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定番の冒険者!

先が長い。

不定期になって行く。

でも書きたいなぁ。

頑張る?

城下の街に出た俺は買い食いで貰った金を散財しつつ練り歩いた。


カッコよく言うなら情報収集してたんだze!


そして、やはり定番というかテンプレというかこの世界にも冒険者という職業があるんだと。


主に依頼を受けて対象を採取又は討伐

有事の際、戦争とかかな? には国からの招集によって希望者を軍に招集することもあるらしい。


学が無くても武力さえあれば討伐クエストが出来るし、武力が無くても学があれば採取クエストが出来ることで、かなりの人気職だと聞いた。


そうなれば当然俺も冒険者になるべきよな!というかなりたい!!


俺は情報収集しながら、道を教えて貰いいま冒険者ギルドの前に立っている。


「さて、目の前に見えます冒険者ギルド。 定番だと軟弱そうなやつは絡まれると相場が決まっているが…」


期待半分、不安半分といった…いや、不安なぞない。

なんでも出来る俺に不可能など文字通りないのだから!


意気揚々とギルドの扉を押し中へ入る。

さぁ! 来やがれチンピラ共!


バァン!と押された扉

木造建築の床に鳴る靴の音


俺は受付のことも忘れてチンピラを探す。

もはや目的が違うが知ったことではない!


冒険者ギルドを見渡した結果


…冒険者らしき人は誰もいなかった。


…あれ? なんで誰もいないの? こういうのって、集会所みたいに酒飲んで馬鹿騒ぎするのが主流なんじゃ…誰もおらんやんけ。


ギルド入口に呆然とその場に立ち尽くす。

見かねたようにタイミングよく、声がかけられる。


「ようこそ、冒険者ギルドへ。 依頼ですか? それとも買取ですか?」


「なんで人がいないんですか!!」


「へ!?」


丁寧な喋りを無視し思ったことを聞いてしまったわ。

受付嬢さん素っ頓狂な声出してました。


数秒後持ち直した受付嬢さんが「ええと…」と前置きに説明してくれた。


「冒険者の方々は皆依頼に出向いています。 ほかのギルドは分かりませんが、うちのギルドの冒険者は朝依頼を受けて夕方に帰ってきて依頼を報告、その後ギルドが同時経営している酒場で飲み会と言ったような動き方が常になっているので、昼前のこの時間だと誰もいないでしょうね」


大変わかりやすい説明ありがとうございます。


しかしこの冒険者ギルドの人達働き者だらけじゃないか。

だらけて昼間っから飲んだくれるやつが一人もいないとは。


「それよりも! 要件を教えてください。 依頼ですか! 買取ですか!」


さっきより強気な口調だ。

全く話聞かずに場違いな質問したから怒ってらっしゃるのかしら?

あまり怒ると皺が増えるぜ?


心でそう思った瞬間、受付嬢の怒気が増したような気がするが気の所為だろ多分。

まぁいっか、とりあえず要件だろ?


「冒険者になりたいんで登録してほしんですが」


そう聞くやシュバババっと音がなりそうなスピードで必要書類を用意してくれた。早ぁ。 俺が登録に来るって分かってたんだろうかってくらい早い。

驚きの事務力。


「こちらの書類が冒険者ギルドへの登録用紙になります。 お名前と職業は必記事項となっています。 職業は前働いていた職業、無ければ冒険者として対応しますので冒険者と書いてくださって構いません。 偶に犯罪者が食い扶持を求めて登録しに来るので、この後犯罪歴の確認作業をして頂き1つ登録者用のクエストを受けて頂き、クリアすれば晴れて冒険者になります」


