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担がれた男、事情を説明する
ソロモンはまず各国の首脳陣に説明をすることに決めた。
人間は魔族と違い力だけでは理解できないと魔王軍幹部に言われたからだ。
まずは自分が新しい魔王に就任したことを説明することにした。
「えー、新しい魔王に就任したソロモンです。年は18歳です。これからは魔族は皆さんと仲良くしていきたいので、よろしくお願いします。」ペコリとお辞儀をした。
各国の首脳陣は困惑した。今までの魔族ならいきなり襲撃なんかが当たり前で、こんなご丁寧に挨拶をしてくるのはいなかった。今の場面でなら即座に殺されてもおかしくないのだが、首脳陣は部下が切りこまないのを見て実力はあることを確認して魔王に1人の男が話しかける。
「シルドラ共和国の代表のマーク・ビストニアだ、して、友好とはどうするのだ?今までのことを考えればどうなっても魔族と友好を結ぶ奴はいないぞ?」
ソロモンも確かにと思った。では・・・と説明を始めるのであった。
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