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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第二章】結婚したい。
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第百六話 落ち着くんだ、俺。的なお話

アクセサリー商にて指輪の箱を三つ購入する。

箱だけを三つも購入するということで事情を聞かれてしまった。

なので指輪を自作して婚約者に渡そうと思ったけど箱が無かったので慌てて買いに来たと説明した。

そしたら頑張ってくださいという応援の言葉を貰った。


次はどうしよう。

こういう時テレビのサプライズとかだと花束とか、花火とか、プロジェクションマッピングとか?

後はボクシングしてる人も居たな。

いやまあ、流石に後ろ二つは無理だけど。

花火か……。

ちょっと練習してみようかな?

こう、大空に一文字ずつ浮かび上がるみたいな……駄目だ。恥ずかしすぎる。

他の人に見られるとか普通に死ねる。

よし。

火を使って文字を作ろう。

大空は恥ずかしすぎるから小さくやろう。


というわけで場所を移して練習だ。

街の外に出て火魔法を使って文字を作る練習をする。

先ずは「け」をと思って火を出すと一気に燃え上がる。

orz そうだった。

俺、魔法の細かいコントロール苦手だった。


この案は……却下だな。


〜その頃の嫁達〜


「という事があって明後日お兄さんが昇格していたらプロポーズしてくれるって。」


先程ルリエちゃんが盗み聴いたという話を教えに来た。

それは凄く嬉しいんだけど、なんで目の下が赤くなってるんだろう?

その辺の事を聞いてみたがなんかはぐらかそうとしているし、あまり聞かない方がいいかな?


「それで、お兄さんは私達を驚かそうとしているみたいなんですけど、どうせなら私達も何かしません?」

「逆サプライズ?」

「そうです。それでお母さんに聞いてみたんですけど、多少の融通なら効かせられるって。」

「それならさ、下の食堂とか貸切に出来たりしないかな?それでレントの好きな物とか作ってさお返しとかしたいなって。」

「いいですね。ちょっと聞いてきます。あ、セフィアさん達もプロポーズの答えはもちろん……」

「うん。オーケーだよ。」

「当然。」

「それじゃ、聞いてきます。」

「…ん。」

「いってらっしゃい。」


〜再びレントへ〜


火魔法が無理なら、せめて何処か豪華な食事でも……いや、宿での最後の晩餐になるんだし、宿で食べるべきかな?

あっ!そういえばアレクシアさん達と会う約束してたんだった。

どうしよう?

う〜ん。

でも、夜なら大丈夫かな?

あーーっ!どうしよう。緊張するー!

えとえと、他はどうしよう。

いかん。

こんなに動揺していては三人に感づかれてしまう。

平静にならなければ。

平静に、平静に。こういう時は無心になってひたすらに素振りだ。



9997、9998、9999、10000!

ふぅ〜。

疲れた。

でも落ち着いた。

よし。とりあえず、花束を買おう。

こういうのは意外とストレートの方が良いのかもしれないな。

後は食事に関してだけど、それは女将さんに頼んで豪華なものにしてもらおう。

そうと決まれば早速行動開始だ。


花束はセフィアには黄色い花をベースにして、リリンは青、ルリエは赤だ。

料理も女将さんは快く快諾してくれた。

娘の大事な日だからね。頑張らせてもらうよ。と言っていた。

なのでお金を渡そうとすると、必要ない、寧ろこれからお金が必要になるんだがら取っときなと言ってくれたので、その言葉に甘えることにした。


そうして一応の準備を終えたので部屋に戻る。

三人は驚いてくれるかな?

明後日が楽しみだ。

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