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378 ラッキーガール

◆ バビロニクス・カジノエリア ◆


『――うむっ! では妾に1割、そなたが1割、他は全部寄付ということで決まりじゃな!』

「それでお願いします。いきなりなのに、本当にありがとうございます」

『何、気にするでない。そもそも蛮族のような輩が悪いのじゃ。そなたも大変じゃったのう~』

「あ、えっと、あの、はい……! すみません……」


 えーっと、なんでここにいるか。そしてどうしてキューブの設置場所をバビロニクスのカジノエリアに変えたのか、それはさっき魔神殿で起きた事件がキッカケだったんだよね。

 まず私が急ぎ足でぽいっと設置、そしたら近くに居た子が『おや、これはなんだろう?』って見つめて、さっき出たらしいハズレアバターと、当たりアバターの売上金でアバターガチャを回したのね。そしたらその子が【◆◆◆妖狐姫の戦装束アバターフルセット】なんて当てちゃって、更にそれに気を良くして色々と闇鍋の面に突っ込んだみたいなんだけど、最後に出たアナウンスが【◆無垢】っていう刀。しかもこの刀がなんとビックリ、今まで見たこともないジャンルの武器である神剣と来た。それでその子は大喜びよね、元から剣士系やりたかったのもあって、これはやらなきゃ~ってきゃっきゃしながら魔族転生をしに行こうとした時――――事件が起きた。

 その子が出したアバターと神剣、まだその子は装備してなかったんだよね。装備してないってことは所有権がないってことだし、しかもまだ魔族転生してないってことは『同門殺しの罪に問われない』ってことでもある。黒寄りのグレーな行動だけど、バビロン様の定めたルールにはギリギリ反してない。それを閃いたプレイヤーが武器を抜いてその子に襲いかかったってわけ。これを私が黙ってみてるわけもなく、私はこの子を庇って戦いつつキューブも回収して北門まで逃げて、本物のケルベロスちゃんにバビロニクスまで送ってもらって……今に至るんだよね。


『それにしてもじゃ、数十人相手によくこのひよっ子を抱えて逃げてこられたのう~』

「加勢してくれた人も居たので……。教官さん達も応援してくれましたし」

「ほ、本当に、ごめんなさい!!」

『運が良いのか悪いのかわからぬのう~』

「ん~生きてるし何も取られてないし、多分運が良いんじゃないですか……?」

『確かに、生きておればにゃにも問題にゃいな! どれ、キューブの亡者になる異界人どもを観察する仕事に就くとするかのう~♪』

「えきどにゃ様、数日に一回来ますんでよろしくおねがいします」

『うむ! このカジノで妾の権能に勝てるのはそなたと三姉妹神ぐらいなものじゃ、何も心配するでない』

「ありがとうございます」


 バビロニクスに来たついでに閃いて、えきどにゃ様の権能で戦闘行動が禁止されているこのカジノエリアなら、万が一にもさっきみたいな事件は起きないからここに設置しようってこの話を持ちかけたんだよね。えきどにゃ様に1割、私が1割、他全部を寄付ってことでえきどにゃ様は『不労所得が増えた!』って大喜び、当たりを出して襲撃される初心者も居なくて安心、私も不要な騒動が起きなくて何の心配もない……最初っからここに設置すればよかったわ。


「そうだ、剣士になりたいんだっけ? こっちの魔神殿でも多分魔族転生出来るし、こっちでしてく?」

「え、こっちでも出来るんですか?」

「うん、出来る出来る。ついでだから一緒に行こうっか」

「いいんですか?」

「いいよ~巻き込んでここまで連れてきちゃったし、せっかくだから暫くサポートするよー。うちのギルドの決まりで、初心者をサポートするなら最後まできっちりすることって決まってるから。中途半端にして投げ出すの禁止なんだ」

「そうなんですか! じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて……」


 さて、後はこの運良くレアアイテムを当てまくったのに事件に巻き込まれた、スーパーアンラッキーなラッキーガールをある程度支援してあげよう! 華胥の夢のルールで決まってるもんね、中途半端な支援はだめーって。レーナちゃんもコモンとアンコモンの装備配りを何日間やりますって決めて掲示板で声掛けしてきっちりやってたんだし、私も見習ってきっちりやらないと!


「……カジノって、こんなに綺羅びやかなところなんですね。草原も山も沼も海も、みんな新鮮です」

「あ~。リアルではこんなに綺麗なところまずないもんね」

「あ、そ、そう、ですね……!」


 ん? まあいいや、とりあえず魔神殿に連れて行って、バビロン様に相談だね!




