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ステップ103:検閲プロトコルと四龍の雷鳴

1. メッセンジャー介入:スティールステップ。キエフ南門での銃声が突然、重くリズミカルなハミング音にかき消された。それは線路の轟音でもプラズマエンジンの轟音でもなかった。地面は一匹の生物の足音で揺れた。セツの出現:研究施設の煙とオゾンの霞からシルエットが現れた。その新しいチタン製の脚は、一歩ごとに溶けたアスファルトに深いへこみを残した。極性反転:伊藤博文が組み込んだ虫捕りが瞬時に作動した。ルリック衛兵の輝く黄金の槍は消え始め、普通の魔法のない文字に変わった。「私の走りは…もはや…本には属さない」ボコーダーで歪められたセツの声に、衛兵たちは一歩後退した。彼は攻撃しなかった。セツはただ最前線を歩き抜け、自分の周りに絶対的な技術的安定のゾーンを作り出した。 2. 観察者の正体:検閲官の影。時計塔の上で、正装の男が芳香のあるタバコの煙を吐き出した。彼の視線は、手のひらの上で冷たい青い光を放ち続ける「鉄」(龍龍龍龍)の文字に釘付けだった。正体:これは、この歪んだ現実では滅びることなく、消去された年代記の最高検閲官となった、旧王朝最後の支配者ニコライ2世だった。彼の目的:彼は古い神を救ったり、リューリクを助けたりするつもりはなかった。彼の任務は、新世界の「出版」を完全に阻止し、人類に自由で書かれていない運命の権利を取り戻すことだった。「リューリクは作者の役割にあまりにも夢中になりすぎた」とニコライは静かに言い、手のひらの文字に触れた。 「だが、良い本は検閲官が容赦なく不要な章を削り取った時にこそ生き続けるのだ。」そう言って、彼は手のひらを南門に向けた。「龍龍龍龍」の印が彼の手から飛び出し、4体の氷龍の幽霊のようなシルエットに変わった。それらは急降下し、戦闘範囲内で時間そのものを凍らせた。リューリクの護衛と信長の突撃隊は凍りついた瞬間の真ん中で生きた彫像に変わり、その場で凍りついた。この絶対零度の領域で動けるのはセツだけだった。 3. 最後通告 地下。 地下ホールの奥深くで、リューリク皇帝は突然玉座から立ち上がった。彼の儀式用のペンが指の中でひび割れ、新しい年代記の49ページ目が霜で覆われた。「検閲官……まだ失われたページにしがみついているのか?」――リューリクの顔は珍しく怒りに歪んだ。彼は、100歩目が戦争の終わりではなく、三つ巴の膠着状態の始まりに過ぎないことに気づいた。盤上には新たな勢力が現れた。ヒロブミ警察の鋼鉄騎士団、ニコライの氷の検閲、そしてコードとペンをつなぐ生きた架け橋となったセツ。(つづく)

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