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蒼翼の英雄と白金の勇者  作者: ε-(´∀`; )
第一章 蒼翼の英雄
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第六話 王都観光とスライム

中庭爆発音事件からおおよそ一週間が経過した。あの事件で王女さんに小言を言われるという一幕があったものの、それ以降は訓練ばかりの毎日が流れていた。

毎日行われる無制限マラソンや筋トレは着実に効果を現し始めている。最初は直ぐに倒れこんでいた真中さんも、今ではその倍程の距離を走り続けることができるようになった。アルフさんの話では、まだ始めたばかりだからこそ急激に伸びているが、ここからの上がり幅は徐々に落ちて行くだろうとのことだ。

魔法の方もクラスの殆どが扱えるようになったし、訓練の方は概ね順調と言える。とは言え、何の娯楽もなく、毎日朝から晩まで訓練というのは遊びたい盛りの高校生にはやはり堪える。リーダー会でもたまには休暇が欲しいとの声が上がっていた。


「てなわけで、王女さん。街に出かけたいんだが?」


「どう言うわけなのかは存じあげませんが、どのような御用向きで?」


「いや、俺らだってまだ子供だし、たまには休日が欲しいし、遊びもしたいわけですよ」


俺がそう言うと、王女さんはたいそう不思議そうな顔をする。


「子供?皆様は既に成人ではありませんか」


「いや、俺らの世界ではまだまだ子供の部類だからな?ついこの前までいろんな娯楽を享受してたんだ。いくら魔法や他のものが目新しいとはいえ、そろそろ飽きがきてな」


「まあ!貴重な労働力を遊ばせて置くなんて、貴方様の国の統治者は一体何をしていらっしゃるのでしょう」


「いや、労働者なんて飽和状態だから。むしろ失業者が溢れまくって社会問題だから」


にしても王女さんも不躾な言葉を吐くようになったもんだな。口調は丁寧だけど、それで良いのか王女様……。

さて、フレンドリーな感じで話している俺と王女さんだが、これには幾つか理由がある。まず第一に、この国の状況が分かるに連れて王女さんが俺らを裏切れないことがはっきりしたこと。第二に、案外この王女さんは子供っぽい。実際俺より2歳も年下ではあるのだが、この国では一応大人であるらしい。第三に、王女さんから協力関係の取り付けを頼まれたからだ。


現在ここオーリンズ騎士国において王女さんの立ち位置はかなり微妙なものだ。正式な即位もまだで、王女さんは王女のままである。即位しようにも、反王室的な貴族たちが邪魔をしているそうだ。

彼らは魔族への降伏を求めており、その声は貴族間で徐々に広がっているらしい。その一方で王女さんは民衆に愛されており、女王への即位を望まれている。その背景には俺たち異世界人の存在があり、勇者と英雄と言う名前が彼女の後ろ盾となっているのだ。

よって実権を握り、魔族へ反撃したい王女さんにとっては俺たちは無くてはならないカードであり、守るべき存在なのだ。逆に反王室派の貴族にとって俺たちは目の上のたんこぶである。

ここで俺たちと王女さんの利害関係が一致するわけだ。王女さんが俺たちを保護する代わり、俺たちが王女さんに名前を貸す。それで俺達は落ち着いて力を得られ、王女さんは実権を握ることができる。

王女さんとしては不意打ち気味に勇者と英雄のお披露目パレードを行い、それと同時に戴冠してしまう気らしい。しかし多くの人の前に出ると言うことは、どうしても危険を伴う。故に降りかかる火の粉を払える程度の力が無くては、それが出来ないのだそうだ。つまりは俺達の成長待ちである。

こういった状況なこともあり、王女さんはある程度信用の置ける相手となった訳だ。ついでにもう一つ理由を述べるならば、「王女さんが勇輝に惚れてしまった」これに尽きる。


「仕方がありませんね……。護衛をしっかりと付けなければなりませんが、勇輝様ならば問題無いでしょうね!ああ、流石でございます!」


陶然とした声音でそう呟く王女さんは、正直気持ち悪かった。美少女がニヤけづらを晒すと言うのも微妙なものだ。せめてショートヘアに赤縁メガネならばよかったものを!その青い瞳に赤いフレームがよく映えただろうに……。残念でならない。

まあそれは置いておくとして。これで外に出るための許可は取り付けられた。


「ついでに、幾つか買い物もしたい。支払いはどうすればいい?」


「そうですね、皆様方にお金を渡しましょう。月に2度、給金と言う形で。また、勇者、英雄への支援名目でのお金も用意しましょう。必要な道具や武器、防具などの代金はそこから出します」


