172 The Original・7
◆ 原初へと続く大穴・13階層 ◆
――――ドォン……ッ!!!
『カウントが進行しました』
「……よし、どうだろうか」
そうなんです。おにーちゃんが戦闘不能なので、採掘スタッフが居ないんです!! なので、もう当たりポータルを全力で探しに行って、目に映った動くものは全部動かなくなるようにして、後は巻き込むものが少ない箇所でTSTSライフルで爆裂狙撃でどーんとふっ飛ばして採掘よ。最悪、一気に掘れてしまったら諦めて死のう作戦で。
「ん、鉄鉱石とか、良くてミスリルぐらいかな?」
『複数のアイテムを入手しました』
『ゔぁぁぁあぁぁぁ……!!』
「来たか」
『マリアンヌが【十字砲火】を発動、特効! グレーターブラッディゾンビ(Lv,97)に4,441Kダメージを与え、撃破しました。経験値 1 獲得』
『カウントが進行しました』
「レベル97……。これ以上掘ると危険かな。次行こうっか」
これ以上掘ったら、また面倒なのが出てくるからやめておこう。レベル100を超えてくる辺りから、たまーにネームド系の奴が出てくるから嫌なんだよね。しかもこの階ゾンビ系だけじゃなくて、アンデッド全般が出てくるみたいで……。全く高レベルのアンデッドは早いし、無駄にHP多いし、相手すると疲れるし、面倒くさい。ドラキュリーナ・エヴァンスっていうレベル170のが12階で出たけど、それがテレポートはするわ幻影避けはするわでとんでもなく面倒だったね。まあ面倒なだけでマリちゃんと追い込んで蜂の巣にしたんだけど。
「ああ。そう、しよう……」
「くっつくねぇ~」
お、マリちゃんがまたくっついて来た。くっつきマリちゃん……。心拍数速め、体温高め。ふふ、どっきどっきしてるね~。顔は平気ですよ~みたいな表情で取り繕ってるけど。
「…………だ、だって」
「だって?」
「…………もう!! リンネは、意地悪だ!」
「あっはは!! いやいや、私もマリちゃんがくっついててくれるから安心するよ~?」
「……そ、そうか。リンネもか」
「え? やっぱりマリちゃんも怖いんだ~」
「あっ!? リ、リンネは! 意地悪だっ!!!」
「あっはははは!!!」
「もう!! もう!!!」
あっはは! マリちゃん怒ってる怒ってる~怖い怖い~~! でも本気になったら私よりSTR高いし、どうにでも出来るのにしないのは~……そういうことだよね~? まんざらでもないんだね~?? うんうん、素直になれないマリちゃん……可愛いねぇ!
「ほら、14階に行くポータ」
『ピピピ……罠感知。魔術陣の書き換え』
「――ストップ。違う、ほらよく見て。これはさっきの一斉採掘罠と一緒の文字だよ」
「……どういう、ことだ? さっき見た時は、ここだっただろう?」
「周囲を警戒して……こんなことをしたやつが、近くに居るはずだよ」
マリちゃんが可愛いって時に、なんて横槍。こんな高度な書き換えが出来るアンデッドが居るってこと? 自分では起動出来ないけど、書き換えは出来る……足がないのか? まさか、ゴースト系?
「ゴースト系かもしれない。面倒だね……」
「…………居る。このポータルの近くの小部屋、ゾワリとする感じがする」
「敵感知に引っかかればいいけど……」
マリちゃんが感知出来て、私には感知できないか。敵感知に引っかからないぐらい高度なステルススキルを持っているか、直接の敵意がないから引っかからないのか、わからないけど……。罠感知とは違って、敵感知の方はあてにならないなぁ……。
「…………そこだっ!!!」
『な、見え――――』
『マリアンヌが【十字砲火】を発動、Weak!!! 特効! 亡霊古代魔術師・オルラン(Lv,120)に5,150Kダメージを与え、撃破しました。経験値 199,000,000 獲得』
おーおーこれだからレベル100オーバーは嫌だ嫌だ。本当にゴースト系だったかー。あ、マリちゃんが戻ってきて左腕にギュッと掴まってきた。私の左腕はマリちゃんのセーフティエリアか何かなんですか?
