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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
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第1038話 露店を冷やかして時間を潰した。的なお話

黒船亭を後にして再びの観光。

次はどこに行こうか……?

服屋は見たし次はどこか観光名所とかを見るべきだろうか?

だけどそういうのがどこにあるのかっていうのは分からないし、そもそもそんなものあるのかな。

ここアクリアがいくらグラキアリスと近いからといって、普通の人がそうホイホイ遊びになんて来るわけがないし、そうなると観光名所的なのがあるとは思えない。

せいぜい貴族向けの施設があるくらいだろうか?

いっそのこと、グラキアリスとの違いを探してその辺をブラブラしてみるのはどうだろう。


「レント、おもちゃ屋さん行こ。」


……やっぱり行かなきゃダメですか?

って、あっ、ちょっと待って引っ張らないでー。


「えーと、そういうわけなんで1時間後に黒船亭の前に集合でぇぇ!」


リリンに引っ張られて行くが流石に全員で行くわけにもいかない。

蒼井とユキノとはそういうのじゃないから全員でとはならないし、シアやルナ辺りはそういう所にはあまり行きたがらないから、そもそも来ないだろう。

そういうわけで1時間後に集合って事にした。

まあ、それはいい。

それよりも重要なのは。


「ところでリリン。店の場所知ってるのか?」

「知らない。」

「知らないのかよ!」


どうすんだよ……1時間で行って帰ってこれるか?

もう少し時間を長くしておけば良かったかなぁ……いや、そもそも行かないという選択肢は無かったのだろうか?


「ん? 何?」


無かったんだろうなぁ……。


「いや、それよりもこれからどうする?」

「とりあえず花街というか、そういうお店が集まっている所に行ってみたらどうかな?」

「セフィアも来たのか……。」

「うん。ダメかな……?」

「いや、ダメってわけじゃないけど……。」


結局こっちに来たのはセフィア、リリン、ルリエといつも通りというか予想どおりのメンツ。

このハーレム状態でそういう店に行こうものなら注目される事間違いなし。

セフィア達はその辺のことどう思ってるのか気になる。

少なくとも俺は恥ずかしい。


当てがあるわけでもないのでとりあえずセフィアの言う通り、花街を目指す。

まあ、その花街自体も場所を知ってるわけじゃないけど、これまで行かなかった方向に向かって進んでいったらなんかそれらしい場所に着いた。

恐るべし、リリンの直感……。


適当なおもちゃ屋さんに入って物色をする。

こういうおもちゃは実は魔道具だったりするので、割と高い。

割とというか、結構?

しかしそんなの知ったことかとばかりにリリンは次々と買い物カゴに入れていく。

いやほんと、この子貪欲過ぎるよ。

その性欲が全部こっちに向くのはまあ、嬉しいというか、ホッとするというか……誰か別の人に向かないのは良かったけどさ。

でも少しは自重して欲しいと思う事もある。

いや、本当に、冗談でもなんでもないからね。


〜蒼井視点〜


風見達と分かれたが1時間という事でこっちはこっちで適当にブラブラと街を見て回ってる。


「そういえばさ、4人は一緒に行かなくて良かったの?」

「うぇっ!? 嫌だって、その、やっぱり恥ずかしいじゃない……。」

「そんなお店、行くって考えただけで……キュゥ……」

「ああ、ルナ!」


ルナが顔を真っ赤にして倒れそうになる。

あー、そりゃそうよね。

少なくともルナは無理だよね。

まあ、ここにいる4人はそういう事に対してあけすけって感じじゃないしね。

レイダは風見に誘われればついて行っただろうけど、自分で行こうとは思わないんだろうな。


そして私だけど……いやまあ、ちょっとは興味はあるけど、流石にね……。


その後何事もなく、待ち合わせの時間となるまで適当に露店を冷やかして時間を潰した。

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