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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
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第1129話 日程とかを聞いてから考えるとするか。的なお話

お昼をどうするのかみんなに確認してないという事もあって、一度宿に戻ろうかな。


「ん? あれは……。」

「どうした?」

「いや、あれ……。」

「昨日の奴らか……。」


宿に帰ろうかなと思った矢先に目にしたのは道行く女性に声を掛けるナンパ3人組。

その3人は女性と一言二言話した後手を振られている。

ああ、また失敗したみたいだな。

懲りないな〜って思うのは持つものの余裕なんだろうな。

とりあえず3人組の未来を応援しておくとして、そろそろ宿に帰るとしますか。


「やっぱり昨日の人達の方が良かったな。なんとかならないかな?」

「案内していたのは大名家の人だけど、いつまでもって事もないだろうし別の日ならもしかしたら……。」

「あ、あるかもしれないな!」


……うん。

帰るのは、もう少し後でもいいかな。

今ちょっと、大事な用事が出来たから。


「その話、詳しく聞かせてくれないかな? かな?」

「「「ヒッ!」」」

「誰が良かったって?」

「い、いえ、あの……。」

「人の嫁さん達に対して、何がどうだって?」


笑顔笑顔。

笑顔を忘れちゃいけないよ。

こんな天下の往来で揉め事を起こす程理性を無くしてはいないさ。

なんか表情筋がちゃんと動いている気がしないけど、笑顔を心がける事だけは忘れちゃいけないよね?


「あの、ほんと……すみませんでした……皆さん本当にお綺麗だったので、つい出来心で……。」

「出来心で?」

「いや、ほんと、勘弁してください……。」

「そのくらいにしたらどうだ?」

「……はぁ〜。ユキノがこう言っているから、これで見逃すけど、人様の嫁さんにあんまり邪な感情抱くんじゃないぞ。どうも封竜祭を目前にして焦っているみたいだけど、そんな欲望丸出しで女性がハイって言うわけないだろ。」

「「「うぐっ……。」」」

「その場限りの関係じゃなくて彼女が欲しいんだろ? だったら、真摯な態度で真剣に考えて行動しろよ。」


それだけ言ってから宿に今度こそ帰る。

まあ、偉そうな事言ったけど自分から言ったことなんてほとんどないんですけどね。

それでも言う時は真剣に、真面目に向き合って言ったから問題はないはずだ。


宿に戻ると憔悴しきった様子のコハルさんと言いたいことを言えてスッキリしたみたいなセフィア達がいた。

何があったかは分からないが、深く追求しない方がいいんだろうなぁ。


「お昼だけどどうする? またどっか街に出かけて食べる?」

「ここで食べればいいんじゃない? 午後からどこかに出かけるのならその時に話せばいいしさ。」

「そうだな。じゃあ、そうするか。みんなもそれでいいか?」


まあ、反対する理由も特にないし、みんなここで食べるということに同意のようです。

コハルさんからは特に反応がなかったけど、いいか。

心ここに在らずといった感じで今は話しかけない方が良さそうだし。


宿でお昼を食べた後宿でのんびりと過ごす事になった。

特に何か予定があるわけでもないし何かしたいということもない。

この街での依頼に関しての話もお昼にしたから何か依頼を受けようという事にもならなかった。

後は買い物だけど、それは昨日したから今日はいいらしい。


そんなわけでのんびりとトランプをしたり本を読んだり、セフィア達の髪を溶かしたりとまったりのんびり癒しの時間を過ごすことができた。

アニメとかも見たいけどコハルさんがいるのでそれは我慢我慢っと。


大分落ち着いてきたしそろそろアデル達を呼んだ方がいいかな?

いやでもまだ試験終わってないしな〜。

あんまり長期間リステルを開けるのも良くないし今はまだいいか?

だけど1日くらいなら……いやいや。

そうあっちこっち行ったり来たりしてたら怪しまれるし頻繁に呼ぶわけにもいかない。

うん。

とりあえず三次試験の日程とかを聞いてから考えるとするか。

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