『罠が解除されました』
「お、これで戻ったんじゃない?」
「アレが原因だとしたら、戻ったかもしれないな」
「どれどれ~? お、いつもの転移陣の文字に戻ってる。この転移陣の上に偽ポータルを重ねて置かれた感じなのかな」
「油断も隙もあったもんじゃないな……。ここまで採掘出来たんだ、次の階は飛ばして、もう帰ろう? もう十分だよ、今回は」
「そう~? じゃあ、帰ろうか~?」
「帰ろう! 帰った方がいい」
ポータルも元に戻ったし、マリちゃんももう帰りたいって言ってるし、うーん…………。実はインベントリが残り70キロまで埋まったぐらい掘ってたんだよね。鉄鉱石とか色々な鉱石系、重いんだ~。それにしてもなんで急にレベル120のが出てくるカウントまで飛んだんだろ? う~ん? あ! マリちゃんが攻撃した後に貫通した弾丸が何かを掘った判定になってたんだ! ひーー……。怖すぎるー……! マナを魔導弾にして発射する魔導銃でもこういう事故が起きるんだ、遠距離攻撃も楽じゃないなあ。
『モンスター検知なし。安全性を確認しました。14階層へ移動しますか?』
「移動~」
『14階層へ移動します』
◆ ◆ ◆
14階層は、本当に何もせずに素通りで終わった。ただし15階へ行けるポータルが隠し通路のその更に先の隠し通路にある捻くれよう。とにかく14階層は隠し通路ラッシュだった。制限時間5分中、残り1分まで使うぐらい迷わされた……。隠し通路が4箇所もあったよ。全部採掘判定を受けない壁だったのは幸いだったけど。
というより、隠し通路についてちょっと仮説が立ってきた。次の階に行けるポータルが隠し通路の奥にない場合、既に見えている場合ね。この場合隠し通路を崩すと採掘判定になる。そして隠し通路の先に次の階へ行けるポータルがある場合は、隠し通路を隠してる壁を破壊しても採掘判定にならない。一切ルールが説明されてないけど、多分こうだと思う。理不尽にカウントが進むってことは決して無いのかなって。
「――――なるほど。無駄な行動、つまり我々が好奇心に負けたり、欲に負けたりしない限り、この大穴は常に安全ということなのか」
「それと、ありとあらゆるものを疑ってかかる、警戒心も必要だね。まさかポータルまでとは思わなかったけど……」
「あれは酷すぎる。あんなの気がつくはずがないじゃないか」
ポータルに関しては……。あの騙しは酷いと思う。あれはない……。でもどう違うのかスクショは撮影したし、これはお昼寝さん達にも教えられるように纏めておこう。ん~~~でもなぁ~ここ、何の事前情報もなしに入って欲しいっていう悪い私が居るんだよねぇ~!! だってだって、採掘し放題だーわーいって採掘して、スライム・イヴとかが大量発生してぐちゃぐちゃにされて帰ってくるお昼寝さん達、ちょっと見てみたくない!? 『リンネちゃぁぁぁぁぁぁ~~~ん??? 知ってて黙ってたんだねぇ~~~???? 悪い子だねぇ~~~!!!!』って怒られたい……!
まあ、うん、そんな意地悪なことをしたら本気で嫌われるかもしれないし、ちょっと、ね! 上手く話を持っていって、それでも聞きたいなら……って感じに持っていけたら、いいね! そのためにはそう! 帰ろうか!
