謎の団体(ただの部活)と聖神モネフコ様(ただのケモミミ) パート1
どうもお久しぶりです。紫月うぷです。
・・・・
「おせえじゃねえか!!」
って思った方。申し訳ありません。指摘があったので、これからは同じサブタイトルのものをパートで分けていきたいと思います。投稿頻度上がるかな?そんなわけでこれからもどうぞよろしくお願いします。あ、サブタイの聖神モネフコ様ですが、モフネコのアナグラムです 新キャラの子のことです
いつから私はこんな風になったか。
いつから私はこんな生き物になったか。
惨めで、逃げて、誰かを恐れて、
結局私が悪いんだ。
それでも、私がいなくなっても喜ぶ人はいない。
だからこんな私は私でいちゃいけない
・・だから・・・・・
・・・今日も・・・・・
・・・・・・生きないと・・・・・・
*
キーンコーンカーンコーン
「んあー・・結構早かったなー。後は部活見学かー」
「2時間すぐでしたねー。あ、零乃さんは部活見学行くんですか?」
窓から2番目の席の俺と一番窓側の席のリーゼは日光がよく当たるため、結構な睡魔に誘惑されたりする。そのおかげで時間がたつのが思ったより早く感じる。
「ん。リーゼも行くか?」
「はい!」
「リンと待ち合わせしてるから用意出来たらそこ行くぞ。」
て・な・わ・け・で
「あっ!お兄ちゃーん!」
「お?詩も一緒だったのか。」
「連れてきたんだよ~」
「?」
リーゼが不思議そうな顔をする。
「九野詩(ここのうた)。中2で、俺の従妹なんだ。」
「そうだったんですか。私は最上雪で、リーゼって呼ばれてます。よろしくお願いしますね、詩さん」
「はい。よろしくお願いします。・・・・・」
年下のリンの後ろに隠れながら答える。うーんやっぱり人見知りだなー。
・・・よし
「・・詩。リーゼはフリーゼッドっていう異生物なんだ。」
(え!?あのっっ!?)
(大丈夫だって。ほら)
少し詩の顔が明るくなる。
(あれ?異生物って聞いて安心したんですか?)
基本異生物と居て喜ぶ奴はいないからな。その疑問ももっともだろう。
「詩は獣人病なんだ。」
獣人病。獣耳やしっぽに限らず、角や翼が生えてくることがある病気。今のところ根本的な治療法はないという。そして、異生物と同じくあまり喜ばれるものではない。
「だから、迫害される人間より自分と似たような異生物は安心するんだよ。」
「そうだったんですか・・。」
「それにな、この白髪もアルビノっていう色素が薄くなる病気で、余計にな・・・」
「・・詩さん。何か困ったことがあったら、遠慮しないで言ってくださいね。」
「・・ありがとうございます」
小さな声。だが、獣人病の事を公にされて怯えていた表情はもう無かった。
思えば、リーゼも今の詩と同じような経験をしている。その言葉には何か安心できるものがあるのだろう。
「うっし。で、何から行く?って言っても俺は文化系しか無理なんだけどな。」
「私も運動系はちょっと・・」
「ボクはどっちでもいいよ。詩ちゃんは?」
リンが聞くが、それについては答えなかった。
「・・・雪さん 私ポンコツですけどいいですか・・」
予想外の言葉に、聞かれたリーゼは少し固まる。が、すぐに微笑んで答えた。
「私も昨日までそう思ってました。ですが、零乃さんはそんな私を助けてくれたんです。・・困っていそうだからと言って助けてくださったんです。それで・・考えたことがるんです」
「?」
「役に立つか立たないかで価値が決まるのなら、既にこの世界なんて崩壊しているともいますよ」
「・・・」
詩は口を開けて聞き入っている。
「私は迷惑なんてちっとも気になりません。なので本当に遠慮しなくてもいいですよ。」
「・・・・うん」
おお、笑顔になったな。よかったよかった。
リーゼには感謝だな。
で、結構遅くなったが、
「どこ見たい?」
「・・美術部」
「おっ、んじゃ行くか」
「うん!」
家の外では詩の笑顔なんて稀にしか見れないだが・・
リーゼすげえな
そんなことを考えながら部活表を見ていた俺は、あることに気づいた。
「・・あでも、美術部じゃなくてイラスト部ってのがあるな。」
「・・へ?」
結構早く執筆できたので、一週間に2つ・・上げれるかな?頑張ります。後めっちゃどうでもいいですが、 F-35B大好きです。(謎のミリタリースピリッツ)