なんでも のはずでは!?
コメント頂けて嬉しかったので調子に乗って投稿します。
パフォーマンスは落ちてません。元から低いから。
流石に男組はステータス書かないと文的に不味かったんで入れますが飛ばしても正直結構です。
コメント凄く励みになります。
浅学なので勘違いとか知識不足あります。
ここは違うんじゃない? みたいな返信有り難いです。
省略も兼ねて細々の内容コメントは省略させてもらう。
たしいて変わらんからな。
大体に揃った男子(俺と龍弥以外)のステータスがこちら。
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名前 北本 巧海
種族 人族
職業 剣士
レベル 1
筋力 A 魔力 D 防御 A 魔防 C 敏捷 A
スキル
直剣術(大) 細剣術(中) 双剣術(中) 大剣術 (中)
加護
女神の加護
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名前 桂木 慶次
種族 人族
職業 盾士
レベル 1
筋力 B 魔力 E 防御 S 魔防 A 敏捷 D
スキル
盾術(大) 直剣術(小) 大盾術(中) 弓術(小) 槍術(小)
加護
女神の加護
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名前 加藤 春樹
種族 人族
職業 探検者
レベル 1
筋力 B 魔力 A 防御 C 魔防 C 敏捷 A
スキル
索敵(大) 気配遮断(中) 鑑定(中) 交渉術(中) テイム術(中)
加護
女神の加護
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というものである。
女子共の似通っている中に特有のものがあるという傾向とは違い、それぞれが別の専門分野に進んでいる感じだ。
加藤など、筋力などのパラメータが低いかわりに冒険に役立ちそうなスキル揃いだ。
みんな羨ま……あぁ、俺も使えるんだろうな。
まるで全員でパーティ組めと言わんばかりにバラバラで、統一したら素晴らしいステータス共に王様方ご満悦である。
残り1人の俺も期待するような目で見てきている。
やだなぁ…ぜってぇ失望されるもの。
身分隠すのも楽じゃないってことよな!
さて、俺だ。
そろそろお待ちかねのステータス偽装をさせてもらおうかな。
心の中で叫ぶ。
…ステータス!!
目の前に顕れるスクリーン大の映像。
さっきから狂ってると思えるほどアホなステータス。
筋力とかのパラメータ表示されてないのやっぱり不味いよなぁ。
まぁ職業が1番……これ職業じゃねぇだろ!
虚しくなんやと言わんで作業を始めようとする。
そこでふと気づく。
………どうやんの?………
スキルとしてなんでもと書かれているからにはなんでもスキルを持っているんだろう。
しかしこっちに来たばっかの俺にスキルの使い方なんぞわからん。
わぁぁぁ!?まずいぞぉ! これじゃ偽装もクソもねぇ! 教えてくれるかわかんねぇけど聞いておくんだったァ!
いやぁ、不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味いぃぃ!!!
いっそ、ステータスみたいに心で叫んだら出来ないかな?
ええいステータス偽装ぉぉ!!!
名前 華山 紘
職業 神の使徒 救世の英雄
スキル なんでも
異常はないようだ。
かわらねぇぇぇ!!なんで!?どして!?
なんでものはずでは!?
偽装ができないお年頃ォォォォォ!!
あー無理もう死んだ!どうすることも出来ねぇ!
王様から目線と表情で「早くしろよ」って言われた気がした。
もう誤魔化せれねぇ!こうなりゃバレても仕方ねぇ!
ばれた後他国にでも逃げてやらぁ!
とくと見やがれステータス!!
水晶に歩み寄り半ば乱暴に水晶をガシッと鷲掴みする。
願わくば割れないかな? と思ったが水晶は発光したので壊れてなかった。
俺は余りの無念に目を瞑る。
囲まれるのは無くても追われるかもしんないなぁ。
やだなぁ。帰りてぇ。
心に溜息をつき、これから楽しめたはずの未来を夢想する。
さよなら、俺の輝かしい異世界…
心でお別れを告げるが、いつまで経っても王様達の反応がない。
こんな頭おかしいステータスなら叫ぶくらい驚いても良さそうだがはて?
