表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編集

こんな魔王は嫌だ……だと思いたい

作者: 桜橋あかね

一発ネタです。それに短めです。

駄々こね魔王もかわいいなぁって、はい。


それでは、どうぞ。

「ここまでだ、魔王!貴様の野望をぶっ壊す!」


勇者はそう言うと、剣を振りかざした。


「止めてくれ、殺さないでぇ。」

そう、魔王は小声で言った。


「……いや、ごめん。魔王さん。ここで弱腰にならないでください。権威もなんも無いじゃないですか。」


「だって、ボロボロなんだもーん。痛いのいーやーだぁぁぁ!」


「只の駄々っ子じゃねぇか!」


「勇者がいぢめるぅー!みんな助けてくれぇ!」


【ただしかし、相手陣の部下は誰も見向きはしてくれなかった!】


「また始まったよ、魔王様の駄々。本当に嫌っすわ。」

「勇者の言う通りだわ。権威のカケラもねぇ。」

「どうする?勇者側に寝返った方がいいんじゃね?」

「そだなー。もうこの人の下で働きたくねえ。」


部下達がそう言うもんだから、勇者は笑いを堪えるのに必死だ。


[職業変更(ジョブヘリシャー)で勇者側に移行します]

魔王の部下達が、揃って勇者側に付く。


「待って、待って!給料を倍にすっから!勇者側に行くのは辞めてくれ……」


「給料を倍に、とかじゃねぇ!こんな上司に居るのが嫌なんだよ!」

部下だった一人が、そう捨て台詞を吐いた。


……うん、ごもっともです。


▪▪▪


それから、ものの見事に魔王の部下全員が勇者側になりました。


「……では改めて。元部下の皆さん!思っていた事を吐きましょう!」


「「貴様だけは許さねえからなぁぁぁあ!」」

読んで頂き、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 笑いましたー(*≧▽≦) 確かに、こんな魔王は嫌かもしれません(笑) 部下の皆さんも、色々と溜まっていた不満があるんでしょうねー!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