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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
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番外編 ハロウィンif 〜日本編〜

遅れてすみません。

ハロウィンで日本っていうのは既にやった事もあってネタ出しに悩んだり、31日当日は結婚式に出席したんですけど、書く時間あるかなとおもってたけど意外と無くて、おまけに帰ったのは夜10時で精神的な疲労からか疲れてたりでなかなか書けずこんな時間に。

ちょっと思い付いた小ネタも調べようにも披露宴の最中に不謹慎なワードだったりでそれも書くのが遅れた要因の1つですかね。

流石に重婚はね……。

「おい唯、遅刻するぞ〜?」

「ちょ、ちょっと待って! もう少しだから!」

「早くしろよな。」


唯は相変わらずだな。

まあ、今日もまだなんとか間に合いそうだからいいんだけどさ。

でも毎回こうだから焦りがなくなりつつあるような気がして少し心配だ。

慣れてきてるのって、不味いよね?


「ごめんお兄ちゃん! 準備出来た!」

「じゃあ急ぐぞ!」

「うん!」


自転車に乗った駅まで行きそこから電車で学校の最寄り駅まで行く。

この時間だと遅刻しないギリギリの電車に乗れるので、なんとか間に合うわけだ。

でも電車って自転車に比べて少し不便だよな。

自転車なら1分の遅れくらい頑張れば取り戻せるけど電車だと1分の遅れが即命取りになるから。

もう少し学校が近ければいいのに……。

もしくは別の学校?


「おはよう、レント、唯ちゃん。」

「おはよ。」

「おはようございます、お兄さん! 唯ちゃん!」

「おはよう。」

「おはようございます!」


やっぱり、この学校で、このままの通学路でいいや。

この通学路だったからこそ、この3人と仲良くなれたんだし、別の学校だったり学校が近かったりしたらこうして一緒に登校する事とか出来なかったもんな。

むしろ今の学校でよかったよ。


「セフィアさんは相変わらずタヌキのアクセサリーをつけてるんですね。」

「まあね。」


茶色い髪をした女の子で、だからなのかタヌキの尻尾のアクセサリー愛用している。

まあ、アクセサリーだから小さい奴なんだけどね。

本物サイズもそれはそれで見てみたいが、この小さいサイズも似合ってて可愛い。


李凛は無口だと思われがちだが、単に言葉の数が少ないだけで別に無口じゃないし、表情の変化も大きいわけじゃないが結構分かりやすいし話してて楽しい。


瑠璃絵は唯と同い年で、姉はいるものの兄が居ないのでちょっと憧れてるとかなんとか……。

そんなわけでいつの間にかお兄さんと呼ばれるようになってたが……悪くない。

唯もお兄ちゃん呼びなんだけど、時々身の危険を感じるのはなんでだろうな……。

だからこそ、瑠璃絵の親しみ100%のお兄さんは悪くないと思うわけだが。


「あ、そろそろ着くよ。」


駅に着いたら後は歩いていくだけ。

時間的にもこの電車に乗れた時点でまず遅刻はしないので安心して歩いていける。

学校に着いたら唯と瑠璃絵と分かれて自分の教室へ。

一限は確か古文だったっけ?



