謎の団体(ただの部活)と聖神モネフコ様(ただのケモミミ)パート6
お久しぶりです。コロナ、怖いですねえ。感染力がえげつないので、外から帰ったら手洗い、うがい。しかし外に出ない今日この頃。
新しく2つの物語を出そうかと思っています。詳細はあとがきで。
「わ、私は驚いた、何故なら見知らぬ者が複数存在し、部員全員が集合しているのだから。」
・・なんか喋り方おかしくね?てか背中にメカっぽいものや触手みたいに動く服の帯が見えるんだが・・。
「お帰りシルカ。紹介するわ。このドラゴンの子は田中リン、その白髪の子は詩、隣が田中零乃、その隣が加藤陽葉。皆見学しに来とんや。」
ここの部員なのか。
てかこの格好をツッコまないってことは普通なのか・・・?
「ああ零乃。この服とかは全部魔道具で、食料調達しに行ってもらっとったんや。」
「いや買い物行くのに重武装すぎるだろ・・」
「シルカに食料頼むと大体狩りして帰ってくんねや。」
「今日はサメだ」
「・・・そうか。」
世界は広い
そう思った瞬間だった。
「あ、シルカの紹介がまだやったな。本名はシルカ・ブリスカヤ。ゴーレムやから、力仕事とか頼むとええで。」
ほう、ゴーレムか。
髪の色は薄紫で、あんまりゴーレムには見えないけどな。
「それと、シルカの喋り方はまあ・・ちょっと癖があるんや。小説音読しとるみたいな感じやから、小説喋りって読んどる。」
「慣れないと思うが、よろしく頼む。と、少し申し訳なくなりながら言う。」
そして、シルカは部室の後ろのドアに入っていく。
「・・この部活個性的なのほんと多いな」
「それが売りといっても過言ではないくらいだからな。」
「そんなんで大丈夫か?」
「まあ、まだあと一人おるんやけどな。」
ん?ああ人見知りって言ってた子か。
「そうそう。名前はジュノ・ラーテって言うんやけど、ただあんまり学校行かへんくてな・・ほとんどここに住んどるようなもんなんや。」
「・・・」
「あ、ごめんな、こんな話して。」
「・・・いや、詩と境遇が似てるから、気が合うんじゃないかと思ってな。」
「確かに合いそうかもしれへんな。詩ちゃん、ゲームとか好き?」
「あ、はい・・FPSとかしかやりませんけど・・」
「おお!せやったらよかった。ジュノもそういうの好きやから。」
「FPS好きな人他にもいるんですね・・」
「なんかいつの間にかハマっとったんやんなー」
どうやらなかなかすごい子らしいな。
「あとは、髪の毛いじるのとかも結構得意やで。うちも休日とかはいっつも髪セットしてもらっとるし。あ、せや!詩ちゃんも髪整えてもらったら?」
「え!?いや、いいですそんなの!」
「えー・・せっかくかわいいのにー・・」
「か、可愛くないです、私なんか・・・」
「俺は髪まとめた方がいいと思うんだけどな」
「ふうぇ!?・・・じゃ、じゃあ・・やってみる・・・」
「なんや零乃にはよくなついとるんやな。」
蛍は少しニヤニヤしながら言う。
詩は気づいてないようだが。
「んじゃ。ジュノー、こっちきてくれへんー?」
蛍が呼んで少したってから、後ろの扉が開いて・・・開いて・・・ん?
「ジュノ、大丈夫やから隠れんでもええで。」
「・・・・・」
お、顔出してくれた。てか手に持ってるパネルに<こんにちは>って書かれてるが、これはもしや・・
「ま、想像の通りや。あんま喋られへんから、そのパネル見てな。」
「お、おう」
・・もうこの地に「常識人」という存在はいないのか・・。
<なに?>
「この詩ちゃんの髪整えたってくれへんか?」
<わかった。来て。>
「あ、はい」
そして詩が連れていかれる。
「いやー楽しみやなー。」
「で、きた」
「はやっ!?」
ものの数分しかたっていないのに、改造された詩を伴って部屋から出てきた。そして肝心の詩は・・・
「おー!!」
前書きで言ったとおり、新しく物語を出そうと思います。
「海色のラプター(みいろのラプター)」と「能面少女わたぬきさん(のうめんしょうじょわたぬきさん)」です。
ラプターの方は、戦艦や戦闘機などの擬人化で、アクション臭漂いますが、日常みたいにしようと思います。わたぬきさんの方は、表情を変えられない子と主人公が送るほのぼの生活記にしようと思ってます。
ただ、両方構想段階ではあるんですよね。とはいっても、ある程度は決まっています。これに関して質問、リクエスト等ありましたら感想等で気軽に伝えてください。