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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
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第1068話 星空は絶景だし、本当最高! 的なお話

「お帰りなさいませ。我が街はお楽しみいただけましたかな?」

「ええ、まあ……。」

「おや、随分とお疲れのようですね。」

「ちょっと、服を見ていまして。」

「ああ、成る程。そういう事ですか。」


城主である大名のミウラ・ヤスカネさんは何やら納得したご様子だけど、多分想像と違うと思いますよ。

俺の周りを見てから言ったので女の子の買い物は長い的なことを考えたんだろう。

いや、それも間違いではないんだけど、着せ替え人形が、ね……。


「立ち話もなんですし、どうぞ屋敷の中へ。ああ、それとこれはヤマトの風習なんですが、屋敷の中では靴を脱いでください。」

「分かりました。」


まあ、知ってますけど。

日本人なので。

でもそれをわざわざ言うのも面倒だし言わなくてもいいよね。


「では、こちらの3部屋をお使いください。それと、湯殿の準備が出来次第女中に知らせさせますので、それまではお寛ぎ下さい。」

「ありがとうございます。そうさせてもらいます。」


案内された部屋。

扉は襖、壁には掛軸、足元にはい草香る畳。

これぞ、ザ・和室!

これ以上ない程に和室してる!

着せ替え人形の気疲れなんぞ吹き飛んで興奮してる。


「変わった椅子だね。脚が無いや。」

「座椅子だよ。座り方に決まりとかは無いから。」


みんなが座椅子に座る。

ちなみに部屋割りはいつも通り。

日本茶……いや、ここではヤマト茶か?

それを知ってるのは俺だけ。

なので備え付けられているお茶を入れる道具を……茶釜って、どう使うんだ?

急須とか茶葉の方は問題ないんだけど、これは……流石に俺も使った事ないしなぁ……。

使い方は後で聞くとして、とりあえず急須だけで淹れるか。

幸いこの世界は魔法がある。

そして俺は水魔法を使える。

まだLV1だけど。


緑茶はまず人数分の湯呑みにお湯を入れる。

湯呑みに先にお湯を入れる事で熱湯を冷まさせると共にこうする事で必要分のお湯が分かる。

急須に茶葉を入れたら湯呑みのお湯を急須に入れてしばらく待ち、その後回し入れをする。

これは味が均等になるようにするため。

後、蓋の穴がある方を注ぎ口の方に来るようにすると空気が入ってなんかいい感じになる。

テレビでやってたけど、その辺はよく覚えてない。

でもそうした方がいいらしいのでそうする。


「お茶淹れたよー。」

「ありがとう。僕ができれば良かったんだけどね。」

「知らないんだからしょうがないよ。」

「ん。美味しい。」

「ちょっと苦味がありますけど、美味しいですね。」

「苦味? そうかな? まあ、慣れてないとそういう事もあるのかな。」


ルリエからはちょっと苦いと言われた。

そういえば、俺も子供の頃はお〜いな感じのお茶とかはちょっと苦いと思ってたかも。


「失礼します。湯殿の準備が出来ましたのでご案内させていただきます。」

「お願いします。」

「ではこちらです。」


女中さんに案内された先、それはまさかの露天風呂でした。


「こちら、当家自慢の源泉かけ流しとなっております。人払いは済んでいますのでゆっくりと浸かることが出来ます。温泉の効能ですが、冷え性、肩こり、結構促進、打ち身、切り傷、美容に効果があります。」


おおう……露天なだけじゃなく、源泉掛け流しとは……。

これは期待出来る!

それに、源泉かけ流しなお陰なのか男湯と女湯でちゃんと別れてる。

グラキアリスとかだと時間で分けてたりするし、分かれてても宿は高級だったりするからな。


「じゃあ、また後で。」


みんなと分かれて1人でお風呂に。

ちょっと寂しい気もするけど、この広い露天風呂を独り占めできるというのはかなりの優越感。

星空は絶景だし、本当最高!

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