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デスゲーム ~death game~  作者: ハル ~haru~
2/3

事の始まり・・・・

戦闘の描写は3話から本格的になります。

 カウントダウンが終了し、デスゲームが開始された。

 

 プレイヤーが現状を把握し始め、会場はパニックにおちいっていた。

 

 少しずつ、会場にいたプレイヤーはフロア1に移動した。

 しかし俺たちはまだこの状況を把握することができてなかった。


 「な、なぁ。 これって、あれだよな。 ただのイベントだよな? はっはは。」

 そう不吉な笑いを浮かべながら巧は言葉を漏らしていた。

  

 「そ、そうだよな! だって、・・・こんなの、 こんなのありえないよな?!」

 智は現実から逃げ、耳を塞ぎ、涙を流していた。


 そんな俺たちは会場に3日間も残っていた。


その間に、初期アイテムにあった、ジュースのようなものとパンのようなものを食べて生きていたが、もうすぐで、底を着く。





「なあ、そろそろ、 いこうぜ!・・・・・ショックなのはわかるけど・・・俺はここで野垂れ死にたくない!」

 いつもはあまりしゃべらない蒼がいった言葉が響いたのか、みんなが立ち上がり始め、顔をぬぐう。



 「気を取り直して、行くか。とりあえずフロア1に! どのくらいほかの人がどのくらい攻略したかは知らないけど。」

 そのとうりだ。一日中会場に残っていた俺たちは、どのくらいフロア1を攻略できているのか、またはフロア1を突破できているのか?まったくわからない状態でいた。

 

 「それじゃ、レベル上げからやるか! まぁ死なないようによわいモンスターを地道に倒すしかないけどな。」

 

 会場の奥のポータル《テレポートゲート》をくぐり、フロア1まで移動した。


 フロア1はすごくにぎやかだった。

 3日間でここまで変わるものなのか?! 3日まえの会場の様子とはまったく違う様子だった。


 「と、とりあえず、よわいモンスターを狩ってみようか。」

 「おう!」

 巧はまだ少し、元気はないが、いや スカイ だったな。

 スカイはまだ少し、元気はないがメルフィスは完全に立ち直っていた。

 レプリカとブルーはいたって普通のテンションだ。・・・・俺も・・・・・・普通・・だと思う。

 

 「よし、あいつをやるか。 このゲームはいちよう、攻撃アシストはあるけど、βテストでは、身体能力が上がっただけで、ほかはリアルとほとんど変わらないから、攻撃が当てにくかったあらしいよ。」


 「オッケー! じゃあ俺があのブタやろうをひきつけるから、みんなは後ろからやってよ!」


 スカイのアドバイスを聞いたメルフィスが、ブタのようなモンスターにむかって走る。

  

 「了解! 無理はするなよ! それじゃ、後ろからは俺が行く。 ブルーとレプリカとフミヤは、敵が俺たちに、近づけさせないでくれ! ここ周辺はモブけっこう湧くから。」


 おそらくこのメンバーでギルドを作ると、スカイがリーダーだろうな。

 そんなことを思っているうちに、モブが湧く。

 

 「フミヤ! そっち行ったぞ! おさえとけ!」

 ブルの指示にあわせて俺は、ブタの突進を剣で受け止める。

  

 「わ!」

 押さえつけていたブタに、矢が刺さった。

 「びっくりしたー! おい、弓を放つときはいってくれよ~~~。」

 「ごめん、ごめん。」

 そう、両手を合わせ、すこし頭を下げ、片目を閉じ、上目ずかいで俺を見る・・・きもちわるい・・

 「男がそんなことやっても、きもいだけだぞw」

 

 笑いながら、心の底から安心した。 やっぱ、こいつらといると楽しい・・・・・ただ、やっぱり、女の子がいてくれたらいいな~~~ってつくづく思う。

 

 稼いだお金は宿代や飯代などに使い、一日の稼ぎはその一日にほとんど使い果たしてしまう。

 そのくらい弱いモブ、しかも最初の町だと稼ぎは乏しい。

 

 生活、そう、生活だ。 これはゲームではなくて生活となっていた。

 

 その生活を数週間続け、みんなの心は元どうりとなり、いらないアイテムなどを売ったりすることでやっと少しだけマネ《お金》の貯金ができた。


 このころ、フロア1のボスが攻略されたらしい。 いまならポータルにフロア2が開かれているはずだ。


 「フロア2は、開かれたみたいだったけど俺たちはまだフロア1でレベル上げしよう!」


 この意見にみんなは了解し、フロア1のもう少し強いモンスターを狩ることにした。


 それからまた、2、3ヶ月が過ぎ、もうこの生活になれ、狩の効率は格段にあがり、ようやくフロア5に行くこととなった。 

 このときの最前線は13フロアらしい。 


 それからもどんどん攻略が進み、5ヶ月で35フロアも攻略されていく。


 そんな中、俺たちも全員、二次職となってスキルや防具なども新調し、けっこうパーティーとしては様になってきた。 

 俺も二次職、ページになり、魔法のようなスキルも結構覚えることに成功した。

  

 二次職になったせいか、負ける気がしなくなり、俺たちは満ち溢れていた。 


 「なぁ 俺たちも最前線に行って戦ってみようぜ! 最前線の人と俺たちもそうレベル変わらないらしいよ!」


 そう、メルフィスの一言が事の始まりだった・・・・・・・


 

戦闘の描写は3話から本格的になります。

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