1/2
プロローグ
変な作品ですが、よろしくお願いします
世の中には
生まれたときからある程度のステータスが決まってくる。
例えば見た目、運動神経、家系、家族構成、頭のよさ、障害、体格、様々なものは産声を上げる前から決まっている。そしてこの世に生を受けた以上、それらと共に向き合い、背負い、生きていかなければならない。そしてその重みを受けることは義務であり、またその恩恵を受けるのは当然の権利であり、持たざる者が持つものを批判することは無意味だで、醜い嫉妬だ。
しかしそんなこ感情抜きにしても産まれてもない頃から完璧な人間は居る。
誰にでも優しく、芯まで善良で、賢く、眉目秀麗でいて、それを鼻にかけず、健康なからだを持ち、努力家で、とにかくなにをとっても完璧な人間はいる。
そして彼らは誰からも好かれ、信頼され、恋される。そして、彼ら自身は美しく完璧なままで彼らの周囲は嫉妬で溢れだし、醜い争いが起こる。
皮肉だ。
彼らはそんなつもりはなくても彼らの回りではいつもトラブルが起こる。
そしてこれはそんなあるひとつの
完璧な人間の
完璧じゃない人間関係の
「トラブル」の話