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249 暴走

◆ 加賀利城・西門周辺 ◆


 悲報、醤油……ない。


『城下町の方で作ってるところがあったんだがなぁ、あの状態ではなぁ……』

「そう、ですか……」


 あの壊滅した城下町の方にあったらしいんだよね、醤油作ってるとこ……。これは復興イベントとか色々やらないと入手できない系アイテムっぽいなあ~。そのためにはまずは邪龍軍に勝ちましょうってことなのかな。

 ん、そういえば邪龍軍は宣言した通り今日は攻め込んでくる気配全くないね。こっちはと言えば昨日の防衛戦圧勝のボーナスが加賀利側に入って、全体的にレベルが上昇したんだよね。とりあえずレベル100以下の人が誰も居ないって状態よ。しっかりプレイヤーにも経験値入ってたよ。なんと驚きの経験値、その量『500億』。カレンちゃん2回分だよ? ヤバイよね、ヤバいと思う。でもそんだけ貰ってレベル2しか上がらないのもヤバいと思う。


「じゃあ、まずは城下町を取り戻してきます」

『取り戻してくるたって、あの魔物の量じゃあ……』

「確かに、1時間ぐらいかかるかもしれないですね」

『…………? え?』

「できるだけ早く取り戻してきます」

『え??』


 まあとりあえず、城下町を取り戻さないことには何も始まらないよね。まだ直せば使えそうな半壊状態の建物とかもあったし、城下町の奪還作戦を進めよう。


「――――リンネさぁ~~~ん!! 来ましたわ~~~!!!」

「あわ、わわ……」

『ぎゅぁわわぁぁ~~~♡』

「お、ペルちゃん。つくねちゃんとつみれちゃんも来たんだ、おはよう~」

「おはようございま~す! お仕事を午前中で片付けて来ましたわ~!」

「おはよう、ごご、ございます。どこか、行くんですか?」

『きゅぴ~~♡』

『わう~~』


 およ、ペルちゃん達も丁度来たわ。つみれちゃんとどん太は相変わらず仲良しだね~。何を話してるのか全くの謎だけど、絶対何か喋ってるはずなんだよね。そんな感じのわんわんわうわう、きゅうきゅうきゅぴきゅぴだもん。


「城下町取り戻しに行くんだけど、行く?」

「あら! 行きますわ! ちなみに昨日寝る前に真覚醒スキルをぶっぱしてから寝ましたから、ペネ105が着いたままですわ!」

「わぁ……」

「わっちも、行きます。行きます!」

『ぎゃうぅ~~!!』

『わ~~!!!』

「おーおー皆やる気十分だ~。30分掛からないんじゃないこれ」

『え???』


 ここまで来たらもう、今いる人全員総出で城下町奪還しに行く? お昼寝さんに声掛けてみよっかな。あ、もしかしてお昼寝さんこの時間だとお昼寝タイムだったり…………しないね、ちゃんとオンライン表示になってるね。


「せっかくだし、いる人皆総出でやるかお昼寝さんに聞いてみる?」

「良いですわね! それが良いですわ!」

「お、いい、ですね!」

「ん! じゃあ声掛けてみよ~」


 ペルちゃん達も賛成してくれたし、じゃあ声をかけてみましょうかね。


『個)→お昼寝大好き:お昼寝さん、お昼ごはんの運動でもどうですか?』

『個)←お昼寝大好き:まって、こわい、これいじょうなにするの』

『個)→お昼寝大好き:え? 何かした後でした?』

『個)←お昼寝大好き:え、え? リンネちゃん的にはアレはウォーミングアップか何かなのかな……?』

『個)→お昼寝大好き:ん……? あ、確かにお風呂入ってきたばっかりなので温まってます! じゃあ、夜に入るお風呂も気持ちよくなるように、皆で城下町のモンスターを殲滅しにいきましょう!』

