俺と彼女の事情2
ジョン「前回までのあらすじっ!」
四十崎「誰?」
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女の子の手帳を拾ったらその子が不登校に成りました。
大分省いたけどこんな感じ。
やっちまったぜ!
・・・いやホントにやっちまった。
どうしましょう、学校に来なくなっちゃったしな・・・
うーん
「どうしよう・・・」
「ついに犯罪に手を染めてしまったようね。気持ち悪いから近寄らないで頂戴」
「お前、俺がMじゃなかったら今頃飛び降りてたからな」
「義妹相手に何のカミングアウトをしているのかしら。この変態、そろそろブタ箱に入ってくれない?」
「君よく兄にそこまでひどいこと言えるね」
このやり取り、最早恒例になってしまったなぁ。
ホントにカウンセリング受けた方が良さそう・・・
さて、現在家にて考え中。
ズバリ、どうやったら文月が学校に来てくれるか、である。
結局あれから二日間、彼女は学校に来ていない。
これはもしかしなくてもヤバイ。
このまま放っておいたら最悪二度と学校に来ない気がする。
それだけは何としても回避したい。
となると手段は一つだけ。文月に会って話す。
これしかない。
電話は駄目だ。
相手の顔もろくに見えず、感情が読み取りにくい。
下手したら会話にはいる前に切られることだって考えられる。
それに、この問題はしっかりと会って話し合わなければいけないものだ。
その為にはこの手帳の中を見るしかない。
あの日、返し忘れてしまった手帳。
結局中身はしっかりと見てはいないのだ。
何故ならこれは文月の、入り込んではならない所なのだから。
けどこれを見ない限りあいつと話し合いなんて出来ない・・・
やるしか、ないんだ。
でも・・・!これは彼女にとってみられたくないもので、俺なんかが勝手に見ていいものなのか?
それによって彼女を更に傷つけてしまうんじゃ・・・
クソッ
どうすれば・・・
迷う。
そんなとき、
「どうしてそこまでするの?」
妹の声が、室内に響いた。
「え?」
思わず間抜けな返事をしてしまう。
ため息をついてから、妹が口を開く。
「だから、どうしてそこまでするの?心を読む限りでは彼女のミスで知られたくないことが貴方にバレ、皆に知られるのを恐れて一人家で閉じ籠っているだけでしょ?貴方には何の落ち度もない。落ちてた手帳を拾って誰のか調べただけよ?それだけなのに」
そこで、妹は一息入れる。
「それなのにどうしてそこまでするの?」
沈黙。
相も変わらず心を無許可で読みやがって・・・
でも、コイツの言うことは間違っちゃいない。
確かに俺は背負いすぎだ。
こんなもん先生とかに話した方が楽に解決するし、それが正しいだろう。
俺がこんなことするのは間違っている。
けど、
それでも
俺がやらなくちゃいけないことなんだと思った。自分で勝手にだが。
だから、言う。
「理由なんて特にないよ。俺がやらなきゃと思ったからやるだけ。俺がやろうと思うからやるだけ。言うならばただの自己満足さ」
そう、自己満足。
俺の気がすむまで、俺の意思でやるだけだ。
そこに正しいとか、間違いとか、楽とか、難しいとかはない。
「俺がやりたいからやるんだ。それって駄目かな?」
それだけなんだ。
自分の力で彼女を救いたい。
ただ、それだけ。
本日二度目のため息をつく妹。
「限りなくダメダメね。気持ち悪いわ、全く。こんな自己満足の塊見たことないわ」
でも、と続ける。
「貴方らしくていいんじゃないの?」
笑顔でいってくれた。
「・・・ありがとう」
やっぱりこの妹は最高だ。
ありがとな、背中を押してくれて。
「笑顔でお礼を言わないで、鳥肌が立ったわ」
「俺にどうしろと」
前言撤回。
やっぱり酷いわ。
さて、兎に角見てみるか。
パラパラとめくっていく。
特に目立ったこともかかれていない。
やはり挟まっていた物が原因か。
見つけた。
ペラペラな紙だ。
写真かな?
ゴクリ、と唾を飲む。
「見るぞ」
「何故私に確認をとるの?」
「いや、何となく、空気的にね」
ベシッ
「早くしなさい、ウスノロ」
蹴られた。
痛いッス。
そして、彼女の秘密を見た。
「・・・!」
そこには、誰も知らない文月佳奈がいた。
これが・・・
身支度をする。
善は急げ、だ。
さて、材料はそろった。
会いに行くか。
「次回、俺と彼女の事情、ラスト」
「妹よ、そーゆーのは言っちゃいけないんだよ?」
ラストかな?
ジョンはなかったことにしてください。




