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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
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第1224話 覚悟しておけよ! 的なお話

昨日はすみません。

気分転換に短編書いてたらこっち書く時間がなくなってました。

短編の方は残りはラストの所だけなのでその内投稿します。

どこで何がどう変わっているのか。

そんな事は分からないのでまずは一度大通りに……と思っていたんだけど、速攻で後悔した。


「今回の英雄、レントの姿絵だよー。数に限りがあり! 今買わないと2度と買えないかもしれないよー!」

「こっちはレント人形売ってるよー。」

「今年の演者揃い踏み! 特製ポスターはいかがですかー?」


こんな呼び込みが至る所で行われているんだから。

姿絵に人形にポスターって……。

分かっちゃいたが、本当に肖像権って概念がないんだなこの世界。

まあ、肖像権なんて写真がなきゃ大した意味もないだろうし仕方ないかもしれないけど、でもこうして侵害される側としてはそんなの関係ない。

ただただ恥ずかしいだけ。


「って、なんで買ってるの!?」

「いや〜折角だし記念に買っておこうかなって。」

「ん。記念。」

「だからってなんで……?」


本物がここにいるのになんでわざわざそんな……。

でもそんな事ここでは言えない。

だって変装してるんだもの。

それなのに本物だなんて言ったら変装の意味がなくなる。


「でも、あんたもこの中の誰かの写真とかあったら欲しいんじゃない?」

「もちろん! あっ! そういう事。」


好きな人の写真とかは欲しくなる。

それだけの話だった。


「って、お前も買うんかい!」

「記念よ記念。」


蒼井も買ってた。

嫁さん達は恥ずかしさはともかく納得は出来る。

でも、お前はなんか違くない?

後で揶揄われたりしないだろうな?


「そ、そろそろ場所移動しようか?」

「ん〜、そうだね。ここだとレントも落ち着かないみたいだし。」

「頼む。」


そりゃね。

至る所で自分の名前が言われているんだよ。

しかも、基本的には好意的な内容でだ。

かっこいいとか今年も期待出来るとか真面目そうだとか虐められたいとか……いや、最後のは変だったな。

それはともかく、そんな状況で落ち着ける人がいたら見てみたいもんだ。


そんなわけで場所を軽く変えてみたが、ここでもやはりというかなんというか……祭りに関する品物が目白押しだ。

まあ、レント君◯◯っていうのは数が減っているから失敗したわけじゃないが。

それでもまだ売っている。

いっそのこと人物に関する物は売っていないであろう食べ物系を中心に回った方がいいんじゃないだろうか?

そこなら何も気にせずに済むだろうし。


「あ、本屋だ。って、うわ、ちょっ、これマジ!?」

「どうした? 何があった?」

「いい、風見。まずは落ち着いてね。これから見せる物はかなり刺激が強いけど、気をしっかり持ってね。」

「な、なんだよ一体……。」

「絶対に暴れたり大声を出したりしないでよね?」

「そんな勿体ぶるような物なのか?」

「えぇ、そりゃもう……私だったら耐えられないくらいには。」


蒼井が耐えられないって……そんな酷いのか?

今なら見ずに済むんじゃないのか?

だけど、気になる……。


「い、いいぞ。見せてくれ。」

「これよ……。」

「んなっ!?」


そうして見せられたのは、俺とヒサギさんがくんずほぐれず……っていう、その、あれだ。

BがLな奴。


い、今すぐ破って燃やして灰にしたい……。


「お、落ち着いてって。」

「大丈夫だ。俺は冷静だ。だから離してくれ。じゃないと燃やせないじゃないか。」

「全然落ち着いてないじゃない!?」


みんなに拘束されながら本屋を離れることになったが、あんな危険物を作った奴は見つけたらただじゃおかないからな。

覚悟しておけよ!

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