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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
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第1169話 それこそ大問題ですよ! 的なお話

今回は前代未聞! ……かも知れません

1話丸々会話オンリーなんて話はそう聞かないんじゃないかな

今回はそんなお話です

「そういえばアデラードさんはコハルさんについて何か聞いてますか?」

「あ、呼び方戻ってる……さっきはアデルって言ってくれたのに……。」

「あ、あれは……びっくりしてつい出ちゃったというか……。えと、周りの目もあるので愛称呼びは流石に問題があると思うので勘弁してください。」

「でもここに私の事知ってる人は居ないし問題ないでしょ?」

「いや、ここで普段からそう呼ぶととっさに出ちゃいそうなんで……。まだ気軽に明かせるわけじゃないですし。」

「ん〜……分かった。でも、2人きりの時は呼んでよね。」

「分かってますって。」

「なら良し。それでコハルさんについてだっけ?」

「はい。どんな感じに聞いたのかなと。」

「レントの性奴隷だよね?」

「違います!! 何聞いてたんですか!?」

「あははは……冗談に決まってるじゃない。迷惑かけたお詫びに貴族から世話をさせるって言われたんだよね?」

「そうです。ちゃんと聞いてるんじゃないですか……。」

「でも好きに使っていいとは言われたんだよね?」

「まあ、そうですけど……。」

「ま、レントがそう簡単に手を出すとは思ってないから心配はしてないよ。一応私の事は恋人の1人だとは説明しておいたよ。リリンの事は気軽に話せないから多分普通に追っかけてきたとでも思ってるんだろうね。」

「それを聞いて安心しました。リリンの事もあるのでどう説明したのか気になってたんで。」

「まあ、伊達にギルマスなんてやってないからね。」

「そういえば、リステルの方は変わりないですか?」

「特に無いね〜。精々狩猟大会をやったくらいだけど3回目ともなると慣れてきたから大きな問題は出ないしね。あ、でも料理に関しては文句は出たかな。セフィア達が作ってないから噂を聞いてた人が食べられなくて不満だったみたい。」

「そうですか。」

「後はリナが仕事を真面目にやってなかったくらいかな。」

「ちょっ!? なんでそれを言うんですか!? 大体それならギルマスだって同じじゃないですか!」

「私はいつも真面目にやってないからね!」

「尚悪いですよ! 後でエリーナ様に報告させてもらいますからね!」

「ちょっ、それはやめて!」

「あはは……え、えっと、アイリスさんはどう? 何か変わった事はあった?」

「私の所は特に変化無いっすよ。レントさんと会えなくて寂しかったっすけどお2人と違って私は仕事は真面目にやってたっす。まあ、仕事がない時はレントさんの事ばかり考えてしまってたっすけど……。」

「えと……それはその、ありがとう?」

「なんでそこでありがとうなんっすか?」

「いや、なんとなく……?」

「わ、私もレントさんの事考えてましたよ! というかそれで仕事が手につかなかったんです!」

「私もレントの事いつも考えてたよ! 仕事は普段から真面目にやってないけど。」

「だからそれがダメなんじゃないですか……。」

「そ、それよりも、レントさんの方はどうっすか? 何か面白い事とかなかったっすか?」

「みんなに聞いてない?」

「一応聞いたっすけど、レントさんが感じた事をレントさんから聞きたいっす。」

「あ、私もそれは気になる。というか今回の目的のお祭りの奴、今日のはそれのお疲れ様会なんだし、そっちはどうだったの? 自信はあったりする?」

「自身はあまり……正直加減が難しくてよく分からないってのが正確かな。」

「加減?」

「うん。ほら、俺今Bランクでしょ? そこまで行くと普通の人はなかなか動きとよく見えないじゃない? だから普通の人が見えるように加減をする必要があるんだけど、ただ見せるんじゃなくて魅せる必要があるからその両立が難しくてね。言ってる意味分かるかな……?」

「あー、なんとなくは分かる気がするっす。」

「ようはただ動くだけじゃなくて見栄え良くなるようにする必要があるって事でしょ? 演劇と一緒で、観客を意識して動く必要があるって事。」

「そう。だからその加減がね……。」

「まあ、レントはステータスだけならAランクでも十分やってけるレベルだから仕方ないよ。」

「え、そうなの?」

「うん。まあ、ステータスだけ、だけどね。経験も実績も足らないから昇格はまだ無理だけど。私も早くして欲しいんだけどねぇ……。」

「そればっかりはしょうがないじゃないですか。そうホイホイAランク級の依頼が転がってたらそれこそ大問題ですよ!」

「まあ、そうなんだけどね。」

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