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新拳脚彷徨星  作者: 東武瑛
3/8

紅花と徐

唐を倒した陳は役所にいた。

「陳、これが報酬だ」

役人は机に金を置いた。

「少林寺と関係する武術家を根こそぎ殺る。奴等は目障りな存在だからな」役人は言った。

「次は李英風だな」陳は言った。

「李は唐とは比べ物にならない高手だ。成功させたら倍の金額を出す」役人は言った。

「それは楽しみだな。必ず仕止めてみせる」ちゃんは言った。

「では頼んだぞ」役人は言って部屋を出て行く。

「李英風なんぞ訳ない」陳は思った。

酒店

李は茶と饅頭を注文した。

店内には二、三組の客がいた。

皆、唐の話をしていた。

「唐さんには妹さんがいたが嫁いで隣街に住んでいるらしい。まだ、お兄さんの死を知らないかもな」客が言った。

その時、店に男女一組が入って来た。

「紅花」李は女に声をかけた。

「李さん」紅花は男と李に近ずいて来た。

「唐の葬儀は終わりました」李は紅花に言った。

「間に合わなかったね」紅花は男に言った。

「李さん、旦那の徐よ」

「初めまして、李先生、徐と言います」徐が挨拶した。

「陳と言う奴に兄の仇を討ちたい」紅花が言った。徐も頷く。

「気持ちは分かる。ただ、唐が殺られた所を見ると相当な高手だ。清の刺客かも知れない」李が言った。

「仇討は慎重に進めよう。今晩は休んで明日から特訓開始だ」李が続けて言った。


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