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貴方と背中を合わせる理由。(仮)  作者: はつい
第壱拾縁:貴方とこもれ陽の下に・・・
212/214

プロローグ。


「お疲れ様、頑張ったね。」


 言葉と顔を見て、全身の疲れが和らぐのを感じる。


「うん、ありがとう。見てくれた?」


 小さなアクリルの箱の中の、更に小さな小さな・・・。


「あぁ、全体的に君に似ている。それと名前はどうしようか?」


 一人で勝手に慌てるのを見て、微笑みながら。


「実はね、考えてるのが一つあるの。」


 意外な言葉にきょとんとしてから、口を開く。


「ん?どんな名前?」


 どんな名前が出てこようとも、特に反対するつもりはなかった。

というより、この件に関しては全面的に大変だったのは自分ではないのだし。


「征樹。樹木の根がどんな固い岩盤も障害も越えて、何処へでも征けるように・・・。」


「征樹、か・・・良い名前だ。」


 今宵産まれた、小さいけれども輝く・・・


「征樹、お母さんとお父さんの子供に産まれてきてくれてありがとう。」


「ありがとう。」


 それは、命。


以上、全210話、お読み下さってありがとうございました。

それではいつもの反省会と次回作予告をお楽しみ下さい。

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