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手野芸能社

作者: 尚文産商堂

手野ラジオに出演する人らが、その所属事務所として作ったのが最初である。

時は戦前。

手野ラジオが産声をあげた時、演劇や映画向けの役者が当時の手野財閥には大勢いた。

彼らはその時々の出演作品ごとの契約で雇用されていた。

そんな不安定なことでは、役に入り込むこともままならないだろうと考えた手野財閥の長は、手野芸能社の社員として一括して雇用した。

ここから派遣することによって、安定した給与を渡すこととしたのだ。

その後、ラジオに出演する人のうち、俳優や、入社したいという人らが手野芸能社に入るようになった。


戦時中には、戦意高揚作品や、各地の慰問のために活動し、戦後には一時事業を中止せざるを得ないこととなった。

GHQの命令によって、軍に関係した会社が閉鎖されたためである。

しかし1年経たずにその閉鎖は解除された。

理由は未だはっきりとしないが、他の財閥系企業もよほど中心ではない限りは解除されたため、GHQの何らかの作為的思惑にうおるものとされている。

何はともあれ、手野ラジオや映画へと、手野芸能社が再び参加するようになった。

戦後にはさらにテレビ事業も始め、そのために人数は一気に増えていった。

よほどではない限り手野芸能社は受け入れ、様々な方面へと手を伸ばす。

そのため、子会社として、大衆演劇や劇場向けの俳優らを独立させた会社へと移籍させた。

手野演劇芸能社と今では称する会社の設立である。


今では、多数の芸能人や演劇者を擁する大企業の一つとなった。

手野グループの作品を最優先として、他社の作品に出演できるということにしたのが、意外に遅く、なんと2000年に入ってからである。

この外部解禁措置によって、他社の映画にも多数の手野芸能社所属の芸能人が出演している。

今後も、成長を続けていく企業の一つであろう。

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