学校も終わり、放課後に。

セフィア、李凛、そして唯と瑠璃絵とごうりゅうして学校帰りにちょいと寄り道をするわけだけど、まあ、街中がかぼちゃまみれなわけだよ。

ハロウィンだから当然と言えば当然なんだけどね。

しかし……ハロウィンをちょっと調べたら生贄とか悪魔崇拝とかそういうワードが出て来たのには驚いたな。

今こうして仮装して練り歩いている人達にその事を伝えたらどんな反応をするのか見てみたい気もする。

やらないけど。


「年々派手になっていくね。」

「だなぁ。こうなると10年後にはアメリカを超えるレベルの物になってても驚かないな。」

「流石にそれは……ないとは言えないのが怖いね。」

「ん。ありそう。」

「あ、あれ見て! タピオカかぼちゃジュースだって! ちょっと私買ってくるね。」

「タピオカにかぼちゃって……合うのか?」

「さぁ? でもお店に出してるんだしそんなに不味くはないでしょ。お兄ちゃんも買う?」

「……遠慮しておく。」


本当に何でもかんでもブームに乗っかるよな、日本って。

よその国の祭りと日本のブームが合わさったある意味夢のコラボだな……タピオカの原料は別の国だけど。


「あ、お兄さん。私、ここの喫茶店のパンケーキが食べたかったんですよ。ちょっと寄って行きませんか?」

「いいぞ。」


へぇ。

かぼちゃを使ったパンケーキねぇ。

定番だろうけど、だからこそ外れにくいとも言えるな。

それにこの喫茶店はデザート類が美味しい事で有名で、何回か雑誌の喫茶店紹介コーナーとかの取材を受けた事があるって話だしな。

その店が出しているんだから不味いはずがない。

俺も折角だしこの限定パンケーキと紅茶のセットを頼むことにしよう。


かぼちゃの自然な甘さと酸味の効いたソースがマッチしてて普通に美味しかった。

やっぱりここのデザートは外れがないな。


喫茶店を後にして街の中をぶらぶらしてると仮装の衣装を貸し出している店があった。

その店は普段は若者に人気の服を扱っている店だが、ハロウィンに合わせて期間限定で貸衣装屋をしているみたいだ。

唯に誘われ……というか店に押し込まれてしまったので仕方ないので仮装をする事に。

俺は狼の耳と尻尾が付いている狼男風の衣装だ。

セフィアは魔女っ子、李凛はヴァンパイア、瑠璃絵がかぼちゃ衣装で唯は悪魔っ子。

ちょっ、露出高いって!

お兄ちゃん心配だからなんか上に羽織ってくれ!


そんな一幕がありつつ再び街を歩いていると仮装カップルコンテストとやらが開かれていて道行くカップル達に参加しないかと声を掛けているのを見かける。

見かけたが、俺達には関係なかった。

そもそも誰とも付き合ってないしな。

漫画だとこういう時誘われたりするんだろうけど、それは一対一だからで俺のように複数の女子と歩いている奴を誘う程ではないだろう。

誘っても修羅場になりそうだし触らぬ神に祟りなしって事なんだろうけど。


「カップルコンテストか……参加したかったな。」

「無理。4人一緒をカップルとは言わない。」

「ですね。残念ですけど誰か1人だけってのは嫌ですもんね。」


付き合ってはないが……完全に好かれてます。

というか3人同時に告白されて、3人一緒でいいから付き合ってと言われてます。

でも流石に俺にそんな度胸はない。

だから今もこうして有耶無耶な関係になっているわけだし。


「アフリカ方面には重婚出来る国がある。」

「え、そうなの?」

「でも生活水準が下がる。悩む。」

「確かに日本を離れるのはちょっと困るよね……。」

「ですね。」

「だから私が政治家になって法改正する。」

「「おおー。その手があったか!」」

「いや無いから!」

「あ、だったらついでに兄妹でも結婚出来るようにして。」

「任せて。」

「任せてじゃないから!」


李凛ならマジでやれそうだから怖い。

こんな事言ってるけどめっちゃ成績いいんだよな李凛は。

なんで同じ学校に通ってるんだろ?

本当にやらないよね?

ただの冗談だよね……?


「それまでは内縁の妻としてがんばろ?」

「うん!」

「はい!」

「私も居るからね!」


本気だった。

こういう時どう反応すればいいんだろうね?

教えて神様。


ーーこの後どうなったかは……また別のお話ということでーー

あくまでもifの話なので本編との関連性はありません。

これが夢オチなのか並行世界の話なのか、それは読者の皆様のご想像にお任せします。

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