「気前がいいな……」


「皆様が強くなればなるほど私の利益に繋がりますので」


そう言いつつも、その瞳には罪悪感が浮かんでいるように見える。年下相手に指摘するなんて大人げないことはしないが。


「んじゃ、その辺は任せる。俺は今日の訓練に行って来るわ」


「はい。それでは」








翌日、朝食の場で王女さんはクラスの全員に貨幣の入った袋を渡した。俺と勇輝の袋だけ、明らかに量が多かったが仕方ないだろう。国からしたら大事なのは勇者と英雄だけで、その他は付属品と言う認識であろうから。俺も勇輝も断じてそんなことは考えていないが、国としての対応にはどうしても差が出る。

金額の説明は引率の人間が行うらしく、今は特に行われなかった。その後、大人数で行くと目立つということでメンバー決めがあった。戦闘班のメンバーが必ず一人はいるようになっている。

俺のとこのグループは俺、三塚さん、小山さん、情報収集班の大葉 和樹の四人だ。因みに、小山さんと大葉は恋人である。勇輝が「学校にテロリストが来たらどうする?」と話を振り、その言葉が現実になったという事件あった。その際に身を呈して守ってくれた大葉に小山さんの方が惚れたらしい。その事件の一ヶ月後くらいから付き合い始めていた。因みにその事件が三ヶ月前の話。

つまり、二人は付き合い始めてからまだ2ヶ月であり、ラブラブと言える程には仲が良い。つまり、俺と三塚さんは完全に空気だ。我ながら微妙な所に振られたとは思っている。


「おお、久しぶりですな英雄様。本日は精一杯勤めを果たして見せますぞ」


「アドルフさんか!こちらこそよろしくお願いします!」


わたわたと走ってきた小太りの魔法使いに挨拶をする。アドルフさんは人の良さそうな笑みを浮かべ、両手を広げて見せる。


「どうも皆様、私アドルフと申します。本日は王都の名所と言う名所を全てご覧に入れて見せましょうぞ!実は昨日、外出の話を聞いてより、すぐさま王都一の食事処に予約を取っておいたのです!昼食はご期待くださいませ!」


広げた手を大仰に振ってお辞儀をしながら、一気に言い切った。これだけお茶目な人で、しかも魔法の腕はあの爺さんに続いてオーリンズ2位である。小太りでイケメンでは無くとも、この国の人々からはとても尊敬されているそうだ。


「では、参りましょうぞ!」


元気に笑って小さな旗を振るアドルフさんに、みんなからも自然と笑みが零れた。






城門を抜けて跳ね橋を渡ると、其処には活気の溢れる街並みが広がっていた。異世界に来たとは言っても城の中しか知らなかった俺たちにとって、その光景は眩しいものだった。誇張では無く、世界が一気に広がったような気さえした。

隣で口を少し開けてポカンとしている三塚さんに笑いかけると、慌てて口をつぐんで顔をそらした。

三塚さんはお母さん譲りらしいプラチナブロンドの髪を持ち、青い瞳に赤いプラスチックフレームのメガネをかけている。稀に濃い灰色のメガネもかけていることがあり、俺にとってご褒美のような存在だ。

ところで、金髪と碧眼の組み合わせってサブカルチャーでは有名だけど、現実では少数派なんだそうだ。とあるアニメのキャラクターに最も似合うメガネを模索していた時に知った事実である。まあ、心底どうでも良い情報だが。


「あの、その、恥ずかしいのであまり見ないで下さい……」


「ああ、ごめんごめん。確かにあんま話したこと無い男子に見られるのってやだよな。でもまあ、同じ班だし仲良くしようぜ。それに今日は……」


視線で小山さんと大葉の方を示すと、いちゃつく二人を見て三塚さんは必死にコクコクと頷いた。状況を察したのだろう。


「がんばろうな……」


「はい……」


「では皆さん、いきますぞぉ!」


空気を察していないのか、察していながら無視しているのか、元気に声を上げるアドルフさん。この人、マジばねえ。

そんな微妙な尊敬をしつつ、街の中へと進んで行く。最初こそ城の中から出てきた俺たちを見ていた人々も、直ぐに自分達の生活に戻っていく。

大通りには多くの屋台が並び、市場のようになっていた。其処には見たことのない果物や、魚、野菜はもちろん、アクセサリーや何かの卵、果てには石なんかが売られている。


「ここが騎士国王都の名物!リオン市場ですぞお!」


名物と言うだけあって、物凄い人通りである。前に進むのもなかなか難しそうではあった。だがそこは、人混みに慣れた都会人だ!と無意味な意地を張って進もうとするが、そんな必要もなかった。