『個)→お昼寝大好き:ペルちゃんとつくねちゃんはやる気マックスです!』

『個)←お昼寝大好き:み、皆で? もってぃ達も呼んで?』

『個)→お昼寝大好き:はい! 皆で!』

『個)←お昼寝大好き:うん……。じゃあ、声を掛けてみるよ。行ける人皆集めてみるね~……どこ集合かな~?』

『個)→お昼寝大好き:え~っと、加賀利城の西門で!』

『個)←お昼寝大好き:わかった~! じゃ、ちょっとまっててね~』


 よし、これで来られる人は皆来てくれるね。広場に居るリアちゃん達には念話で集合して~って送っておこう。今はどん太しか居ないしね。

 

「声掛けて皆集めてくれるって~。」

「良かったですわ~! あ、パーティはどうしますの?」

「ん~……。乱戦になるだろうし、それを考えると~……」

『ギルド・同盟ギルドへ告知:加賀利城下町の奪還作戦を準備中で~す。参加できる方は加賀利城の西門に集まってね~』

「告知が出ましたわね!」


 パーティの分け方か~……。ん、いや待ってよ? どうやっても絶対に暴れるペルちゃんと、しっかり周囲を見て暴れられるつくねちゃんと、ここにおにーちゃんを入れるでしょ? そんで私入って~……。


「――――ゴキゲンイブニーーーンッグ!!! きぬちゃんキタヨーー!!」

「お、きぬさんこんにちは~」


 あ、暴れん坊が増えた。物凄い爆速で走ってきたわ。んじゃあきぬちゃんも入れて~……。


「ほげぇえええ~~~速い速い速い速い、止まって止まって止まって~~!!」

『グワグワグワァ~~!!!!』

『わぅぅ~~ん!!』

『おい、マスターもってぃが目を回してるぞ、少し速度を――――ああああ前ぇえええ!!!』

『わう? わうっ!? (なんか来てるよ!?)』


 すんごい土煙と共に、凄いもふもふな……羽をバタバタしながら走ってくるデカいアヒルみたいなのが居るんだけど……? え、止まらない? 止まりそうにないよ? こっちに向かってくるぞぉ!!! 後続にちびどん太みたいなのと、二足歩行のガチムチライオンも居るけどぉ!?


『わぅぅ~~!! (ぶつかる~!!)』

「わあああ~~どんちゃ~~~ん!!!?? ぶつかる~~!!!」

『グワグワ~~~~!!!』

『ワゥッ―――― (と、とまれっ!)』


 お、おお……どん太、ナイスハグ!! もふデカアヒルをガッチリ抱きしめて止めた! 凄い、偉いぞどん太!! あ、もってぃさん乗ってるわ。


「……もってぃさん、こんにちは」

「…………こん、にちは。ガーちゃん、もう乗るの、やめとくね……?」

『グワァァアアアーーー!!!???』

『当たり前だ、ちゃんともってぃの言う事を聞いて走らないか』

『ぎゅぁ~~??』

『わぅ?』

『グワッ?』

『わう!』


 おお……。どん太と、ちびどん太と、もふデカアヒルちゃんと、つみれちゃんが……。謎のシンパシーを感じあってる……? 


『ぎゅああああ~~~♡』

『わうわうわうわうわんわんわんっ!!!』

『グアアアーーガアアアアアーーーッッ!!!』

『わぉおお~~ん!!』

「うっるさ!!! あっちでやりなっ!」

『ぎゅぃぃぃ……』

『きゅぅ~ん……』

『ぐぁ~~~……』

『くぅぅ~ん……』

「ぼ、僕が怒っても、全然言う事聞かないのに~……」

『格が違うのだ。諦めろ、もってぃよ』


 うん、うるさいんだもん。お友達が出来て嬉しいのはわかるけど、それはちょっと離れたところでやってくれる? それで、ええ~っと……。こちらのライオンフェイスでガチガチに鎧を着た巨漢さんは……?


