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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
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第1201話 そんな雰囲気のある絵だった。的なお話

昨日はお腹の調子が良くなくて、トイレに篭ったりで書く時間が足りませんでした。

汚い話ですみません。

でもそんなわけで投稿できませんでした。

最上階。

ここでは英雄展が開催されていて、封竜祭の元になった英雄に関する様々な物が展示されている。

たまたま開催されていたってだけだが、英雄役として選ばれた俺としては見ないわけにはいかないと、意気込んで来たが……やっぱりか。

まず最初に英雄に関する事が書いてある掲示物がある。

そこはこれまでと一緒だからそれはいい。

それよりもこの名前。

ソウイチロウ・サノというのはどう考えても転移者だろう。

まあ、そんな気はしてたけどさ。

サノは佐野と左野のどっちだろうな?


で、このサノって人は英雄とは別の通り名があって、温泉の伝道師とかいうのもあるらしい。

温泉好きなのはまだしも伝道師って……一体何やってるんだか。


掲示物を見終わったので中へ。

中には英雄演舞の元となった英雄と竜が対峙する様を描いた絵や彫刻、絵草紙なんかがあったり、英雄の肖像画や胸像なんかもある。

それ以外だと英雄が愛用した品やそのレプリカなんかも置いてあるようだ。

変わり種だと英雄の名言・迷言集とか温泉に関する手記なんかも置いてある。

こういうのって大体誰かに送った手紙とかラブレターとかそういう黒歴史もオープンされる物じゃないのかな?

いや、そうと決まったわけじゃないけど、そういうのもあるよね?

それが無いからちょっと残念。


肖像画や彫刻なんかを見てみると、思った通りというかなんというか、なんとも分かりやすい日本人顔だな。

名前がソウイチロウ・サノだからな。

とはいえ、顔立ちは良さそうに見えるな。

背丈は……分からないな。

そして黒髪黒目。

これが俺が英雄役に選ばれた理由の1つか。


「こんな人なんだね。」

「らしいな。」


……なんでこの人、服の襟が逆になってるんだろう?

これじゃあ死装束じゃないか。

モデルをするときに緊張して前後間違えたのかな?


「名言、迷言集は読んでいいみたいだな。」

「あ、本当だ。ご自由にお読みくださいって書いてある。」

「えーと……『温泉はただの風呂じゃない。心と体を癒す生命の泉なんだ』『温泉は、心の拠り所なんだよ…』『熱いだけが温泉じゃないぜ』……。確かに迷言集だな。」

「あはは……本当に温泉が好きだったみたいだね。でもさ、レントとは気が合いそうじゃない? レントもお風呂とか温泉好きでしょ?」

「いやまあ、好きだけどさ、でもここまでじゃないよ。俺のは普通の範疇だよ。」


うん。

俺はここまで狂ってない。

狂うとしたら嫁さん達に関する事だけだ。


英雄演舞で大まかな話の流れは分かっているが、分からない事が1つ。

それは英雄と一緒に竜を封印したという巫女。

その名前だ。

どういうわけか、その巫女の名前がどこにも書いていない。

今回のこれは英雄展で英雄に関する物が展示されているのだから巫女のが無くてもおかしいというほどじゃないのかもしれないが、でもちょっとくらいは書いてあってもいいと思うんだよなぁ……。

なんで無いんだろ?

名前を書けないだけの理由があるのだろうか?

それとも巫女の名前に関して失伝しているのか、はたまた巫女となった際に巫女の名前を捨てなければならないとかそういう宗教的理由があるのか……。

真実は謎だが、気になるなぁ。

ユキノ達に聞いたとしてそれで分かるかな?

こんな企画があるのにどこにも無いとなると一般に広まってるとは思えない。

演舞までに知れるといいんだけど。


その後も道順通りに英雄展を見て周る。

途中には英雄が使ったという大剣のレプリカが置いてあった。

なんとも立派な大剣で、装飾も素晴らしかった。

俺は無骨なのばかり作ってきたからああいうのはあまり縁がないけど、いつかはあんな大剣を作れるようになりたいものだ。


そして最後の展示品に。

ここで再度竜を封じる様を描いた絵だったが、これはこれまでのとは違い壁画の複製画だそうだ。

こういうのはこれまでなかったな。

なんか、うまく言えないけど圧倒される。

絵が上手いわけでもないし、人物の人相も分からない。

それでもただただ圧倒される。

そんな雰囲気のある絵だった。

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