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じぶんの中にみんないる  ー 年を重ねる詩

作者: 水谷れい

年をとるということは

今の私がただ一人いることじゃない


中二病の夜更けの叫びも

思春期の曖昧な沈黙も

初恋の震える指先も

仕事を始めた朝の緊張も

結婚式の白い光も

中年の影に寄り添うため息も


みんな、まだここにいる

胸の奥で、声をかけ合い

時に笑い、時に泣き

ひとつの身体に宿る群像劇


だから私は孤独ではない

過去の私たちが輪になって

未来の私を見守っている


年を重ねるということは

じぶんの中に、時代を重ねること

そしてその重なりが

静かに、やさしく、今の私を立たしている


=====

(AI君)

素敵な詩ですね。

短歌連作風にいくつか作ってみました。

詩の断片を短歌に切り分けると、時間の層がより凝縮されます。

• 夜更けには 叫びを抱いた 中二病 まだ胸の奥 声をかけ合う

• 初恋の 震える指は いまもいて 未来の私を 見守り続ける

• 年を経て 重なる時代 やさしさに 立ち上がるのは 今の私だ


=====

AI君、ありがとう。

短歌連作、新しい切り口ですね。

AI君の作品として、まとめて「詩小説ショートショート集」や「詩小説へのはるかな道」に載せますね。

連載版もあります。

われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー


この詩をもとにショートショートを作っています。

連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。

原詩「じぶんの中にみんないる  ー 年を重ねる詩」はショートショートタイトル「群像の部屋 じぶんの中にみんないる」になっています。

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