「モフリーさぁ~ん……。あ! お騒がせしてすみません! さっきは止めてくれてありがとうございます! うちの子を紹介しますね! こちらの獅子獣人のお方がレオナルド・モフリーさん!」

『よろしく頼む』

「あ、よろしく、おねがい、します……?」


 レオナルド・モフリーさんね。モフリー……可愛い名前とは真逆に、すっごい強者なオーラを発してる……。


『ちなみに私は魔術師だ』

「まじゅちゅし」

『ああ。肉弾戦は苦手なのだ……。鍛えるのは好きなのだが……』


 その体格の良さで、魔術師!!! うーーーーん、ギャップよ!!!


「あのデカいもふもふのアヒルちゃんが、ガリウス男爵!」

「ガリウス男爵」

「名前の癖が強いですわ!?」

「すごく、癖が強い……」

「オーウ! アヒルちゃんキゾクー!!?」

「あ、本人の自称です。あっちの狼ちゃんがフォレス子爵、こっちも自称です」


 あのアヒルちゃんがガリウス男爵で、狼ちゃんがフォレス子爵ね……。


『ちなみに私はモフリー王だ。実際に王である』

「oh……」

「おーう……」

「オーウ……」


 おーう…………。


『何だその反応は、本当に王なのだぞ。もふもふキングダムはもってぃによって建国され、私が王として君臨している国なのだ』

「…………と、いう設定です!」

『設定と言うな! 設定と! 王なんだもん!!!』


 なんだその、モフリーさん、なんというかこう、可愛らしい人ですね……。オーウ……。


「――――リンネちゃ~ん。来たよ~」

「あ、お昼寝さ~ん! いきなりなのに集まってもらってありがとうございます~!」

「皆暇してたからね~。ちなみに、暇してると言えば……」

「よっ!! 来たぜ!」

「じゃじゃ~ん。呼ばれて飛び出て~新しいVRダイブシステムでログインして来たエリスちゃんで~す」


 お昼寝さん達も来た! レイジさんとレーナちゃんは、流石に時間的に無理かな~残念……。レーナちゃん、仕事が忙しいって言ってたもんね。


「ハッゲさん! エリスさんもこんにちは! 新しくなったんですね!」

「もう、最高……。別世界だよこれは、手触りから空気から、何から何まで違いすぎる~~……。リアちゃんに土下座して一吸いさせて頂いたけど、もう思い出すだけで、んぇ……んへへへへ……トリップしそう……」

「あっ」


 エリスさんが、凄い顔になってる……。それだけ凄かったってことですね、新しい環境が……。


「……班分け、もうしてる~?」

「どうしようかな~と思って。バッファーとヒーラーだけは偏るとマズいと思うので、そこだけ分ければ後は割と自由でもいいんじゃないかな~って思います」

「なるほど~。じゃあ集まったバッファーヒーラーの数でパーティ作って、そのパーティにくじ引きで振り分ければいいかな~?」

「それが良さそうですね!」


 班分けはあの人とこの人と~って考えるのが面倒なぐらいの数になりそうだし、お昼寝さんの言う通りくじ引きで決めちゃっても良いかも。その方が公平性な感じもするしね。


「お、なんだなんだ、滅茶苦茶集まってるな~」

「あれ、シュタークさん……?」

「およ~? お仕事どうしたのシュタークさ~ん?」

「午前の告知見て、早上がりさ。この時期仕事もやることがなくってね。俺も混ぜて貰えるかい?」

「大丈夫大丈夫、もう自由参加よ~」

「そりゃよかった! そんで、実はギルドポータル使ってこっちに来たのは、俺だけじゃあなくってね~」

「こんちわ~!!」

「おろろろ?? 高菜くんも来たんだ~?」

「僕も雨で早上がりですよ~。ちなみに、皆で来ましたよ~」


 わーわーわー……。すっごい、どんどん人が集まってくる……。皆、午前中にあった通知とか大雨の影響とか色々な理由で早上がりしてる人が多いんだね……。意外と皆と生活圏が近いのかも?