◆ ◆ ◆




『――はい、今日から貴方も魔族の仲間入りね~。頑張って強くなりなさ~い?』

「あ、ありがとう、ごじゃいまひゅ!!」

「ありがとうございました、それじゃ失礼します」

『冷たいわね~』

「また来ます」

『待ってるわね~』


 バビロニクスでも魔族転生が出来るけど、残念ながらバビロン様は不在だった。この子はこれをバビロン様だと思ってガッチガチになっちゃってるけど、瓜二つな容姿でも私にはすぐわかる。これは偽物の方、バビロン様じゃない。雰囲気が違いすぎるんだよね。


「バ、バビロン様、ですよね。PVでしか、見たことなかったから、ビックリです……!」

「あれはバビロン様じゃないよ。見た目が一緒だけど偽物の方」

「えっ」

「影武者みたいなやつって思っておけばいいよ。何回か見てると全然違うからすぐわかるようになるよ」

「そ、そうなん、ですか……!」


 まあいいや、えーっと後は転職かな? 転職は~……あ。


「そうそう。あ、そうだ! この後剣士系に転職するんだけど、本来はローレイの魔神殿に戻って戦術教官から剣姫になるのね。でも実はもう一つ特殊な剣士があって」

「特殊な剣士、ですか?」

「そう、見た目は可愛くってちっちゃい女の子なんだけど、えきどにゃ様みたいにのじゃ~って喋るおばあちゃまが居るの。零姫って妖狐なんだけど、会ってみる?」

「会いたいです! あ、すみません、声が大きかったですね……」

「それじゃ、行ってみよっか。え~っと、どうしよっかな」


 ちょうど零姫おばあちゃまが弟子欲しがってたし、会うだけ会ってもらおうかなって思ったんだけど、そういえばこの子ギルド員じゃないからギルドポータルで一緒に行けないんだったわ。ん~……あ! パーティ組んでダンジョンエクスプレスで加賀利レイドに飛べば一緒にくっついてくるじゃん! これがただのダンジョンチケットとの違いよ~パーティメンバーも一緒に飛ばせるのよ~! じゃ、パーティ組もう。


「パーティ組もうっか、そうすると一緒にテレポート出来るようになるから」

「え、あ、はい! よ、よろしくおねがいします!」

『ユキノにパーティ招待を送りました』

『ユキノがパーティ招待を承諾し、パーティに加わりました』

「よ、よよよ……」

「大丈夫大丈夫、何か一緒に行くわけじゃないから。それじゃ飛ぶよ~」

『ダンジョンエクスプレス【加賀利の戦】へ移動します』

「わ……!!?」


 いや~初心者のレベル1で加賀利なんて普通じゃ絶対来られないけど、こうやって抜け道的な方法で連れて行けるとなんだか面白いな~。でもジャンクケイヴメロウは『条件を満たしていないプレイヤーがいます』って出たから、流石にダメみたいだけど。そうじゃなきゃ名声値要らない問題起きちゃうしね。


「ここが、かが、り……? ですか? すごい、綺麗……!!」

「ここのエリアは紅葉が綺麗で、ちょっと西に移動すると桜が咲いてるんだよね。どっちも一年中この状態みたいで、四季が入り混じってて面白いよ」

「初めて見ました……ちょっと、感動で、泣きそうです……!」

「そんな大げさな」

「わあ……あああ…………」


 あ…………大げさじゃないかも。確かに、言われてゆっくり見渡してみれば……すっごい綺麗だね。なんでこんなに綺麗なのに今まで目に留まらなかったんだろ? 今までって……うちのどん太達が誰かしら暴走してたり、どこに行ってもどん太達から目が離せなかったから、こうやって景色を眺めるってことをしてなかったね。


「ユキノさんに言われなかったら、この綺麗な景色をしっかり目に焼き付けるなんてことなかったかも。この世界の楽しみ方が一つ増えた気がする、ありがとう」

「え、あ、そ、そんなつもりじゃ、なかったん、ですけど……! どう、いたしまし、て……?」


 この綺麗な景色と共に平和な時間が、いつまでも続くと良いんだけどね。何もしなければ、この景色はまたメルティスなり何かしらの邪悪な存在に奪われてしまうからね。あ~~……そうだ、一応これ言っておかないと。


「ユキノさん、勢いでここに案内しちゃったけど、剣士って掲示板とか世間一般には凄く評価が低い職業なんだ」

「そうなんですか……?」

「うん。それはね、極めるのが非常に困難だからっていうのが原因で、皆すぐに強くなりたいから簡単に強くなれる職に流れちゃうの。だから修行が必要な剣士は不人気、やってる奴は馬鹿みたいなことすら言われるんだ。私はそうは全く思わないし、むしろうちのメンバーで一番強いのが剣士系だからその逆だと思ってるけど……一応、先に言ったほうが良いかなって」

「私、あの……えっと……」

「うん、ちょっとゆっくり歩きながら、纏まったらでいいよ」


 ユキノさんって、緊張でこんなに挙動不審なのかな? さっきまでこの人にあんまり興味なかったけど、なんかこう…………ちょっと、違う(・・)感じがするんだよね。なんだろう、この引っかかる感じ。


