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異世界魔法のランナー旅団  作者: スパークノークス
第1章  別世界でのランニングライフ
7/37

第7話 ワイルドフォレストダンジョンレスキュー (4)

【50階】

【ワイルドフォレストダンジョン】

【中立エリア】

【310年】

【18:00】


 緑のドラゴンの死骸が塵へと変わり始めた。また、ゲートの鍵が開いた。


 そしてミアに近づき、彼女を背負った。


「緑のドラゴンがミアを気絶させたのか?」


「違うと思う。彼女が目を覚ますのを待つしかない」


「その通りだ」


 ***


【ワイルドフォレストダンジョン】

【中立エリア】

【310年】

【20:00】


 ダンジョンの外に出たところで、レイラニにポータルを起動するよう頼んだ。


「レイラニ、ここから出してくれ」


「了解。待機して」


 突然、ミアが目覚めた。


「ここはどこ?」


「ワイルドフォレストダンジョンの外にいる」


「待って、悪魔に遭遇した?


「悪魔?」


「私を後ろから襲って気絶させた敵だ。彼らは私を餌にして、あなたをここに誘い込んだのよ」


 レイラニがすぐにコメントした。


「罠だ!ポータルを起動できない。悪魔たちがポータルネットワークに干渉しているんだ」


「どうやって外に出るの?今は戦えないわ」


「ダンジョンからさらに遠くへ走り出せ。そこでポータルを起動できるはずだ」


「了解」


 私は次にミアに尋ねた。


「ミア、走れるか?」


「はい」


 私はミアをそっと地面に降ろした。


「走ろう!」


 ミアと私は次のエリアに向かって走り出した。しかし、赤い人型のモンスターが現れた。


「あれは、私を待ち伏せしていた悪魔だ!」


 ミアが走りながら彼らを指さした。


「なるほど」


 デーモンたちが私たちに向かって影の玉を放ってきた。しかし、私たちは木を盾にして身を守った。


 そして、呪文を唱えた。


【呪文:煙幕】


 煙が現れ、私たちを覆った。


 悪魔たちは視界を失い、私たちは彼らから逃れることができた。数分後、レイラニが言った。


「ポータルが起動した!」


 地面にポータルが現れた。ミアと私はポータルに飛び込んだ。



【魔法のランナー旅団本部】

【ファブルタウン、ルナ王国 】

【310年】

【21:30】


 ポータルから出てきた後、ミアは私に感謝した。


「助けてくれてありがとう」


「どういたしまして」


「お名前は?」


「中丸ミキチといいます。よろしくお願いします」


「はじめまして。私の名前は知っていたの?」


「はい」


 突然、サポートメンバーがやってきた。彼の制服には赤い十字架のマークが付いている。


「検査に付いてきてください」


「了解」


 ミアが手を振ったので、私も手を振り返した。サポートメンバーとミアは去っていった。


 レイラニが私に命令を下した。


「ミキチ、コントロールルームに来てくれ」


「了解」


 私は要塞の中に入り、廊下を進んだ。

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