「これは6パーティぐらい――」

『なんじゃ~~声を掛けてくれれば儂らも行くというのに~~』

『おうっ!! 力を余してる奴は全員連れてきたぞ!』

『このまま本陣に居続けても、体が鈍ってしまいますから』

『来たっ!!』

『ん、お腹も膨れて落ち着いたところだった。丁度良い、行こう』

「おおお~~?? こりゃあもう本格的に全員集合だ~」


 零姫さん達も全員来ちゃった!? あ~これはもう、城下町の奪還はあっという間に終わりますね……。むしろフレンドリーファイアしないように注意しないと、味方の方が多かったりして。


「ん~じゃあ、バッファーとヒーラーとリーダーを決めて、5か6人ずつそれぞれのパーティに入るってことで~。パーティ毎に進行ルートをあらかじめ決めておいて、ピンチになったら助けを呼んで近くのパーティが合流して助けるみたいな感じかな。これでいい~?」

「はいは~い! テイマー職は自分のところの子を固定で入れたいで~す!」

「なるほど~。じゃあテイマーさん達の班は~……テイマー同士がいいかもね~? 確か従者の数が3って人ばっかりだよね~? リンネちゃんを除いて」

「そうですね、リンネちゃんを除いたら全員1プラス3です!」

「じゃあリンネちゃん以外はテイマー同士でくっついて~」


 うんうん、順調に班分けが決まっていくね……。ん? なんだろう、エリスさんから熱い視線を感じる……。


「お姉ちゃん、エリスさんとは別の班がいいです!」

「…………エリスさん、本当に吸っただけで終わりました?」

「あ、ちょ、ちょっと、耳をパクっと……」

「それは、その、駄目ですよ……」


 エリスさんの視線は、リアちゃんに対するものだったのね……。吸うだけにとどまらず、遂にお耳をパクパクし始めたんですかこの人……。マシンスペックに比例して変態度も上がってるじゃないですかやだ~~。


「ん~……。あんまりリアちゃんが嫌がるようなことをしたら、完全に接近禁止にしますからね」

「え、うそ、それは、それだけは……!」

「エリスは僕の班ね~」

「え、ええ……!? くじ引きじゃないの~!?」

「エリスみたいな危険人物が野放しな方が問題だからね」

「はっはっは!!」


 あ、エリスさんがお昼寝さんに強制拉致された……。リアちゃんが満足そうに笑っているような、心なしか残念そうにしているような……。複雑な心境なのね。というかいつの間にリアちゃん居たの……? まだ念話で合流して~って言ってない……さすがにこれだけ人が集まって来てたらついてくるか~。


『報告! 城下町の更に西側で局地的な魔の嵐! 邪気が強くなっております!』

『エリアメッセージ:緊急事態発生。加賀利城西側、城下町方面にてスタンピードの兆候が確認されました。ユニークNPCによる大結界発動で延期させるか、これを阻止してください』

「お……。な~んだ、面白くなりそうじゃないの~」


 おお~う……。これってプレイヤーが一挙に集まったからこういうイベントが発生したのか、それとも事前に予定されてたイベントなのか……。平日昼にこれをぶっ込んで来るのズルくない~?? まあでも、これだけ居るからね。全滅させてやろうじゃない!!


「ほい出来た。これがとりあえず2から3人のパーティ分けね。まずはこのメンバーでパーティ組んでくれる~?」

「え、もしかしてお昼寝さんって、ギルドと同盟ギルド全員のジョブとか把握してます……?」

「まさか~。でも誰が何出来るかぐらいまでは覚えてるよ~」


 ――それは全員を把握してるのと言うのでは……?


