モンスター・種族
◎種族
エクスローには、人・魔族・竜・神族の四種族が存在する。
人はそのまま人間を表す。
竜は古竜と新竜と亜竜に別れる。
・古竜とは聖者サユキが来訪した二万年前より存在する、最古の種族である。
古竜は別名を星龍ともいう。彼らは様々な島宇宙間を旅する宇宙の旅人でもある。
古竜はエクスローを訪れた旅人たちが何らかの事情により、この惑星に残った者たちそのものを指す。
かれらの寿命はほぼ無限である。
・新竜とはサユキが来訪した約二万年の間に他種族との間に生まれ出でた竜を指す。
・亜竜とは、エルムド帝国の中興の祖の一人にして、最高位の魔導師と謳われた天才魔導師シルド・ハーベスト大公により人工的に作り出された体内に魔石を持つ竜族を指す。(脳と心臓の位置に一つずつ内包している)
彼らは天眼と呼ばれる操作機構により人のための労働力として作り出された、悲しき魔導兵器である。
新竜と亜竜との差は体内に魔石を持つかどうかに拠る。
魔族とは広範囲の種族を示す言葉である。
言い換えれば、人と三種の竜・神以外はすべて、魔族である。
エクスローはサユキが訪れた二万年~カイネが創造神となった一万年前の間。
その一万年の期間に幾度か、異星人による入植や惑星そのものを牧場として管理しようとする管理者が訪れ、その都度在来種との熾烈な生存競争が行われた惑星でもある。
魔族はその外来種によって在来種を元にアップグレードされた亜種でもある。
前項に述べた二十四柱の魔王は、それぞれの年代は違えど魔神グレアムによって選別された魔王と、古竜や異世界からやってきた魔神がそのまま自分の種族(闇に属する種)を率いて魔王を名乗った者も存在する。
魔王はその数が減るにつれて(第一位が最上位)、能力が上位となる。
しかし、位階は十一ほどあり誰がどの等級にあるかまでは定かではない。最上位にいるからといって、最強とは限らないのである。
第一位の魔王、白銀のフェイブスターク、第二位の魔王、朱き古竜リアルエルムなどが著名である。
地球からの転生者としては、第八位の魔王、黒塵のリクトが存在する。
歴史上最も有名な魔王は、リクトの前任者である蒼骸のルクスターの名が挙がるが彼は、「嘆きの二日間」でたった一人の剣星により二万の軍勢とともに滅ぼされた事実が伝説として語られている。
神族
・具体的な神族の定義は存在しない。
なぜならば竜の神もいれば、魔の神もいる。
妖精王や精霊王といった神格を持ち十二の世界のどこかに王国を持つ存在もいる。
これが神、という証明は存在しないのである。
その他、古代魔導文明や、外来種によって創造された魔装機神・魔装人形なども稼働しているが大枠は『魔族』とされている。
◎言語
言語は数百・数千に及ぶ。
しかし意思体系としては音声言語が一般的である。
思念を通じての会話は種ごとに波長が違うため成立・不成立があり得るからだ。