「チュートリアルで、モンスターを倒して、レベルを上げて強くなってスキルを覚えて~って、あったんですけど……。なんだか、変だな~って思っちゃって」

「変?」

「自分で努力して培った技術じゃないのに、スキルとして使って強くなるのが、なんだか、ちょっと……」

「あ~……なるほどね」


 言われてみれば確かに、レベルアップで貰えるスキルって自分で培った技術ってわけじゃないよね。急に生えてきたって感じ、確かにこういうの慣れてない人からすると変だな~って感じちゃうよね。私は最初から魔術書で術覚えて、相手の術を盗んで~ってやってたから気にしたことなかったけど、確かに変かも。


「元から、潜在的にあった力を発揮できる器になったってイメージじゃないかな?」

「!! なるほど、それだと、確かに……」

「でも知識の欠片すらない剣術とかを急に扱えるようになるのは変だよね~。魔術とかはちゃんと勉強したり、相手のを盗んだりして覚えないとダメなんだけどね」

「剣術だって、そうあるべきだと思います」

「確かに、でもゲームでこれだと続かない人は続かなくなっちゃうからね」

「そう、ですね……」

「だから剣の道を極めたい、そういう人向けの職業が剣士なんじゃないかなーって思うけど」

「なるほど、なるほど……」


 私、ユキノさんと結構話合うかも。もしかしたらユキノさん、将来的にすっごい強い剣士に成長したりして。まあまだ先の未来、わからないよね。もしかしたら明日辞めるかもしれないし、本当にそうなるかもしれないし。ユキノさん次第かな。


「ほら、あれが加賀利城だよ。あそこに居るんだ~……おーい、門あけて~」

『!? リ、リンネ様が門の外に! 開けろ!』

「よし、行こっか」

「え、え、えっ……? えっ?」

「うん?」

「あ、いえ、えっと……はい」

「ついでだからフレンド登録しておこっか、はぐれた時用とか、何か用事あったら話しかけてきても大丈夫だから」

「え、えっ?! いいんですか?」

『ユキノにフレンド申請を送りました』

『ユキノがフレンド申請を受諾しました。ユキノとフレンドになりました』

「よろしくね~」

「よろしくおねがいしますっ」


 さてさて、さらっとフレンド登録もしちゃったけど……。まずはおばあちゃまがユキノさんを気に入ってくれるかどうか、ユキノさんが修行の剣士になって続くかどうか、そこからだよね~。うーん不安だ~! 不安だけど、同時に期待もある……これが、初心者さんを支援するってことなんだね……!




◆ ◆ ◆




『あたた……! 慣れぬものを飲んだせいじゃ~……! して、そのユキノとやらが、儂から剣術を学びたいと?』

「は、はい! ユキノです、よろしくお願いします!」

『うむ、元気はよいのう。して神剣とな? どれ、ネコババしたりせぬゆえ、ちと見せてもらえぬかのう』

「えっと……えっと、これです!」


 あの状態から零姫おばあちゃまよく復活出来たな~って今感動してる。それと、零姫おばあちゃまはこの感じだとユキノさんのことはどちらかと言えば気に入ったって感じかな? 興味ないものには興味ないって見向きもしないタイプだもんね、興味を示したってことは教える気があるってことだとは思うんだけど……うわ、神剣ってこんななんだ。見た感じは普通の刀と一緒だけど、鞘も刀身も何もかもが白いわ……。


『名は?』

「無垢、です」

『ふぅむ……。妖刀にもなりえる、ただのナマクラにもなりえる、はたまた神をも超える刀にもなりえる、あらゆる可能性を秘めておるが……残念じゃが、今のそなたではこの刀の力を毛ほども引き出せぬじゃろうな。リンネなら半分は出せるじゃろ。姫千代ならば間違いなく己の色に染め、最大限使いこなすじゃろうがの』

「そう、ですか……」

『どうじゃ、儂がこれを預かる。そなたがこれに相応しい担い手になったと判断した時、これをそなたに渡す。もちろんその為の稽古や試練は儂がきっちり用意する。やってみるかえ?』


 お、なんか弟子にする気満々だ。零姫おばあちゃまが、一瞬大英雄の目に変わったもん。


「!! やります!」

『…………うむ、それではこれからそなたは儂の弟子じゃ! これは儂が大事に預かっておこう』

「はいっ!」

『ユキノがパーティを組めない状態になりました』

『ユキノがパーティから脱退しました』


 お~……。なんと零姫おばあちゃまの弟子居ない問題、即日スピード解決してしまいました。本当にラッキーなのは、悩みが解決した零姫おばあちゃまと私の方だったのでは……? あ、これ弟子になるとパーティ組むこと出来なくなっちゃうんだ。戦力的な助け舟は出せないってことね。