不思議に思い目を開ける。
目の前の王様は俺のステータスを見上げているようで、眉間に皺寄せている。
「ヒロ殿でよろしいか? このステータスはどういうことだ?」
喋らない王様の代わりに側近が話しかけてくる。
どうって言われましても、頭のおかしい神様の過ちですが……どういうことだ?
俺は水晶に映し出される自分のステータスを見てみた。
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名前 ヒロ
種族 人_→━#
職業 ☆@─&
レベ♪→─☆
筋力 Z 魔力 Z 防御 Z 魔防 Z 敏捷 Z
スキル
☆☆☆☆
加護
女♡()寵@♪─
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ステータスがぶっ壊れていた。
なんじゃこりゃい。 聞きてぇのは俺の方だ。
名前はまぁ間違ってないからいいけど、種族から下文字化けみたいになってません?
パラメータZって高いのか低いのかわかんねぇな。
強いんじゃね?Z戦〇だし?
スキルの星四つはきっとなんでもだな。それはわかる。
そして加護だよ。
いやおかしんだけどぉ
…俺加護あったんだ…
って思うんよなぁ。
女はきっと女神だろう(多分)
寵ってなに?なんて読むの?
寵の続きの文字がわからんぬ。
てゆーか偽造できてなかったんじゃ?
失敗したと思ったのに成功した?
いや、この感じだと多分俺じゃねぇな。
俺ならもっと目立たない数値にするし。
「俺にも分かりません。 なんでこんな数値になってんのか」
試しに自分だけが見えるステータスを見てみた。
そこには今まで通りの普通のステータスが…普通じゃないです…異常なステータスが写っている。 何故?
「おいおい、ハマちゃん壊したんじゃねぇの? もの大事にせんといけんで」
加藤から野次が飛んでくる。
いや、壊れろと思ったけどまさかあれで壊れた?
いやないだろ。
知り合い共は俺が犯人だと疑ってない感じ。
悪ノリ辞めて! 今やられると王様達の反応怖いから!
王様は水晶の調査をさせる。
ここで壊れてなかったら俺のせいじゃないよな?
賠償金とかやだぜ俺。
「確認しましたが水晶に異常はありません。 正常に稼働できているようです。 問題があるとしたらこの方のほうかと」
え、結局俺のせい?
「何か心当たりはあるか? 」
王様の質問。
知るわけねぇだろ阿呆か。
言ってやりたいが不敬罪とかされそう。
「俺も分かりません。 第1ステータスの存在だってこっちの世界に来てからなんですから」
無難な返しのはずだ。
敬語とかは勘弁してくれ。 苦手なんだ。
王様は顎付近を手で触りながら思案顔。
すると水晶整備係 (仮名)が王様に告げた。
「陛下 この水晶はあまりにもステータスが低い場合などには数値を上手く可視化させられないのです。 恐らく平民などに試しても同じような結果になるかと思われます」
水晶係がそう告げた。
なんかいい感じに俺の望む風向きに来た気がする。
王様は俺に告げる
「今現状では、お主は勇者殿に巻き込まれたものということになる。 勇者でなもないのに呼び寄せてしまった事申し訳なく思う 」
頭は下げないが口での謝罪を俺にしてきた。
謝罪って王の面子がどうとか聞いたことあるけど口に出すのってセーフなんだっけ?
まぁ、結果的に願ったりな状況だ。
「いえ、王様が謝ることじゃないです。 俺は大丈夫です」
そう、俺は大丈夫。 さっさと手放してくれていいんだぜ?
「そなたはには詫びとして、勇者殿たちが魔王を討伐するまでの我が城での滞在を許そう」
……え?……
「……え?……」
声に出てしまった。
いい感じにまとめてたんだから使えないやつは捨てていいんだよ? 優しいなあんた。
俺の疑問の声を間近で聞いた王は訝しげに俺を見る。
「王城の滞在は不服か? 」
「いえ! そんなことはありません。 ただかわりにお願いがあるんですが、こうなった以上迷惑をかけるのは気が引けるので、この世界を1人で回ってみたいと思うのです。 何かしらのお詫びというなら少しばかりの路銀を恵んでくれませんか?」
俺の心の平和のために!!
コメントとかくれたら嬉しいです。
厳しいコメントは勉強になるけど心に刺さりそうです。
ガラスメンタルだから。
もっとコメント頂けるような文章書いてみたいなぁと思ってます。