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妖精の靴  作者: チゲン
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 ちょうど同じ頃、女王の国では国民が立ち上がり、主のいなくなった王宮へ押しかけていました。

 女の子が靴を返してくれとお願いにいったのに、女王が牢に入れてしまったと聞いて、国民の怒りが頂点に達したのです。

「俺たちが散々嘘吐き呼ばわりしたのに、あの子はみんなを助けるために、ひとりで女王に会いにいったんだ」

「処刑されてしまうかもしれないというのに、なんて勇気のある女の子なんだ」

「もう女王のやり方には、うんざりだ。私たちも立ち上がるときだ」

「女王がいないうちに、あの女の子を助けるんだ」

 そうして誰からともなく、王宮へ押しかけていったのです。

 王宮には大臣やたくさんの兵士がいましたが、女王が留守のため、どうしていいか判らずにおろおろするばかりでした。

 雪崩なだれのように王宮に押しかけた国民は、女王にびてばかりいた大臣や兵士たちを、一人残らず追いだしてしまいました。

 もちろん、女の子も無事に牢から出ることができました。

 女王も大臣も兵士たちもいなくなってしまったので、集まった国民は皆で考えて、ひとつの結論を導きだしました。

 とりあえず次の統治者が決まるまで、政治のことは皆で話しあって決めるようにしようじゃないかと。

 王宮は女王の住む高貴な建物ではなく、皆が話しあいをするいこいの場に変わりました。

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