよ。」

「それはそうだろうが……なんなのだろうな? この勝ったはずなのに負けた気分は。」

「ふっ……いつの世も勝利というのは虚しいものだよ。」

「誰じゃそれは! もう良い! 次に行くぞ次。こうなったら片っ端から負かしてやるわ!」

「へっ、臨むところだ!」


臨むところなんて言ったが、相手神様だし、1000年以上生きてるしそうそう勝てるわけないんだけどね。

輪投げや金魚掬いに型抜き、果てはくじ引きに至るまで負け続ける。

いや、神様相手に運で勝負する事自体間違ってるだろ。

それ以外にも色々やって負け続け、そろそろ日も暮れてくるだろうしということで、最後の勝負は居合斬り。

台の上にスタンバッた係の人が上から丸太を落として来てそれを斬るという勝負。

ちなみに使ってるのは抜き身の剣なので全然居合斬りじゃないけどツッコまない。


「流石にこれならばお主でも勝てよう……というかいい加減勝ってくれ。なんかもう、妾が弱い者いじめしてるみたいになって心苦しいのじゃ……。」


そりゃこれまでずっと負けてるからねぇ。

とはいえ、ミコの言う通りこれくらいは勝たないとな。

こんなんでも一応俺は片手剣使いのBランク冒険者なんで。

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[気になる点] 日常会が長すぎてストーリーが全然進まないのはダレる… [一言] いくら許可を貰ってるとはいえ嫁を放っておいて仲間でもない知人と親しげに遊ぶ主人公って控えめに言ってクズですね… 同じ神…
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