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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
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第1027話 とにかく前に進んでいくんだ。的なお話

荒ぶっている……。

そう表現すべきだろうか?

それとも生き生きしているだろうか?

とにかく、リリンが凄い。

間引きが目的だから数を狩る事を重視してる。

なのでちょっとばかり自由行動というか、察知能力の高さからリリンを自由にすると活躍しすぎるから加減してもらってたけど、今回はそれを解禁してみた。

解禁したら、それはもう、凄まじい勢いで活躍してる。

今もヘビィコングに対して縦横無尽に動き回って斬り刻んでいる。


木とか転移を多用して本当に文字通り縦横無尽に。

地面スレスレを進みながら攻撃を躱し、そのまま連続しての回転斬りをしたかと思えば、木を使って三角跳びをして上から攻撃。

着地隙を狙ってきたゴリさんの目の前で転移で消え、そして背後から攻撃でとどめを刺す。

いや本当に、荒ぶってる。


あれかな?

やっぱり自由に動けないのが窮屈だったのかな?

というか、凄すぎるんですけど。


「リリン凄いな……。」

「今のは慣らし。まだ転移を上手く組み込めてない。」

「そ、そうか……。」


やべーな。

戦闘スタイルが違うからリリンのように戦う必要はないけど、それでもなんかこう、劣等感に襲われる。

凄く、置いていかれているような気がしてくる。

……このままじゃダメだ。

初志貫徹。

いや、初心を思い出すか。

リリンに出会ったばかりの頃、その時リリンは既にDランクで俺の前を行っていた。

そのリリンに対して俺はなんて言った?

絶対に追いついてみせる、だ。


こんな所で立ち止まってなんかいられるか。

リリンの旦那として、共に立つ男になるんだ。

それに、Aランクにならなければアデルとも結婚出来ない。

だから、前に進むんだ。

俺に才能はないかもしれないが、それでも一歩ずつ一歩ずつ、ちょっとだけでもいい。

とにかく前に進んでいくんだ。


〜アリシア視点〜


「っ!?」

「アリシア様? どうされましたか?」

「蓮斗さんが成長限界を突破しました。」

「本当ですか?」

「はい。間違いありません。」

「流石アリシア様……レントさんをストーキングさせたら右に首がねじ切れるぅぅぅぅぅぅ!!!」

「うふふ……どうやら変な事を考える頭は要らないようですね。」

「要ります要ります! 超要ります!」

「私はただ、蓮斗さんを見守っているだけです。」

「トイレ中も?」

「当然です。」

「お風呂も?」

「何があるか分かりませんからね。録画もしています。」

「ストーカーじゃないですか。」

「いいえ違います。」


ええ、違いますとも。

ストーカーは一方通行の行き過ぎた愛が原因ですから。

私のは一方通行では無いのでストーカーにはなりません。

確かに今はまだ、双方向ではありませんが、それも訳あっての事。

いつか、絶対にレントさんなら至ってくれるはずですから。

そうすればきっと……。


「それはそれとして、レントさん、間に合いそうで良かったですね。」

「ええ。あと出来ればリリンさんを除いた他の皆さんも成長限界を超えてくれればいいのですが……。」

「そろそろ限界が近いですからね。それにしても、リリンさんの成長限界はすごいですね……まだ大分先ですよ。」

「あの子は天才の部類ですからね。神に愛されていると言っていいでしょう。」

「いや、その神はアリシア様でしょうに……。」


ちょっとしたジョークなのに、素のトーンで返されると少し恥ずかしいですね。

それは置いといて、そろそろ次の段階に進むべきですかね?

女神アリシアが語る訳とは一体……?

それに次の段階って一体何!?

次回 続きません! 普通に本編です

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