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3話 異世界のお勉強~1回目の5歳

 5歳になった。もうしっかり喋れるし、動く事が出来る。5年間でこの世界について分かった事が沢山ある。


 例えば、この世界の人はみんな「生活魔法」を覚える事が出来る事。これは『着火』といって薪に火を付けるような小さな火を出す魔法や『水差し』といった手を洗う水を出す魔法等、生活に必要最低限の魔法を自分の魔力を使って行使することが出来るのだ。そして何とMPは使えば使う程に最大値が上昇する事が分かった。母に理由を聞くと「魔力を使い切ると気絶しちゃうから、そうならないように神様が毎回すこしだけ魔力を増やしてくれるのよ。」と教えてくれた。


 そしてこの話には続きがある。どうしても理由が気になって父親に街へ連れて行ってもらった時に図書館へ行って調べてみたのだ。そこで見た古い本には「魔力は枯渇する度にすこしづつ増える、この上昇量は幼い程高く、年齢を重ねる毎に上昇量も減少する。」と書かれていたのだ。この本はどこかの部族の文字で書かれているようで、そういった面もあってほとんど知られていないようなのだ。道理でおかあさんも曖昧な感じだった訳だ。そして同じように「体力は日々のトレーニングによって上昇する。」という事も分かった。だけど、こっちはメジャーみたいで複数の本に記載されていた。もし、もう1度転生したら絶対に0歳からトレーニングすると心に決めた。


 そして次が『聖誕祭』と『プレゼント』だ。地球のクリスマスとか正月のようなものかと思ったが大きく違っていて、ある意味これが一番の驚きだったかもしれない。


 『聖誕祭』とはこの世界が誕生した日、そして『女神アリスティル』が生まれた日を祝して世界各地で行われる1週間に亘る大きなお祭りの事だ。どうやらこの世界の担当神はアリスティルというらしい。


 そして『プレゼント』とは1年間のその人の努力や行いによって全ての人のステータスやスキルが上昇したり、罪人であれば罪が償われたりもするのだ。本当に太っ腹な神様である。


 他にも12歳になる子供は全員学園に入り、そこで適正職業を診断してからそれぞれの方向性に合わせて勉強するのだそうだ。そして15歳で卒業と同時に成人になるという事らしい。


 ちなみに最初は「戦士見習い」「魔法使い見習い」「村人」から職業が分かれていくらしい。例えば「戦士見習い」なら卒業時に適正にあわせて「戦士」「騎士」「拳士」等、「魔法使い見習い」なら「魔術士」「治療士」、「村人」なら「狩人」「商人」「職人」等に成長していく。もちろんそこから中級職、上級職へと更に成長していくのだ。


他にもあるが、現時点で重要なのはこのくらいかな。


「おーい、ジン!そろそろ村に帰るぞー。」


 父親の声がする、どうやら集中するあまり隣にいるとうさんの声が聞こえてなかったみたいだ。今日はもう帰る時間みたいだ。ちなみにとうさんのステータスはこうなっている。


ダン=フォレスト

戦士Lv28/門番

HP216/216

MP28/28

STR24

DEX15

VIT20

AGI14

INT10

CHR12

LUK5

<スキル>

『身体強化』Lv5 『剣術』Lv6 『盾術』Lv5 『槍術』Lv5

<魔法>

『生活魔法』

<称号>


 こんな感じだった。どうして分かったかというと、テンプレによくある『鑑定』が出来ないかどうか必死で練習していたら3歳の誕生日に『プレゼント』で覚える事が出来たのだ!それから必死に『鑑定』しまくって現在はLv3まで上げる事が出来た。他にもひたすら体内の魔力を感じる練習をして『魔力操作』Lv2を。腹筋・背筋・腕立てをして『身体強化』Lv1も取得する事が出来た。






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