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俺と彼女の事情1

シリアス?ストーリーです。


職員室。


「四十崎、このプリントを明日クラスに配布しといてくれ」


「ういー」


俺は今日も学級委員で忙しい。


「四十崎、肩がこった。肩を揉んでくれ」


「ういー」


俺は今日も学級委員で忙しい。


「四十崎、後でパン買ってきてくれ」


「・・・ういー」


俺は、今日も、学級委員で忙しい。


「四十崎、土下座」


「・・・」


・・・俺は今日も学級委員で忙しい・・・


おかしい、おかしいぞこれは。と最近になって思っていた。


最初はまぁこれも仕事のひとつだよな、と割りきっていたがやはりおかしい!!おかしすぎる!!


なんだよ土下座って、生徒にさせるもんじゃないでしょ。


「どうした?早く土下座しろ」


そんな俺の叫びもむなしく、魔神はせかす。


・・・この悪魔、そろそろ訴えられるぞ?


そんなんだから婚期も逃して・・・


「おやこんなところに金槌が」


土下座。


額を地にこすりつけて。


(くう)をきって。


「宜しい」


上下関係って嫌だね。


俺絶対こんな大人にならない。


額を床につけたまま思う。


「ところでお前に話があるのだが・・・」


「どうしたんすか、改まって」


床に額をつけながら言う。


「なに、たわいもないことさ、文月佳奈についてだ」


「それがどうかしたんすか?」


床に以下略


「最近妙にギクシャクしてないか?なにをした?」


「ウグッ!」


顔を挙げる。


「な、なにもしてませんよ!てか、俺が手を出したの前提ですか!」


「誰が顔を挙げていいと言った。下げろ」


顔を下げる。


もうやだこの教師。


「ふむ、まぁそれならいいのだかな。何しろクラスにたった二人の学級委員だ。仲が悪くてはどうしようもならん。何かあったのなら早めに改善しとけよ。あ、あと顔あげていいぞ」


では、と言いながら魔神は俺を職員室から追い出した。

何がしたかったんだあの人。


しかし、最も過ぎる台詞だった。


さて、何があったか。


先日の保健室の一見以来、 妙に気まずくなってしまったのだ。


とにかく気まずい。


顔もろくにあわせられない。


どんだけウブなんだよ・・・


けど、いつまでもこんな関係じゃあ確かにまずい。


「そろそろどーにかするか」


誰もいない廊下で呟いたその声は、静かにゆっくりと響き渡った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後。


例によって俺は文月と仕事をしていた。


教室で黙々と仕事をしていた。


・・・・・・気まずい。


うわーめっちゃやべー何はなそうか。


今日もチラチラと見える鎖骨が素敵だね!


・・・俺だったら通報するな。


いや、別に鎖骨フェチじゃありませんよ?ホントね。


他だ他!

うーん、なにも思い付かん。


取り敢えずは仕事をするしかないようだ。

諦めてこちらも黙々と仕事をする。


事件はその10分後に起こった。


仕事が一段落ついたので書類を担任のところに提出することになった。


「じゃあ私が行ってくるね」


文月が言う。


「いや、一人じゃ大変だろ?俺もいくよ」


「ううん、いいの。ちょっと待っててね」


そう言って、行ってしまった。


あー完璧に嫌われてますね。

もうどうしよう・・・


そんなとき、


手帳を見つけた。


生徒手帳だね。


誰のかな?


名前が書いていなかった。


そう思って中身をペラペラと確認することにした。


途中、何かが挟まっているのを見つけた。


「?なんじゃこりゃ?」


そう思ってみようとしたとき、


バサッ


後ろで音がした。


振り向くと、


文月が、顔を真っ青にしてこちらを見ていた。


「あ、早かったな。どうした?」


彼女は、体を震えさせながら、小さな声で


「・・・見たの?」


聞いてきた。


見た?もしかしてこの手帳のこと?


「ああ、名前がなかったからパラパラとだけど一応。持ち主知ってるの?」


だとしたら大助かりだ。


しかし、俺の言葉を聞くや否や、


「ッ・・・!」


彼女は教室を飛び出してしまった。


「え!?ちょっ!!」


追いかけようとしたが、何か追いかけてはいけないような気がして、足を止めた。



翌日、彼女は学校に来なかった。


これってあれか?やっちまったってこと?







はい、文月さんについての長編です。

頑張ります。

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