表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
1211/1489

第1133話 図書館に戻るとしますか。的なお話

一旦本を元あった場所に戻し、図書館を出る。

図書館の中は飲食禁止だそうなので外で食べる事に。


なんか、理由はないけど無性に蕎麦が食べたくなった。

お昼を食べるとしたら次はどうしようと考えた時、そういえば蕎麦は全然食べてないなと、そう思ってしまった。

そしたらもうダメだ。

なんかもう、無性に食べたい。


「ユキノ、蕎麦が食べられる所はあるか?」

「蕎麦か?」

「そう、蕎麦だ。蕎麦がきでもガレットでもない、蕎麦粉を練って細く切って茹でた麺の蕎麦だ。あるか?」

「あるぞ。こっちだ。」


あるのか。

良かったー。

無かったら蕎麦粉を集めて自分で作るしかなかったからな。

やり方なんかは漫画とかで知ってるから何とかなるだろうけど、果たして知識だけでちゃんと出来るかどうか……。

蕎麦打ちってかなり技術がいるらしいし。


……何故だろうな。

そんな事無かったはずなのに、何故だかリリンが蕎麦を打っている光景が突然頭に浮かんだ。

しかもすっごい手際がいいのなんのって。

デジャヴ……なんだろうか?

すごい不思議な感覚だ。

しかも、このイメージが間違っていないような、ちゃんと前にあったような、そんな気がするから更に不思議だ。


「そういえば、お昼勝手に決めちゃったけど、蕎麦で良かったのかな?」

「ん? 僕は別に構わないよ。特にこれが食べたいっていうのは無かったしね。」

「レントの行く所が私の行く所。」

「それにほら、ユウキさんもアカネさんも凄い行く気になってますよ。」


ルリエに言われて2人を見てみるが、うん。

確かにルリエの言う通りだな。

天ざるがどうのこうの、薬味がどうのこうのと話しているのが聞こえる。

ちなみに俺は半分そのまま食べて残り半分は薬味とかを入れて2つの味を楽しむ派です。


ユキノに案内して貰って入ったお店は結構な賑わいで繁盛しているのが分かる。

どうやら日本と同じように蕎麦だけでなくうどんも一緒に取り扱っているみたいだが、俺の今回のお目当ては蕎麦。

天ざる大盛りで決定。

スパッと注文の決まって俺、アカネ、蒼井と比べみんなはどうしようかと相談しながら選んでいる。

どうも文字だけじゃどんなメニューなのかいまいち見当がつかないようだ。

まあ、知らなければ分からないよな。

とりあえずどんなのが蕎麦なのかとか、天ざるとか天ぷら蕎麦とかどんなのかを他の客が食べてるいるのを指し示したりして教えていく。


そういえばメニュー名は日本のと変わりないな。

きっとここでも奴らがやらかしたんだろう。

いつもなら非難するが、今回だけはグッジョブ! と言わせてもらおう。


注文の品が運ばれてくれば早速箸を取り啜る!

割り下も出汁がしっかりしてるし美味い!

言う事なし!


「レント……あんまり音を立てて食べるのはちょっと……」

「セフィア。周りをよく見て……いや、周りの音をよく聞いてご覧。」

「え? あれ? なんか、会話の合間に変な音がする?」

「多分奴らが暗躍してたんだろうけど、蕎麦は啜るのが基本なんだよ。啜る事で香りも一緒に楽しむとかなんとか……。まあ、俺も本当の所はどうなのかは分からないけど、蕎麦は啜ってもマナー違反にはならないって覚えておいとけばいいよ。」

「そうなんだ……。」


次は天ぷら。

さっくりとした衣に中は熱々。

エビなんかもプリップリだし凄いね。

よっぽど蕎麦に拘りのある転移者か転生者がいたんだろうな。


薬味を入れて別の味も楽しみ、あっという間に完食してしまった。

あー、満足満足。


お昼を楽しんだ事だし、図書館に戻るとしますか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