アドルフさんを見た人達が脇によけて頭を下げて行くのだ。中には握手を求める人や、歓声を上げる人もいる。その様子だけでどれだけアドルフさんが民に愛されているのかが分かると言うものだ。


「ねえ、あれは何かな?」


「卵くじ、かな。屋台の垂れ幕に書いてある。何の卵かは知らないけど」


「御二人とも、どうなさいましたかな?」


「ああ、アドルフさん。あの卵くじって屋台なんですけど」


指差した方向を見て、アドルフさんは相好を崩した。


「なんとも懐かしいですなあ。あれは魔物を売っている店が、戯れに開く屋台なのです。ごく稀にしか開かれず、私も子供の頃に二度見たことがあるだけですな」


「へえ……。ドラゴンの卵とかも入ってるんですか?」


「三塚さん、興味あるの?」


「えっと、私家でヘビ飼ってて。爬虫類とか好きなんです」


ヘビって、蛇だよな?女の子で爬虫類好きとは珍しい。


「私が産まれた日にちょうど産まれたコーンスネークだそうで、トウモロコシからとってトウコっていうんですよ!」


「蛇ってそんな長生きするもんなの?」


「そうですね、コーンスネークだと平均12〜15年くらい生きますよ。最長寿命だと48年にもなるんです!」


やばい、目がキラキラしてる。好きなことになると口が止まらないタイプなのかな?


「ほおほお、それでは一度引いてみますかな?」


「お、やるやる!大葉、魔物の卵くじってあるんだけどやらね?」


「え卵くじ?面白そうだね!萌実、どうする?」


「違う世界の、しかも魔物とは気になりますね。是非行きましょう!」


全員賛成し、くじ屋の前までやって来る。すると、ガラの悪そうなおっちゃんがにぱっと笑ってこちらを向く。


「おお!嬢ちゃん達やってくかい?一回銅貨六枚だよ!」


「えっと、このくじを引けば良いんですか?」


「おうよ。今日一番の当たりはなんと飛竜の卵だ!その中にたった一枚しかはいってないが、あたりゃあ金貨2枚と同んなじ価値があるぜ!」


へえ、それで採算が取れるのか?俺の怪訝そうな顔を見てとったおっちゃんは、頭を書きながら笑った。


「まあ、飼育の費用でもっとかかるし、魔法使いも要るからうちでは育てられなかったんだけどな!」


「ぶっちゃけたなあ、おい」


「まあな!とはいえ、英雄様ご一行なら何とでも出来らあな?」


何てこと無いように呟かれた言葉に度肝を抜かれる。


「何でばれたんだ!?」


「嫌だなあ、英雄様よお!英雄っていやあ、男の憧れじゃねえかよ!英雄譚は男のガキならみんな読んでるってもんよ!

逆に女なら勇者様が憧れだあな。貴公子のような美貌に痺れるってわけよ!」


「ああ、そっか。目と髪か!」


そんな目立ちやすい特徴、確かにそれを知っている人達からすれば一目瞭然だろう。この世界では黒髪も白髪も珍しいようだし。

ざっと当たりを見回すと、こちらを見ている人々と目が合う。その髪の毛の色はパッと見ただけでも様々なものがある。と言うか、先程までより明らかに人が多い。皆、俺らが引くのを今か今かと待っているようだ。