「ね~……。まあ、とりあえず無事に15階に到達したし……。倉庫に入れたし! 帰ろっか」
「ああ、帰ろう。怖い思いも沢山したが、非常に有意義で楽しい時間だった。咄嗟に動けるように、頑張らないといけないな」
「十分動けてたよ~。むしろ、正気を保てずに暴走したりしなかったの、マリちゃんは戦闘面でもセンスが良いよ!! 後は静かに、黙って引き金を引けるようになれば最強だね!」
「結構……叫んでいたからな……」
「そうだね~……可愛かった」
「むぅぅ……!! もうっ!!」
マリちゃんは今回、凄く良い体験をしたんじゃないかな~。色んなタイプの強敵、制作物に関する今後の課題、戦闘面の課題、様々なインスピレーション。多くのものを得られたと思う。それに、二人っきりになるとこういうところは怖くってピッタリくっついてくるのとか! うんうん、私もマリちゃんについて色々知れて良かった!
『大穴から脱出しますか? このダンジョンの入口のポータル、もしくは大穴の入口、またはバビロニクス東門への転送を選択することが出来ます』
「バビロニクス東門にしよっか、ギルドまで歩いて帰ってさ、千代ちゃんのご飯をいーーーっぱい買っていこう!」
「あ、ああ……。そうだな、そうしよう!」
『バビロニクス東門へ転送します。お疲れ様でした』
いや、本当ね。疲れたよ……。
◆ バビロニクス・ギルドルーム【スイート】 ◆
「ただいま戻りました~~…………? あれ?」
「あ……リ、リンネちゃん、おかえりぃ……」
「……よう」
「おか~……」
「あ、リンネちゃ~ん……☆ お、おかえり~☆」
「おかえり、なさい。ど、ど、どなたです? その、美人な……」
「コナー君、美人にだけはしっかり反応したね~……」
「うわでっけ~……。うわ、でっけ~……エリスちゃん、今さっきの傷が深くなった気がしま~す」
「こ、こんばんは。おかえりなさいリンネさん~」
「ん、おかえり。リンネ殿」
おろおろ……。お昼寝さん達が、く、くたばってる。もう動けませんってレベルに疲れ切ってる……!? な、何が……。あ、マリちゃん紹介しなきゃ。
「お疲れの所、す、すみません。私の新しい従者、マリアンヌちゃんです。ちょっと偉そうな喋り方ですけど、可愛い子なので……よろしくおねがいします」
「マ、マリアンヌ、よろしく……おねがい、します」
「「「「よろしくぅ~……」」」」
「美人……。ぴっちりスーツ、良い。よろしく。ちょっと元気、出た」
「元気出る~~……よろしく……!!」
「うぅ~い☆でっす! よろしく~~!!☆ は、ぁ……っ!」
『よろしく。魔神兵、天秤のカムイで御座います』
「な、何故皆様死んでおられるとですか……?」
「…………カヨコさん達にね、しばき倒された」
「あ~」
「あ~で納得するんかよ……」
いや~お昼寝さん達、カヨコさん達にしばき倒されてたのか~……。あの稽古は辛いですよね~。かなりスパルタですからね。あれ、そういえばカムイちゃんだけここに居るの珍しい? あ゛っ゛!? お膝にちびカムイちゃん乗っけてお昼寝させてる!! か、かわ、かわっ……!!!??
「……リンネ、どうしよう」
「ん? どうしたのマリちゃん」
「ふ、服……服が……」
「あ…………あ゛っ゛」
――――マリちゃんの服、元に戻すの、忘れてた……ッ!! この格好のまま、バビロニクスを散策してた……ッ!!! や、やっちゃったよ。やっちゃったねえ……? やっちゃったわ……!! やっちゃったーーー!!!
「覆水盆に返らずって言葉があってね……?」
「ふくすいぼんにかえらず……?」
「こぼした水は、もうお盆に帰ってこないっていうことかな……そういう、ことだね」
「もう、取り返しがつかないという、ことか……!! う、ううっ……! 今になって恥ずかしくなってきたぞ……っ!!」
「ねえ、ギルドに帰ってくるなり急に従者とイチャイチャする。羨ましい。私も美人とイチャイチャしたい」
「ねえねえレーナちゃ~ん? 僕も美人の内に入ると思うんだけど、どう?」
「お昼寝とはイチャイチャしたくない」
「…………ええ」
レーナちゃんが疲れ切ってとげとげしてる!? あ、今気がついたけど、お昼寝さん達これからレイジさんが来たら地獄パーティ行くのか! いや~~…………まさに、地獄だね!
