華奈の精神
2話めです
当然ですがちょっとギクシャクした会話になっています
メイの明るさ、華奈の暗さ。この微妙な会話はどう昇華していくのでしょうか?
「あの…!すいません」
彼女はその人に声をかけた
「…はい?」
その人は突然言われたのでちょっと驚いている
「貴女、可愛いですね。なんて名前ですか?」
これは新手のナンパか?彼女はそう思ったがあえて言う
「私は土室華奈と言いますよ」
土…メイはすぐにわかった
これは精霊だ。精霊は火や土と言ったものは苗字につける
「土室華奈さん…良い名前ですね。横、いいですか?」
「はい」
どこか嫌がってないだろうか。しかし嫌がってないので座る
「私川人メイって言います。仙人なんですよ」
「仙人?あの仙人ですか。私は精霊です」
やはりそうだった。メイのイメージ通りだった
「仙人さんがどうしてここに?」
「いやー、街の内科に行こうと思ったら定休日で仕方なくここへ来たんですよ」
あっはっは~なんて笑うメイ
「そうですか。私は病気で入院してます」
「病気?どんな病気ですか?」
それを言うと華奈はすっと立ち上がる
「ごめんなさい。これ以上は言えないです。では」
「あ!待って!」
メイに言われると華奈は後ろを向く
「なんですか?」
「もしよかったら…私貴女ともっと喋りたい!」
メイはスマホを取り出して言う
「…もしかしてアプリ交換ですか?」
「うん…!」
華奈は面白い人だ。と思って笑顔になる
「わかりました。ただ消灯時間は21時なので」
「ありがとうございます」
こうして会話を続けることになった2人だった
~
「ふう~!凄い可愛い子と会話アプリを交換しちゃった!」
用事を追えて外に出るメイ
メイはもう一度この大型病院の大きさを見る
「ふ…もう風邪なんかひかないし華奈さんって人と会えたからそれでいいわ」
大型病院の隣の駐輪場を見る
「さ。風邪治して早く仙人としての修行でもしよーっと」
メイは自転車でここまで来た。後は自宅に帰るだけだ
~
「…」
ここは病室。精神病棟の一室である
精神病棟とは開放病棟と閉鎖病棟があることは多い
華奈はその閉鎖病棟にいる。理由はある。華奈は結構重い精神疾患がある
「あの人…私をどうするつもりなんだろ…まさか…私を狙って…?」
不安と不穏がよぎる華奈の心。閉鎖病棟の中で華奈はいた
とは言えどある程度の時間なら外に出て良いとは言う。ただし病院から出てはいけないが
「う…ううん。メイさん、私をとても優しい目で見てくれたわ。絶対違う。悪人なんかじゃない」
きれいな病室でベッドの上でぶんぶんと顔をふった
「あ…ああ…」
急に思い出された記憶。幻聴と幻覚が見えて聞こえた
「く…来るな!あっち行け!私はもうこんな人じゃないのよ!」
…重い統合失調症。彼女はそうであった
続く
ここまで読んでくれてありがとうございます!
…統合失調症とは主に幻覚や幻聴、そして妄想で頭が梅付くされます
この精神疾患には軽いも重いもありません