「じゃ、名前のない人達はこのくじ引き引いてってね~。それぞれ棒に塗ってある色のパーティに入ってね~」

『お昼寝大好きが【くじ引き棒】を設置しました』


 おお、こんなアイテムもあるんだ! ほぇ~便利……。私のパーティは何色かな~……あれ? もしかして班分けリストの方に名前書いてある? あ、あった……え~っと?


『【リンネ班・中央】リンネ・フリオニール・ペルセウス・つくね&つみれ・きぬ・オーレリア・夜家高菜』

『【もってぃ班・高速遊撃部隊】もってぃ・ガリウス男爵・フォレス子爵・モフリー王・姫千代・どん太・ティアラ・マリアンヌ』


 お……。完璧に指定されてる……!! しかも中央って、一番集中砲火受けそうな場所ですねえ!!


「皆~。こんな感じで分かれて欲しいんだって、大丈夫~?」

「なるほど、高速で動ける者で固めたのですか。全く問題ありませぬ」

「大丈夫でーす!」

『わうっ! (大丈夫だよ!)』

「こちらは範囲殲滅能力で選ばれた側か。大丈夫だ、問題ない」

「リンネ様の戦い方を見習って、頑張ってきますね!」

『(;´∀`)!?』

「あれは、どうでしょう。参考にすべきか否か……」

「まあ、挑戦するってことは大事よ! なんでも挑戦しよう! じゃ、問題ないから班分けしましょ!」


 範囲殲滅力と高速で移動する部隊で分かれてるのね。ピンチの班があれば私達が行く感じになるのかな。ん、結構城下町フィールドは広いからなあ~……。出来るだけ残ってる建物は壊さないようにしたいけど、そうも言ってられない状況になるかもしれないなあ~。


『ギルドメッセージ:くじ引き抽選が完了しました』

「お、引き終わったらパーティ組んでね~」

『ペルセウスにパーティ申請を送りました』

『つくねにパーティ申請を送りました』

『きぬにパーティ申請を送りました』

『夜家高菜にパーティ申請を送りました』

『オーレリアがパーティに加入します』

『フリオニールがパーティに加入します』

『つくねがパーティに加入しました。つみれがパーティに加入します』

『ペルセウスが――――』


 いや待って? ペルちゃんときぬちゃんって、昨日聞いた話では『もう手がつけられないレベルで暴れる』って言ってなかった? 直接それをみたわけじゃないからどの程度かわからないんだけど、特にきぬちゃんとかソロ活動が多いから程度を知ってる人が少ないんだけど……! このパーティ、暴れる奴と冷静にフォローに回れる奴とで真っ二つ過ぎない!?


「暴れん坊パーティですわ!」

「暴れまくりデース!!!」

「暴れまくり、ですね……」

『ぎゅわ~~♡』

「暴れん坊が多いっす~~!!」

『(;´∀`)……』

「大変なパーティになりそうですね!」

「ね~……。暴れん坊ばっかりで困っちゃう……」

「「「え?」」」

『(;´∀`)?』

「本気で言ってます?」

「え? 何? 暴れん坊がえ~っと、ペルちゃんでしょ? きぬちゃん、つくねちゃん、つみれちゃん。フォローがおにーちゃん、リアちゃん、高菜さん、私。真っ二つじゃん」

「「「「え????」」」」

『(;´∀`)?????』

『ぴゅぃ?』


 え、何皆のその視線。何? 何か言いたいことでも?


「とりあえず行こ! 派手に暴れれば良いんでしょ、派手に! リアちゃん途中で憑依お願いするかもしれないから!」

「え、あ、あああ~~~……」

「フリオニールさん、僕達だけです……! 頑張りましょう!」

『(´;ω;`)b』


 よぉぉ~~し……。それじゃあ行きますか~? 蛇でも狼でも狸でもなんでも、掛かってこいってのよ! いざ、加賀利の城下町奪還作戦に! 出陣ッッッ!!!!!



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