「あ、そういえば原初へと続く大穴、行ってきました」
「「「「詳しく」」」」
「メッチャ食いつきますね!?」
「新しいダンジョンの話になると、元気だね~☆」
「いや~僕もすっごい気になってたんですよ。宝物殿も、行きました?」
「あ、行きました。それでえっと……あ、すみませんちょっと緊急の用事を先に……待ってて下さいね」
「いいよ~先にやることやって来て~~!!」
自分から話題を振っておいてアレだけど、先に千代ちゃんに買ってきたご飯を食べてもらおう……! 千代ちゃんの復活、そしておにーちゃんのフォーマルハウトへの再憑依と修理が優先!! 15階を踏んだ時にとりあえず覚醒のクールとブレイクがリセットされてるのは見たから、ここで出来るはず。
「待ってる。待ってる。ふんす、ふんす」
「レーナの機嫌が直るぐらい面白え話だと助かるぜ……そうだ、山が呼んでるって料理本な、巨大料理系だったんだ。千代ちゃんに、どうだ?」
「え?! 欲しいです!! 今千代ちゃん、飢餓寸前なので!」
「何があったんだよ……あ? そういや、居ねえな?」
「……マリちゃん以外、全員納棺中です」
「「「「うわぁ…………」」」」
「まあ、これだ。食ってくれや……」
『ハッゲから【★地獄洋食ミックスマウンテンプレート!】を受け取りました』
「おおお!! ありがとうございますーー! お、お代は……」
「ダンジョンの情報のお礼ってことで、まあ全然足りねえだろうが……。これからもよろしくな!」
「ありがとうございますー!! 千代ちゃんが喜びます!」
「おう!」
良かった! 千代ちゃんが大喜びしそうなご飯をハッゲさんから貰ったー! これで、千代ちゃんも大満足間違いなしよ! さあ、皆がロビーで休憩してるから、私達はこっちの部屋で……っと。おにーちゃんも出ておいで!
『【死体安置所・兄貴】から【フリオニール】を召喚しました』
『【◆魔神装甲騎士フォーマルハウト・スクラップ】を倉庫から取り出しました』
『フリオニールが【鎧憑依】を発動し、【フルリペア】を発動。【◆魔神装甲騎士フォーマルハウト】が完全に修理されました』
『♪(っ’ヮ’c)♪』
おお、おにーちゃん! 良かったねえ、スクラップからも元通りになって! 良かった良かった! メッチャクチャ嬉しそうじゃん! さあ、千代ちゃんもー!
『【死体安置所・ちよちよ】から【姫千代】を召喚しました』
『あ、ご、ご飯に、御座います、かぁ……?』
「ご飯の時間で御座います!」
「…………わ、我も、お腹が空いてしまった」
「マリちゃんも一緒に食べてようか! さあ、いっぱいお食べ! ハッゲさんからも貰ったんだよー!」
『アイテムインベントリから【大量の料理】を取り出しました』
「はぁぁぁぁ……♡ はぁ……♡ い、頂きまする、ん、んっ……♡」
「ゆっくり食べていいからね……」
「はい、はいっ!」
「…………とても、ゆっくりとは思えないスピードだ」
『(*´ω`*)』
よし、皆はこれで大丈夫だ。じゃあ、お昼寝さん達に情報を共有しに行こうかぁ~……!!
「じゃあ、お昼寝さん達と話をしてくるね!」
「んっ、ふぁいっ」
「リンネは、食べなくても平気なのか?」
「私は~……。後で、余ってたらいただこうかな!」
「ああ、一緒に食べたい。早く話を、済ませてくると良い」
「は~い」
『(*´ω`)ノ』
どれどれ~お昼寝さん達と話をぱぱーっと終えて、千代ちゃんにご飯を全滅させられない内に早いところもーどろっ!