「にしても英雄様が俺の店に来るたあな!いい宣伝になるってもんよお!これで金取ったらうちの名折れだあな。よし、今回は無料でいいぜ!」


「んじゃ、遠慮無くいただこうか」


「そ、そうだね。これだけ人が多いと歩くのも大変そうだし……」


そう言って、三塚さんは板切れの山から一つを抜き出す。その先端には赤く46番と書かれていた。


「おお、40番代か!中当たりってとこだな!ちょいと待ってな!」


おっちゃんは後ろに積んである木箱の山から、板切れと同じく46と書かれているものを持ってくる。


「開けてみますね……」


パカリと木箱を開くと中から黄色がかった殻の卵が覗く。それを覗き込んだおっちゃんがそれが何の卵なのかを教えてくれた。


「そいつぁ、トラディオンの卵みてえだな。なかなかレアだぜ。雷の魔法を使う蛇の魔物でな?1年もすりゃあお嬢ちゃんの5倍くらいの長さになる」


蛇の魔物か……。うん、言うことはこれしかないな。


「おお、フラグ回収ご苦労様です!」


「ええ!?そんなつもり、無かったよ!」


三塚さんは必死に否定するが、どうみてもフラグだっただろ、アレ。


「まあ良かったじゃん。蛇欲しかったんだろ?」


「うん!頑張って育ててみる!」


嬉しそうに木箱を抱きしめる三塚さん。ハーフの筈なのに低い背と、あどけない童顔が、その仕草にとても似合っている。何と言うか、……可愛い。


「じゃあ僕たちも引こうか」


「そうですね!」


大葉と小山さんも板きれをそれぞれ引き抜き、おっちゃんに木箱と交換してもらっていた。大葉はワニの魔物の卵、小山さんは鳥の魔物の卵だそうだ。ワニはともかく、鳥はいいな。俺もペットにするなら鳥類がいい。少し臭うが、可愛いし、どっかの魔法学校みたいにフクロウで手紙とかやってみたい。

俺は板きれの山に無造作に手を乗せ、最初に触れた一本を引き抜く。


「1番?これっていいの?悪いの?」


「……ええっとな、このくじは数字が大きくなるほどいい卵が当たるんだ。つまりそりゃあ魔物界最弱で、世界で最も数の多い魔物、スライムの卵だな」


「マジか……」


俺の引き抜いたのはハズレくじのようだった。後ろの観客たちからも落胆の声が


「まあでも、英雄の兄ちゃんも魔法は使うんだろ?ならちょうどいいかもな」


「ん?どう言うことだ?」


「私が説明致しましょう!」


うおあ!?ずいっと顔のすぐ横にアドルフさんがその人の良さそうな笑みを近づけて来た。


「いいですか?スライムと魔法使いには切っても切れない縁があるのですぞ。そもそもスライムは周囲の魔力を食べるだけの無害な魔物なのです。人を襲うことも無く、ただそこにいるだけ。

むしろ、他の動物に懐いてその排泄物などを食べて、お礼に蓄えた魔力を渡したりするのです。だから獣たちもスライムにだけは手を出さないのですよ」


「へえ、共存関係みたいなもんか。ようは排泄物の中の魔力を餌にして、必要ない分をその動物に還元するってこったろ?」


「ええ、その通りです。其処に目をつけた昔の魔法使いは、スライムに魔力を蓄えさせ続けたのですぞ。スライムを魔力の外部タンクにしようとしたのですな。そしてそれは見事成功したのです。

都合のいいことにスライムは魔力量に限界のない唯一の魔物でして、蓄えた魔力の分だけ大きくなるのですな。膨張率には差があるものの、過去最大のもので3m近い個体も発見されておりますぞ。

付け加えて言うと、産まれたばかりのスライムに魔力を与えて育てると、スライムの保有する魔力が主人とほぼ同質になるのですぞ。そのせいか、互いの考えていることが理解できると言う不思議な現象が確認されているのですぞ。魔物だから魔法も使えるため、自身の代わりに攻撃させることも出来ますな。

そんな理由もあり、魔法使いは大抵スライムを数匹は飼っているのですぞ。そして何を隠そう私も屋敷に数百のスライムを飼っているんですぞ!!どうぞ見にきてくだされ!」


「お、おお!!」


グイグイと寄ってくるアドルフさんから逃げるように後ずさりしながら、今の話を吟味していく。つまりスライムってのは、魔法使いにとっての魔力の外付けパックで、サブの砲台ってことか。魔力放出量の少ない俺にはお誂え向きの魔物だな。


「ほい、これスライムの卵な」


「あ、サンキューおっちゃん。ってこれ、紙か?」


「おおよ。魔力を通さない魔法をかけて封印してある。スライムの卵は周囲の魔力を取り込んで勝手に孵化するからな。こうしないとすぐに孵っちまうんだ。包み開いて、卵に魔力を流してみな」


よし、物は試しだ。紙を破ると中にはカエルの卵みたいなのが入っている。ちゃんと数は一つで、水の中でもないが。手のひらに収まる程度のそれを慎重に持ち、魔力を表出させる。さらにそれを意識して卵の中へと流し込んでゆく。

流し込み始めて数秒しないうちに卵がふるふると震えだし、その殻が溶けて消える。後に残ったのは、ほんの薄っすらとだけ青く染まった透明なゲル。


「ほお、これはカラースライムですな。王道ですが、オンリーワンのスライムになりますぞ」


どうやら、俺の相棒はファンタジーで一番なの知られているモブで、その中で最もポピュラーなど平民らしい。まあ、特に取り柄のない俺にはお似合いの相棒だな。

右手の上のそれを指でつつくと、スライムは嬉しそうに震えた。

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