『ではまず、そなたのその見窄らしい格好からなんとかせんといかんと思うのじゃが、どうじゃ?』

「え……あっ!」

「あ、さっきのアバター着たら?」

『おお、異界人のみてくれだけを変える服を持っておるのか。しかしあれは防御を伴わぬと聞いたが?』

「あ~防御はないですね。いくら甲冑武者の格好でも何もなかったら紙みたいな感じなんで」

『まずはユキノが気に入る防具からじゃな』

「は、はいっ!」

 

 良かった~おばあちゃまがユキノさんを気に入ってくれて。ん~このままドロンと消えてももう問題ないとは思うんだけど、せっかくだからもうちょっと見ていこうかな~?


『まずは動きやすい布の服じゃな。軽いが防御はまるでない、皆無じゃ。殺られる前に殺るを極めるならこれじゃな』

「……すーすーします!」

『胸が暴れる故、さらしでも巻かぬといかんのう。これは重量のある鎧よりも軽い、動物や魔獣の骨などで作られた軽甲、これは金属製の重甲、更に金属を何層にも重ねた超甲があるが~……』

「最初は、どれがいいでしょうか……」

『まずは自分で自分を斬ることを防ぐために、軽甲にするかの』

「自分で、自分をですか……?」

『これは刀を扱えばわかる。誰しも一度は自分を斬るものじゃ』


 え、なんで自分を斬るの? 千代ちゃんとレイジさんで慣れすぎたから自分を斬るの意味がわからないけど、そんなことあるのかな……。


『――まずはこれじゃ、刃を潰したなまくらじゃ。抜いてみい』

「は、はい……あっ! 重いっ! あいたっ!!」

『ほれ、まず意外な重さに耐えきれずに足に落ちるじゃろ? これを振った時に勢い余って自分の足に刺すじゃろ? 足の出し方を間違えれば自分の足をまた斬るじゃろ? 慣れぬうちは相手よりも自分を斬ることが多いわけじゃ』

「ほえ~」

「刀って、重いんですね……」

『これまで武器を扱ったことは他にあるかえ?』

「槍を扱ってました」

『槍は扱いやすい部類じゃからのう、どうやっても自分を刺すこともない優秀な武器じゃ』


 なるほど、あの長い刀身が逆に仇になることがあるのね。勢い、疲れ、足の出し方一つで自分を傷つけることにもなるんだ……。ということは、千代ちゃんも踏み込みを間違えれば結構危ないこともあるってことね。対刀使いの戦いの時の参考になるかも、注意して見ておこう。


『……ところで、先程言っていたあばたぁ? は、着ないのかえ?』

「えっと、どこに入ってるかわからなくって……」

「ああ、フルセット箱で出てるから、多分消費のタブに入ってるよ」

「あっ! そうなんですね! あ、ありました! ありがとうございます!」

『これは師匠がもう一人要るかもしれんのう』

「うーん、確かに。そういえば万が一事故で死んじゃった時のために、こっちを拠点にするべきだよね……どうしようか」

「拠点は、さっき零姫様」

『師匠!』

「お、お師匠様の弟子になった時に、ここが拠点になりました! えっと、着ます!」


 おーやっとユキノさんが一般店売り装備の見た目から妖狐姫の戦装束アバターフルセットになるのね。どんな見た目のアバターなんだろ……ぉぉおおぉお!!?


挿絵(By みてみん)


『なんじゃ姫千代そっくりの出で立ちじゃな』

「千代ちゃんだわ」

「ちよ、ちゃん……ですか?」


 千代ちゃんの戦装束そっくりだわ、これーーー!!!!! というかそうだわ、絶対そうだわ、これ間違いなく千代ちゃんなりきりアバターだーー!!! あ、狐耳は髪色対応なんだ、かわいい。というかアバターフルセットになるだけでこんなに変わる? かわいい。そして初期服、ダサいことを再認識……さすが初期服……。


「今度連れてくるよ」

『儂の遠い子孫でな、リンネの嫁じゃ』

「…………え???? はい???? どう、どう……どう……っ……?????」


 いけない、ユキノさんの脳内インベントリの理解タブが埋まった。情報を処理しきれない顔をしてる。でもごめんねユキノさん、何一つ間違った情報じゃないんだ……。



【ユキノ】

 身長160cm、B95W60H97。リアルモジュール判定(髪色変更のみ)

 運が良すぎた故に運悪く悪質プレイヤーに目をつけられ、運良くリンネに助けられてしまったラッキガール。そして運悪くリンネに気に入られ、イカレ女に同族扱いされてしまう。彼女の運命や如何に。リンネが何かと違和感を覚える挙動をしているが、詳細は不明。素直で努力家、流されやすいように見えて芯はしっかりをしている。若干マゾヒスト傾向。

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