表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第二章】結婚したい。
114/1489

第百三話 帰還しました。的なお話

「俺は一体…?」

「あ、起きたんだね。レント。ゴメンね、僕がちゃんとおし「心配させないでよ!バカ!」」

「うわっ!」


セフィアが喋っている時に突然アレクシアさんが割り込んできた。

というかバカって……。

まあ、心配かけたのは本当の事だけど。

でも、なんで俺は倒れたんだろう。

ステータスを確認しても別に体力は減ってないし。


「なんで倒れるまで重唱使ってるのよ!本当に…心配…したんだから。」


どうやらアレクシアさんは重唱について知っているみたいだ。

その為に俺が体力を限界まで変換したと思ったぽい。

それは悪い事したな。

でも、魔力はほぼ空だけど、体力は全然減ってないんだけど……。

本当になんで倒れたんだろう?


「あ、あの…本当に大丈夫…ですか?」

「大丈夫だよ。それと別に体力を変換したわけじゃないから。心配かけてゴメンね、アレクシアさん。」

「べ、別にもういいわよ。」


みんなに心配かけた事を謝った後、身体を起こしてダンジョンで手に入れていたMPポーションを一気に飲んだ。

味は何故かソーダっぽくて美味しい。

まだ試験は続いているから気をつけないと……と思っていたらアベルさんから着いたぞ、というお声を頂きました。

……MPポーション、無駄になっちゃった。


それから街に入った俺達は試験終了の報告と道中に倒した魔物の買取とそのお金の分配の為にギルドに向かった。

そして報告を終えて買取へと向かうのだが……やはり騒がれた。

Dランク昇格試験中の冒険者がオークキングとオークジェネラル(アレクシアさんが発光しながら倒した奴)を倒したというだから仕方ないといえば仕方ない。

でもトライデントボアの時とは違って目撃者がちゃんといたお陰で今回はすぐに収まった。


その後買取金の分配だが、アレクシアさんが一番多く貰う事になった。

まあ、一人でオークジェネラルを倒したんだからそのお金は全部アレクシアさんが貰うべきだし、当然だよね。

次に俺で、セフィアとエルナさんが同じくらいだ。

オークキングを倒したのは俺だからという事で2:1:1で俺が2だ。

もっとも俺とセフィアは結婚予定だから実質は3だけどね。


そして最終的にアレクシアさんが約25万、俺が約20万、セフィアとエルナさんが10万となった。

お金を分配した後は解散していいのだが、命懸けの状況を乗り切ったという仲間意識からか、じゃあこれで、とはなり難い。

なので、お互いの宿の場所を教え合い後日集まろうという事になった。

後日というのは試験結果が出る日だ。


それから二人と別れた俺達は寄り道する事なく宿に戻る。

どうやらリリンはルリエのお手伝いをしているようで忙しそうにしていたので、二人に一言二言声を掛けた後部屋に戻りベッドへと倒れこみ二人とも夕食まで同じベッドで寝ていた。



リリンとルリエに俺とセフィアが起こされて最初に目にしたのは部屋に持ち込まれた豪勢な料理だった。

どういう事かと聞いてみると、俺とセフィアの無事に帰還した事とリリンのC+ランクへの昇格を祝う会だそうだ。

というか、なんで+が付いてんの?

その疑問について聞いてみたら、あの初心者ダンジョンのソロクリア歴代最速にして歴代最高討伐数を樹立したからだそうだ。

俺の嫁はすごい。


そういう事ならということで魔道具を設置してから豪華な食事を堪能し、おおいに騒ぐ。


そして食事が終わった後はそのまま18禁なことに突入した。

二人とは久しぶりだからか、危機的状況から生き延びたことによる昂りか、はたまたその両方か。

そういうことで今日は激しく燃えた。

そしてそのまま泥のように眠りに着いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