「お待たせしました~……。それでなんですけど、宝物殿も大穴も、単刀直入に言うと…………私から内容を話してしまうと、初見でしか得られないインパクトといいますか、そういうのが失われて非常にガッカリするかもしれません!」
「ん~…………。なるほど、そういうタイプのダンジョン、ってことなのかな~?」
「何があるか、知りたい~」
「知りたいが、知ったら……すんげえガッカリするのか。聞くか迷うぜ」
「むしろそれをゲロっと言わなかったリンネちゃんがとっても偉いと、エリスちゃんは今ガッツリ感動してますねえ~」
「いや! 僕は、聞かないことにします! 初見でしか得られないインパクト、楽しみにしたいです!」
「うぅ~いも聞かないことにしま~す!」
「僕もそうします~」
「聞かないが多数か~……。そこは、事前に話を聞くと得だったり、する?」
「ん~~~……そうですね、片方はかなり有利かもしれないです」
「悩む~~聞きたい~~でも聞きたくない~~~~」
「レーナがすんげえ葛藤してやがる。葛藤のごろごろ駄々っ子状態だぜこれは」
レーナちゃんがソファーでごろごろごろごろ~~~って右に左に回転してる……。可愛い……。魔神兵のスパルタ模擬戦で勝てなかったのかストレスを感じて、今はもどかしさでどうにかなっちゃってる……!!
「よし、じゃあ宝物殿と大穴は、聞かない!」
「ちなみに宝物殿は入場なら何度でも、大穴は週に合計2回まで行けます」
「ん~~……! じゃあ、初見でどうにもならなかったらリンネちゃんに聞く、どう? それがいいんじゃない?」
「お、それが良いな。それが良い」
「賛成!!」
「レーナちゃん元気だ~。エリスちゃんも賛成で~す」
「うぅ~いも賛成~☆」
「僕も賛成です。いやぁ、楽しみですね! 目玉焼きも喜んでます」
「…………え、全然動いてない!!」
「ほら黄身のところ、ぷるぷるしてないですか?」
「高菜君~……。完熟目玉焼きになってるよ~?」
「え゛っ゛!?」
た、高菜さんの頭に乗ってる目玉焼きアバター、前は黄身が半熟だったんだ……。焼けちゃった、のかなぁ……。あれ? 半熟のままじゃ……ああ!
「え……え!? 騙した!? 騙しましたね!?」
「いやぁ~前からこのネタやりたかったんだよねぇ~! あっはは!!」
「お昼寝さ~ん! 脅かさないでくださいよ~。この目玉焼き、ぷるぷるしてて好きなんですから~!」
いやぁ~やっぱり、どよ~んとした空気で皆死んでるより、こうやって笑って団欒しててくれたほうが良い。楽しいもん。よかった、皆に笑顔が戻ってきて。そして――――よかった。これで、大穴に初見で突っ込んでもらえる…………ふ、ふ……ふ…………!!
「あ! 私、千代ちゃん達にご飯に誘われてるので~……」
「ずるい、私も行く」
「地獄の固定までには戻ってこいよ~。レイジが早く帰れるって言ってるからな~」
「ん、わかった」
「ああ、固定22時からですもんね。後30分か~」
え、もう21時30分?! は、早いなぁ~ゲームの時間が過ぎていくの。学校で退屈な時間の長さとゲームやってる時間、圧倒的にゲームやってる時間の方が長いのに学校の退屈な時間のほうが長く感じるよ~……。
「ん、よかった。帰ってきたか」
『(;´∀`)』
「はふっ……! はふっ……!!」
「…………もう半分なくなってる!?」
嘘でしょ……? もう、もう半分なくなってるの……!? は、早くない!!???
ご愛読ありがとうございます。皆様の感想、評価、ブックマークのお陰で……! 今日はなんと、2回行動を2回行動です!