ふむふむ、なるほどなるほど。

受付嬢さんの説明で書類を吟味していく。


まったく読めんけどな。


なんとなく空欄みたいな所があってそこに書くんだろうなということは分かったがどこに何書けばいいか全くわからんな。 言語理解とかデフォで付けとけや。

テンプレやぞ


「すいません、お恥ずかしい話文字が読めなくて書けないんで代筆とかお願いしてしまってもいいですか? 」


本当にお恥ずかしい。

高校三年生が大学入試で名前が書けなくてそれが大声でバラされて死にたくなってしまうような気分だ。


そんな体験したやつぜってぇいねぇだろうけど。

恥ずかしさに目を覆いたくなる衝動に駆られるが、受付嬢さんは馬鹿にしたような反応をしなかった。


「大丈夫ですよ、偶にそういう方もいますから。 それでは必記事項のお名前と職業だけ教えてください。 それ以外は無難に埋めておきますね」


受付嬢さんが優しい微笑みをくれる。

更に初対面で融通効かせてくれた。

ええ人や、あんたごっつええ人やで。


名前と職業な、名前はヒロでいっか。 家名とかで東の方出身! とか説明すんの手間だしな。


んで職業な、職業は……。

ん? 職業? 前職?


…神の使徒と英雄だが?


言えるわけねぇだろ!! 実感もねぇし頼まれてもねぇよ!阿呆か!!


無難に冒険者だろう。


「名前はヒロ、職業は冒険者の方でお願いします」


「分かりました。 続きまして犯罪歴の確認ですね。 こちらの水晶に手をかざしてください。 犯罪歴があった場合どのような犯罪かをチェックします」


ゴトっと音を立て、俺の目の前に水晶が置かれる。


…また水晶か…。好きだよな!水晶!この国!


水晶に手を(かざ)す。 水晶の反応はなかった。

ん? 故障か? また俺のせいか?


「この水晶は犯罪歴があった時だけ反応するようになっているんです。 反応がなかったということは犯罪歴はなかったということですよ」


途端にオロオロしだした俺を見かねたかそう教えてくれた。


やっぱりええ人やなぁ…コロッと騙されて金蔓になりそう。

俺が受付嬢さんに…


「それでは最後にこちらで用意した試験用の依頼を受けていただきます。 今ご用意できるのは2つ。 1つはこの街近辺の対象になる薬草を採取する依頼。 もう1つは討伐系。 近頃森に生息するゴブリンの活動が活発なようで、森を出て街近辺を歩いている姿が目撃されています。 そのゴブリンを1体討伐してくる依頼ですが、あなたは武器も持っていないようですしあまり討伐はオススメしないですかね」


ふむふむ、薬草採取かゴブリン討伐か…

勿論討伐さ! 男の子だもん! 戦闘への憧れってもんがあるのさ!


…しかしゴブリンねぇ。 この世界はどっちかってゆーとフ〇イナルファンタジー寄りの世界だったか。

もう片方は何かとは言わないよ? スライムとかのあれさ!察してくれ。


「あ〜討伐系でお願いします。 武器のことなら大丈夫です。 一応金は持ってるので工面します」


受付嬢さんが一瞬不安そうな顔をしたがすぐ表情を戻し対応する。


「分かりました。 それではゴブリン討伐の依頼で受理します。 討伐の証明はゴブリンの体の一部。 腕とか持ってこられても処理に困るので大抵の場合は耳などですね。

達成までの期間は3日、その期日を過ぎると試験は失敗となり再度登録には3ヶ月待ってもらいます。 よろしいですね? 」


「はい、問題ありません。ありがとうございます! 早速行ってきやす!」


受付嬢さんにお礼して、早足に外に出た。

今までは本の世界の中だけだった冒険者!ワクワクに胸が高鳴る。


「よっしゃ! さっさとゴブリン倒してやんぜ! 余裕だろ! なんでも出来るかなぁ!」

大声でそんなこと叫ぶので周りから変なやつを見る目を向けられる。気にしない。というかしらん。


高揚感に身を任せ、走る。

この息が続くまで!



数分で止まったがな!

説明雑とか描写不足とかだったらごめんなさい。

もっとレベルアップしてぇな。

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