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亡人  作者: 真宵人
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Episode2 秘密主義者

4月1日 俺は朝からあの胡散臭い亡き人探偵事務所の探偵らしき人から貰った資料を観察していた。

指名手配書みたいに紙の4分の3ぐらいに怪物らしき絵が描かれていて、その下に濃い青色のペイントがされている。

そして、その青色ペイントの中にAと書いてあった。

ここで謎なのがこのペイントと中に書いてあるアルファベットが資料ごとに違うということだ。

ペイントの色は黒、白、黄色、赤、青、紫の全6種であり、アルファベットに関しては書いてあるものと、書いてないものがある。

アルファベットはE、D、C、B、A、Sのこちらも6種類だった。


全体的に黒いペイントがされているものが多い印象だった。


あと1つ、ヤブ探偵から


「お前今金はいくら出せる?」


と言う下心を一切隠す気のないメールが届いたので、


「自分の生活費用にほとんど回しているのでスズメの涙程しか出せません。」


と答えた。

そしたら案の定、

その後返事が来ることは無かった。

空気でも読んだのだろうか…

奴に限ってそんな事は無いだろうと結論付けた。



昨日と同様12時頃に亡き人探偵事務所へ到着した。

インターホンを押すと勝手に扉が開いた。

顔認証でもしていたのだと思う。

昨日は開かなかったのを考えると妥当な考えだと思う。


「やぁ、竜也くん。」


亡さんはソファーで横になりながら話しかけてきた。

昨日より明らかに気だるげそうだった。


「俺一応客の立場なんですが、そんな態度で良いんですか?」

「あ?別に何も問題ないだろ。お前が公言しなければ」

「はぁ…」

「それで昨日の資料にお前の言っていた冥異は居たか?」

「冥異?なんですかそれは…」


俺は疑問になって問いかけた。


「黙れ。俺の質問にまず答えろ。冥異は」

「急に言葉強いし酷くないですか?!」

「黙れ。とっとと質問に答えろ!」


明らかに理不尽なのだが、仕方ないので例の資料に載っていたあの目玉ミイラのページを見せた。


「俺が夢で見たのはこんな感じの奴です。」

「…よし分かった。じゃぁまた明日夜の9時にここに来い。」

「夜の9時?!じゃなくてまだ聞きたい事があるんですけど…」

「なんだ?」


俺はこの謎のペイントと中のアルファベットについて聞いてみた。


「俺が知るわけねぇだろんなもん」

「は???」

「おら帰れ!っとそうそう。お前親戚には感謝伝えとけよ。長旅になるからな」

「えっ?長旅?しかもなんで親戚のことを…」


俺は強制的に追い出された。

親戚の事は一度も伝えてなかったはずだ。

では何故彼は知っていたのか?

監視…

それとも探偵事務所だから調査の方が正しいか。


もし俺が見られているのだとしたらあの人は相当ヤバい人だし、俺も下手に変な行動出来ないな…


その夜、亡き人探偵事務所からメールで

「3日分ぐらいの着替えと食料を持ってこい。

後はナイフとかあると良いぞ。」

と送られてきた。


「はぁ?ナイフって、それに3日分の服と食料???」


思わず声に出てしまった…

それにしても3日分って俺生きてるか怪しい気がするんだが?

まさか本当に長旅を?

でも俺はしっかり全て話していたから知っているはず…


俺は念のためメールを送る事にした。

確認のため


「すいません。確証はないのですが、俺は多分4月4日には死んでいる可能性があると思うんですが…」


コクコクと時計の音だけが聞こえた。

結論から言うとあの後何も返信はこなかった。

今日は親戚はいない日なのでとりあえず言われたら通りに用意をしてみることにした。


今後の事を考えて色々買い溜めたり非常食を買い溜めてて助かった。


「明日は非常食を買いなおさないとだな」


まだ何をするのかすら知らないが、こう言われたなら仕方ない。


「まぁ、安心しろ。この件なら依頼は引き受けよう。俺が絶対お前を助けてやる。」


結局明日夜中の9時にいく理由もわかんなかったし、この大量の物質を何に使うのかすら分からなかった。


俺は考えても仕方がないと割り切り、寝る事にした。







親戚に感謝を伝えた後に…

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