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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第七章】封竜祭に参加します
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第991話 上に乗ってみようかな。的なお話

朝か……朝だな。

くぅ〜朝日が眩しいぜ……。

そして眠い。

結局ね、全然寝かせてもらえなかった。

それに対してセフィア達は交代で寝ていたりしたので世の理不尽さを感じてしまう。


朝食だけ食べたら後は寝よう……。

そんで、起きたら今後そういうことに関してもっと話し合わない……と……。

あ、無理。

朝食も無理だ。

寝る……。



何処だここ?

揺れてる……?

よく見れば天井も見覚えあるし、ここ馬車の中か。


「あ、起きた?」

「今どういう状況?」

「えーとね、最後にリリンの相手をした後にレントが倒れるように寝ちゃったらしくてね、その後起きるまで寝かせておこうって話になったんだけど、結局宿を出る時間になっても起きなかったからそのまま馬車に乗せて移動したんだよ。」

「そうか……。」


今の時間は14時41分。

かなり寝ていたようだ。


「それからごめんね。前に加減して欲しいって言われていたのに結局朝までになっちゃって。その、久しぶりだったからつい……。」


久しぶりって1週間も経ってないと思うんですけど?

というか、一緒に行動しているセフィア達ですらこれだと、リステルにいるアデル達はどうなるんだよ……。

考えるだけでも恐ろしい……。


「ってか、もうお昼過ぎてるのかよ。」

「あ、うん。どうする? 一応買い置きがあるけど食べる?」

「食べるけど、買い置きなんだな。」

「お昼は街で食べたからね。」

「そうなのか。」


というわけでお昼……朝も食べてないけど、昼食をいただきます。

買い置きというか露店で購入した物ばかりなので味が濃いめで最後の方はちょっとくどくなった。

そんでふと思ったんだけど、惣菜を売ってる店とか全然見かけないな、と。

そういう店をやれば案外儲かるんじゃね?

味とか栄養バランスとかを考えて売れたり、夕食に困った時とかに買って行ったりとかさ。

まあ、やらないけどね。

やるとしても冒険者引退してからだろうし。


「あ、後レントが寝ている間にこの国で出る魔物についても調べておいたよ。」

「本当か?」

「うん。ゴブリンとかスライムとかオークとかの基本的なのはグラキアリスと変わらなかったけど、場所によっては結構生態系が変わってて、もう少し進んで海が近くなると水魔法を使う魔物が多くなる感じだったよ。」

「やっぱそうなるか。魔物も住んでる環境によって変化するよな。」

「うん。他だとグラキアリスにいない魔物もそれなりに、かな。」

「例えば?」

「マッドマットっていう体を薄く伸ばして地面に擬態して近づいてきた獲物を丸呑みにする魔物とか、スニーキングプラントっていう、ひっそりと後をつけてきて、隙を見せたタイミングで一気に襲い掛かる植物系の魔物とか色々だよ。流石に数が多いから全部は無理だったけど、ランクが高いのを中心に覚えたから安心してよ。」

「遭遇した時は頼りにするよ。」

「任せて!」


任せて、と胸を叩く仕草がかわいい。

軽く胸が揺れるのも魅了ポイント。


「そういえば、みんなは? 馬車に並走でもしてる?」


話が一区切りついたので気になっている事を聞いてみた。

俺が寝ていたからスペースが取れなくて何人か馬車の中にいないんだよね。

まあ、流石にそれはないだろうし御者席に多くいたりするんだろうけど。


「それなら……。」


セフィアは上を指差す。


「まさか……?」

「うん。屋根の上だよ。目線が高くなるし風が当たって爽快とかで案外気持ちいいみたいだよ。」

「そうなんだ。」


迷惑をかけたから申し訳ないと思ったけど、ちょっとだけ興味が湧いた。

後で俺も屋根の上に乗ってみようかな。

うーん……流石に具体的な内容は話してないし大丈夫だろうけど、ちょっとやり過ぎかなぁ……加減が難しい。

ま、大した人気がある作品じゃないし運営も見てないだろうから大丈夫か……自分で言ってて悲しくなった。

人気が出ることを考えての作品じゃないとはいえ、4年も書いてると愛着がね……。

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